アーモンドミルクやココナッツミルクはだいぶ定着してきましたね。これらは「ミルク」とはいっても植物性。
ですから、牛乳を飲むとお腹がゆるくなってしまうという方でも安心して飲めるのです。
今回は、植物ミルクの中でも比較的新しい、ヘーゼルナッツミルクについてご紹介します。
まだまだ知名度は低いのですが、栄養価が高く美容や健康への意識が高い女性に是非飲んで頂きたいです。
目次
ヘーゼルナッツの栄養価
ナッツ類は種。いわば命の元ですから、栄養価が高いことはよく知られていますが、ヘーゼルナッツはその中でも特に栄養が豊富に含まれているのです。
オレイン酸が豊富
オレイン酸といえばオリーブオイルが有名ですが、ヘーゼルナッツにも豊富に含まれています。
オレイン酸は非常に酸化しにくい脂肪酸で、血中のコレステロールを減らしてくれることから、ダイエットにもよい脂肪酸だといわれています。
エイジングケアにビタミンE
女性に嬉しいのはこのビタミンEでしょう。
ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、細胞が酸化して傷つくのを防いでくれます。
年齢を重ねるごとに、私たちの体内には活性酸素が増えていきますが、それが細胞を酸化させる元。細胞が酸化するとシミやシワなど肌トラブルの原因になりますし、活性酸素はあらゆる病気の原因だとも言われているんです。
加齢だけでなく、ストレスや疲労でも活性酸素は増えていくので、美容や健康のために少しでも減らしたいですね。
ヘーゼルナッツミルクに含まれるビタミンEは身体を酸化から守ってくれるので、肌の若々しさを保ちたい人には是非飲んで欲しいのです。
ビタミンB12で貧血予防
ビタミンB12は葉酸とともに赤血球のヘモグロビンを作る重要な役割を持っていますが、動物性食品に含まれる栄養素なので、ベジタリアンなど野菜中心の食生活をしている人は不足しがちな栄養素です。
女性は貧血ぎみの方が多いので、鉄分とともに積極的に摂って欲しいです。
ビタミンB12が摂れる植物性食品は少ないので、飲み物から手軽に摂取できると嬉しいですね。
水溶性食物繊維でダイエット&便秘解消
ヘーゼルナッツは食物繊維も豊富ですが、そのミルクにも水溶性食物繊維がちゃんと含まれています。
水溶性食物繊維はお腹の中でゲル状になり、食べ物を包み込んで腸まで進みます。小腸での栄養の吸収を抑えることから、血糖値が急激に上がるのを防ぎます。
血糖値が急激に上がると、インスリンというホルモンがたくさん分泌され、血中の糖分をせっせとエネルギーに変えます。そして、余った糖分はすべて脂肪として蓄えられてしまうのです。
だから、太らないためには血糖値をあげないということがとても大事。水溶性食物繊維をとっておくと血糖値が上がりにくいので、太りにくくなるのです。
また、水溶性食物繊維は腸の中で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるのにも役立ちます。
便秘がちな人は積極的に摂りたい栄養素です。
ヘーゼルナッツミルクの作り方
ほんのりナッツの甘さを感じられる、とても飲みやすいミルクです。市販品はまだまだ少ないので、ヘーゼルナッツを使って自分で作ってしまいましょう。
時間さえあれば簡単に作れます。
ヘーゼルナッツミルクの材料
ヘーゼルナッツはおやつやおつまみで食べる塩の付いたものではなくて、無塩のヘーゼルナッツを用意します。
輸入食材店やインターネットで購入できます。最近ではナッツ専門店などもありますし、比較的手に入れやすいと思います。
- ヘーゼルナッツ 1カップ
- 水 2〜3カップ (濃いめが好きな人は2カップで)
これだけです。甘味が欲しいときは後から蜂蜜を入れるか、撹拌する時にデーツ(ナツメヤシ)を2〜3個入れてもいいでしょう。
デーツは女性に嬉しい栄養がたっぷりのドライフルーツです。こちらの記事も参考にしてください。
ヘーゼルナッツミルクを作る
- ヘーゼルナッツを一晩水に浸けます(分量外)。
- ヘーゼルナッツをつけていた水を捨て、軽く洗います。
- ミキサーにヘーゼルナッツと水を入れて1分ほど撹拌します。
- ガーゼや麻袋などを使って濾します。
これで出来上がりです。
濾した後のヘーゼルナッツの実は捨てないで、スムージーなどに入れて飲んでしまうといいですよ。
一晩水につけるという手間はあるものの、後はミキサーで撹拌して濾すだけなので作る方は簡単です。
是非手作りのヘーゼルナッツミルクの味を楽しんでみてください。
チョコレートのような味わいのヘーゼルナッツミルクを楽しんで!
ヘーゼルナッツはチョコレートの中に入っているプラリネによく使われています。ヘーゼルナッツミルクは、まさにプラリネのような香り。ほんのり甘くて、チョコレートのような風味のミルクです。
それでいてカロリー控えめ、美容や健康にもいいのですから、女性にとってこんなに嬉しい飲み物はありませんね。
植物性ミルクは今とても人気があるので、是非自分で作って飲んでみてください。