ペパーミントの香りはどなたでもご存知なのではないでしょうか。スッキリした香りでリフレッシュできますね。
でもペパーミントの効能はそれだけじゃないんです。痛みを和らげたり、時には吐き気も抑えたりと、なかなか使えるアロマなのです。
今回はペパーミントの効果効能についてご紹介します。
目次
ペパーミントの効果効能
ペパーミントは生命力旺盛なハーブで、うっかり地植えなどすると大変なことに。ものすごく繁殖します。
古代エジプトの時代から香料としても使われてきたハーブです。
精油のプロフィール
科名:シソ科
学名:Mentha piperita
抽出部位:全草
抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 鎮痛作用
- 麻酔作用
- 鎮掻痒(ちんそうよう)作用:かゆみを抑える作用
- 健胃作用
- 強壮刺激作用
- 冷却作用
適用例
- 頭痛
- 片頭痛
- 帯状疱疹
- めまい
- 消化不良
- 衰弱
- 神経痛
- 吐き気
- 乗り物酔い
- ニキビ
- 口臭
- 鼻炎
- 肩こり
- 腰痛
心への作用
ペパーミントは「冷やす」作用がある精油です。イライラしているとき、カッカしているときに心を静かに鎮めてくれます。
身体への作用
痛みを緩和する作用があるので、
- 筋肉痛
- 神経痛
- リウマチ
- 月経痛
- 頭痛
- 片頭痛
- 歯痛
などに有効です。
また、消化器系にもよい働きをしてくれるので、食中毒や胃けいれんなど急性の症状に効果的です。
ペパーミントの使い方・楽しみ方
ペパーミントは身体にも使えるし、家事にも使えてしまうのです。便利なペパーミントの使い方についてご紹介します。
やや刺激が強い精油なので、肌が弱い方は少し量を少なめに使うと良いでしょう。
肩こり用ジェルに
私がよく使うのは、肩こりや腰痛用のマッサージジェルですね。筋肉の痛みを和らげる働きを存分に発揮してくれます。香りもスーッとして気持ちがいいですしね。
<材料>
いつもは小さじ1でのレシピをご紹介していますが、ちょっと精油を多めに使いたいのでジェルの量を増やしています。
ウィンターグリーンはあんまり取り扱っているメーカーが多くないのですが、サロンパスと同じ成分で出来ている精油なので、肩こりがひどい人は1本持っていると便利ですよ。
これをすべて混ぜて肩や腰など痛みが気になるところに塗ってみてください。
胃痛や頭痛に
痛み止めの作用に優れたペパーミントは、身体のあらゆる痛みに役に立つんです。頭痛はバジルもおすすめですが、ミントの香りがお好きなら是非使ってみてください。
<材料>
- 水溶性ジェルまたは植物オイル 小さじ1
- ペパーミント精油 1滴
ジェルかオイルに精油を加えてよく混ぜ、頭痛がするならこめかみとか後頭部など痛いところに塗ってみてください。
お腹が痛い時には塗ってから優しくマッサージをするといいかもしれません。20〜30分位すると段々痛みが治まってくると思います。
もし消化不良ぎみのときには、ジンジャーやコリアンダーなどを1滴プラスしてみてください。
乗り物酔い、吐き気止めに
ミントの香りがお好きなら、吐き気止めにも有効です。ティッシュに1〜2滴たらして嗅いでみてください。
ただし、体調が悪い時には普段好きな香りでも心地よく感じないこともあるので注意してくださいね。
キッチンの抗菌スプレー
温かくなるとキッチンの生ゴミの臭いや排水口の臭いが気になったりしますよね。これは雑菌が繁殖するためです。
アロマの抗菌作用で臭いも撃退しましょう!
<材料>
- 無水エタノール 5ml
- ペパーミント精油 10滴
- ティーツリー精油 10滴
- 精製水 95ml
<作り方>
- スプレー容器に無水エタノールを入れます。
- そこに精油を加えてよく振り混ぜます。
- さらに精製水を加えてよく混ぜます。
精油は水に溶けないので、必ず無水エタノールで先に溶かしてから精製水を加えてください。
キッチンの掃除をした後にシンクにスプレーしてもいいですし、ちょっと臭いが気になる時には三角コーナーや排水口にスプレーしてみてください。
夏の入浴剤に
ペパーミントの冷却作用の秘密は「メントール」という成分です。メンソールともいいますが、これがスースーする成分で、入浴剤などにも入っていますね。
私は夏でも湯船に毎日入りますが、ペパーミントを使うと湯上がりがとてもさっぱりするのでおすすめですよ!
シャンプーやボディソープに入れるのもおすすめです。
<ペパーミントのバスソルト>
天然塩大さじ2〜3にペパーミントを3滴ほど加えてよく混ぜ、湯船に入れてみてください。スッキリした香りで気分もリフレッシュできます。
ただし、冬に使うと本当に寒くなるので要注意です。