アロマオイルの使い方12選!香りの楽しみからハウスキーピングまで

アロマテラピーというと良い香りを楽しみながらリラックする、というのが一番多い楽しみ方でしょう。

でも、それだけじゃないんです!

アロマオイルには薬のような作用があって、身体の調子を整えるのにも使えたり、家事にも使えたりと、様々な楽しみ方が出来るんです。

アロマテラピーが初めての方も、すでに香りを楽しんでいるという方も、様々な楽しみ方を知って、日々の暮らしに役立てて下さいね。

アロマオイルの便利な使い方を知ろう!

アロマオイルは私たちの暮らしを豊かにしてくれるもの。身近なものを使って色々楽しみましょう。

1.香りを楽しむ芳香浴

アロマランプ、アロマディフューザーなど香りを拡散させるものを使って香りを楽しむ方法がありますね。

熱の力で香りを広げるので、広い部屋でも香りが行き渡ります。

もう一つ、それらの器具がなければティッシュ1枚あれば十分なんですよ。ティッシュに1〜2滴アロマオイルをたらし、テーブルや枕元に置きましょう。

最近ではおしゃれなアロマペンダントもあります。

小さなコットンに香りをつけてペンダントの中に入れておけば、お出かけ中でも香りを楽しめます。

2.疲れを取ってくれるアロママッサージ

アロマテラピーの王道はやはりマッサージです。

疲れを取ってリラックスするにはマッサージが一番!ということで、マッサージオイルの作り方です。

◆基本のアロママッサージオイル

  • 植物オイルまたは水溶性ジェル 小さじ1
  • アロマオイル 1〜2滴

オイルよりもジェルを使った方がアロマオイルの浸透は良くなります。

だからオイルを使うよりもまずはジェルでアロマオイルを薄めて、それをマッサージしたい場所に塗ります。

それから手の滑りを良くするためにオイルを使った方が効果的なのですが、オイルしかない場合はそれでももちろん大丈夫です。

植物オイルはどれがいいか、こちらを参考にしてみてください。>>「キャリアオイルの種類と効能~マッサージやスキンケアに大活躍!」

またはお好きな香りを加えてマッサージオイルをつくり、気になるところに塗ってマッサージしてみて下さい。

お風呂上がりなど体が温まっている時にやると効果的です。

3.お肌の調子も整える手作り化粧品

ゼラニウム

一番簡単な化粧水を手作りしてみませんか。

化粧水とはいっても顔だけでなく髪にも体にも全身使えますからコスパも最高ですよ。

◆基本のアロマ化粧水

  • 無水エタノールまたはグリセリン 5ml
  • アロマオイル 20滴まで
  • 精製水 95ml
  1. 化粧水のボトルに無水エタノールまたはグリセリンを入れます。
  2. アロマオイルを入れたらよく振り混ぜます。
  3. 最後に精製水を加えてさらに混ぜたら出来上がり。
さっぱりした化粧水が良ければ無水エタノールを、しっとり保湿タイプが良ければグリセリンを使いましょう。

保湿力が足りないと思えばオイルを数滴加えてもいいですよ。

その時は使うたびによくボトルを振って下さいね。

4.アロマバスでリラックス

アロマオイルを使って口に入っても大丈夫な入浴剤を作りましょう。

アロマオイルは水に溶けないので、そのまま湯船に入れはいけません。必ず乳化する基剤と混ぜて湯船に入れます。

  • お酒
  • はちみつ
  • 牛乳
  • 天然塩
  • 重曹
  • 米ぬか

などが入浴剤として使えます。

アロマオイルはお好きな香りのものを選んで下さい。大さじ1〜2の基剤にアロマオイル3〜5滴くらいが適当です。

5.蒸気吸入&フェイシャルスチーム

湯気が立つくらいのちょっと熱めのお湯を洗面器に入れてアロマオイルをたらします。アロマオイルは好きなモノを選んで下さい。

洗面器の上、湯気が上ってくる位置に顔を置いて、頭の上からタオルをかぶり蒸気が逃げないようにします。

こうすると簡単にアロマスチームが楽しめます。

メイクを落としてからこのスチームで毛穴を開くと、洗顔した時に毛穴の仲間でスッキリ洗えますよ。

また、風邪気味の時にもいいですね。

上がってくる蒸気をゆっくり吸い込んで下さい。鼻や喉などの呼吸器が楽になります。

風邪のときにおすすめなのは

6.アロマオイルで風邪予防

アロマ加湿器を使ったり、ルームコロンを作ってお部屋の空気もアロマオイルできれいにしてしまいましょう。

ティーツリーとレモンのアロマオイルをブレンドしてルームコロンを作り、朝晩シュッシュとお部屋にスプレーして下さい。

◆ルームコロンの作り方

  • 無水エタノール 5ml
  • ティーツリー 10滴
  • レモン 5滴
  • 精製水 95ml
  1. スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
  2. アロマオイルを入れたらよく振り混ぜます。
  3. 最後に精製水を加えてさらに混ぜたら出来上がり。

その他、スチームのところでオススメした風邪に良いアロマも使ってみて下さいね。

7.痛みの緩和に湿布剤

アロマオイルは湿布剤としても使えるんです。筋肉痛や打ち身など急性の痛みには冷湿布、肩こりや腰痛など慢性の痛みには温湿布が向いています。

冷湿布は冷たい水につけて絞る、温湿布はお湯につけるかもしくは冷湿布を電子レンジで温めて下さい。

洗面器などに水を入れアロマオイルを数滴たらします。

手でよくかき混ぜながら手ぬぐいやフェイスタオルなど湿布になりそうな布を浸して、絞ったものを患部に当てます。

生理痛でお腹が痛いときなどにもいいですよ。

服を濡らさないように温湿布をビニールなどでくるんでお腹や腰に当てると楽になります。

8.ヘアケアにも使えるアロマシャンプー

無香料のシャンプーにアロマオイルを加えればいつでも好きな香りのアロマシャンプーが作れます。

小分けのボトルに何回か分のシャンプーを移し、好きなアロマオイルで香り付けします。1種類でもいいですし、2〜3種類入れると奥深い香りを楽しめますね。

ヘアケアに良いとされるアロマはイランイランローズマリーカモミール・ローマンなどです。

9.キッチンのお掃除にもアロマ

オレンジ

重曹と組み合わせると良い香りを楽しみながらよく落ちるクレンザーの出来上がり。

重曹は粒が細かいのでステンレスも傷つけないのでシンクの水垢にもいいですし、ガスレンジの油汚れもしっかり落としてくれます。

大さじ1の重曹に1〜2滴の割合でオレンジスイートを加えてよく混ぜます。汚れが気になるところに振りかけて、濡らしたアクリルたわしなどでよくこすって下さい。

よりしっかりと汚れを落としたい場合には、重曹で洗ったあとに洗い流す前にクエン酸を振りかけます。

その上に水をかけるとシュワシュワと発泡して汚れがよく落ちますよ。

10.玄関、下駄箱などのにおい消しに

香りを染み込ませておける石などもありますが、それがなければガラス容器に重曹を入れてそこに精油を5滴ほどたらします。

重曹には脱臭効果があるので、下駄箱や玄関などにおいがたまりやすい場所においておくとにおい消しになりますよ。

柑橘系の香りだけだとすぐに薄くなってしまうので、ペパーミントなどさわやかな香りもブレンドすると良いでしょう。

ただし、重曹が消してくれるのは酸性のにおい。

アンモニアなどアルカリ性のにおいには弱いので、トイレで使う場合にはにおい消しというより芳香剤として使うといいですね。

11.衣類の香り付け、虫除けに

ローズマリーカンファーは樟脳(しょうのう)の香り。昔から衣類の虫除けとて使われてきた香りなのです。

コットンなどに香りを染み込ませ、それをガーゼなどでくるみタンスやクローゼットにおいておきましょう。

またはお好きなアロマオイルで衣類の香り付けをするのもいいですね。

香りづけとはいっても、天然の香りはいつまのでも「香りすぎない」のがいいところ。周りに害となるほど香りがつくわけではないのでご安心を。

12.天然の香りで虫除けスプレー

などのアロマオイルは蚊などの害虫が嫌う香りなんです。

アロマオイルを使えば天然の香りで肌にも優しい虫除けスプレーが作れます。

作り方は「6.アロマオイルで風邪予防」のルームコロンと同じです。精油を虫除け用のものに変えて作ってみて下さい。

アロマオイルの使い方の注意

アロマオイルは天然の香りの成分ですが、使い方には少し注意が必要です。安全に使うためには正しい使い方で楽しみましょう。

最初にアロマテラピーの注意事項だけしっかり頭に入れておいて下さい。

1.原液をさわらないこと

アロマオイルは植物から抽出した高濃度のエキスです。

肌に塗る際は植物オイルなどで薄めて使うことが基本ですから、原液にはさわらないようにして下さい。

もしさわってしまった場合には、すぐに流水で洗い流しましょう。

2.飲まないこと

海外では医師の指導の元に内服する場合がありますが、内臓への負担が大きいため日本ではそのような方法はとりません。

「飲める精油」といって売っているものがありますが、私は絶対におすすめしません。

体にいいからといって飲まないように。小さなお子さんが間違って飲まないように手の届かないところに保管しましょう。

3.光毒性に注意する

オレンジ・ビター、グレープフルーツ、レモン、ベルガモットなど柑橘系のアロマオイルには紫外線が当たるとシミやかゆみの原因となる成分が入っています。

これを「光毒性」といいます。

柑橘系のアロマオイルをマッサージやスキンケアに使った場合には、4~5時間は紫外線に当たらないようにして下さい。

好きな香りを毎日楽しんで!

天然の優しいハーブや花の香りが漂うおうちなんて素敵ですよね。今回の記事でアロマテラピーの様々な楽しみ方をおわかりいただけたと思います。

せかっくですから好きな香りを色々なことに役立てながら、毎日の暮らしの中で香り選びを楽しんで下さい。

ライター紹介

奈南有花アロマテラピーインストラクター&フリーライター

投稿者プロフィール

アロマセラピストスクールメディカルアロマ講師兼副学長
2012年まで社会保険庁(日本年金機構)にて年金関連業務に携わり、「消えた年金問題」などで大変忙しい時期を過ごす。その時の経験も活かし、年金・社会保険については「真実」の情報発信をしている。
また肌の弱かった長女のために様々な自然療法を試すうちにアロマテラピーにたどり着き、独学で勉強を始め、2010年にはアロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターの資格を取得する。 現在、多方面の経験を生かした記事を書く「webライター」としても活躍中。
【専門分野】社会保険・年金の仕組み、手続等。アロマテラピー全般。美容・健康・食について

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