鼻水、鼻づまり、咳などの風邪の諸症状と花粉症の症状は似てますよね。どちらの症状も和らげてくれるアロマがユーカリ・ラディアタです。
ユーカリの精油は種類が色々あるのですが、作用がそれなりにありながら刺激が強くないので、私はユーカリ・ラディアタをいつも使っています。
ユーカリといえばコアラの餌ですが、この葉っぱが私たちの身体にとってもいい働きをしてくれるんです。
今年の花粉症は、アロマで乗り切りませんか?風邪っぽいなと感じた時にも使えるので、1本持っておくと便利な精油です。
花粉症に良いアロマはこちらでも紹介しています>>「花粉症対策にもアロマがいい~花粉症に効果的なアロマはこれ!」
目次
ユーカリ・ラディアタの効果効能
ユーカリというと、たとえばアロマテラピー検定などで勉強するのは「ユーカリ・グロブルス」という精油です。
こちらの方がメジャーかもしれないのですが、ユーカリ・ラディアタの方が断然香りがいい!と、個人的に思っているので、いつもラディアタの方をおすすめしています。
主成分の「1.8-シネオール(いちはちしねおーる)」という成分が花粉症や風邪の症状を和らげるのに役立つのですが、グロブルスはその含有量が多いので、若干刺激のある精油です。
それよりは、1.8-シネオールが少なめで、それでいて効果のあるラディアタの方がより安全に使えますし、香りもいいのでおすすめなのです。
精油のプロフィール
- 科名:フトモモ科
- 学名:Eucalyptus radiata
- 抽出部位:葉
- 抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 抗カタル作用:咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みなどを和らげる作用
- 去痰(きょたん)作用:痰を切る作用
- 抗ウィルス作用
- 抗菌作用
- 鎮咳(ちんがい)作用:咳を鎮める作用
- 免疫刺激作用
- 活力増強作用
- 神経緊張調整作用
適用例
- 流行性感冒
- 風邪
- 悪寒
- 副鼻腔炎
- 鼻炎
- 耳炎
- 呼吸器系疾患
- 気管支炎
- 痰の詰まる咳
- 免疫の不調
- 慢性疲労
心への作用
精神を集中させたい時、頭をクリアにしたい時に向いています。スッキリとした香りで気持ちもリフレッシュできますよ。
仕事中にちょっと疲れて頭をリセットしたい時などに嗅いでみてください。
身体への作用
鼻水、鼻づまり、咳などの風邪の諸症状はもちろん、花粉症の鼻づまりや喉のイガイガなど、風邪と似たような症状にも使えます。
特に冬から春にかけて大活躍するアロマです。冷却作用もあるので、熱っぽいと感じる時にも、早めに使うことで風邪の悪化を防げるでしょう。
ユーカリ・ラディアタの使い方・楽しみ方
鼻づまりやのどの痛みなど、呼吸器系のつらい症状を和らげるのに使っていきましょう。
吸入法
吸入法とは、単に香りを楽しむ芳香浴とは違い、もっと積極的に香りを体内に取込んでいこう、という精油の使い方です。
やり方は簡単。マグカップにお湯(80度くらい)を入れて、そこにユーカリ・ラディアタを2〜3滴たらします。
それを手に持つか、テーブルの上において、ゆっくりと香りを吸い込んでみてください。
鼻がつらければ鼻から、喉が痛い時は口から香りを吸い込んで、精油の成分を粘膜に浸透させるように。
目に刺激があると困るので、目を閉じてやってみてくださいね。
ユーカリの香りだけだとちょっときついなと感じたら、レモン精油を1滴加えるといいでしょう。
風邪予防ジェル
喉に違和感を感じたり、鼻がスースーしたり、ちょっと風邪っぽいかな、と感じたら早めに使うことでその症状を悪化させないようにしましょう。
私は風邪用のジェルを常備しているので、ちょっと疲れたな、風邪を引きそうだなと感じたらすぐに使うようにしています。
<作り方>
- 水溶性ジェル 小さじ1
- ユーカリ・ラディアタ 1滴
- ラヴィンツァラ 1滴
割合はこんな感じで、クリーム容器にまとめて作っています。ジェルを大さじ1にしたら、精油も滴数を3倍にします。
風邪っぽいなと思ったら、これを喉(首)や胸元にたっぷり塗って浸透させます。特にのどの辺りに1日数回塗ると、風邪がひどくならないですね。
本格的に風邪を引いてしまってから塗っても治りませんので、本当の引き始めに予防的に使っています。
精油は薬ではありませんんで、風邪を「治す」ことは出来ません。
でも症状を和らげることは出来るので、鼻づまりの時は小鼻の横に塗るとか、咳が出る時は喉に塗る、ということもしています。
花粉症にも使えるジェルなので、1つ作っておくと便利ですよ。