バラは花の女王ですが、まさに女王にふさわしい香り。他のアロマとは1滴のパワーが全く違います。
ローズは女性のためのアロマといってもいいでしょう。スキンケアにも使えますし、ストレスを和らげたりホルモンバランスを整える働きもあるんです。
非常に高価なアロマですが、女性には1本持っていて欲しい!そんなローズの効果効能についてご紹介します。
目次
ローズの効果効能
観賞用のバラはたくさんの種類がありますが、精油を採るために使われるバラはブルガリアやモロッコなどで採れるダマスクローズという品種が主流です。
ローズには水蒸気蒸留法という方法で抽出する「ローズ・オットー」と、溶剤抽出法で採る「ローズ・アブソリュート」があります。
精油に溶け出す成分が若干違うため、同じバラを原料にしていたとしても、微妙に香りが違います。
ここではローズ・オットーについて説明します。
精油のプロフィール
- 科名:バラ科
- 学名:Rosa damascena
- 抽出部位:花
- 抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 収れん作用:肌の組織を引き締める作用
- 瘢痕形成(はんこんけいせい)作用:傷や肌の凸凹を治す作用
- 皮膚組織再生作用
- 強壮作用
- 催淫作用
- 抗菌作用
- 女性ホルモン調整作用
適用例
- しわ
- 酒さ
- 弛緩した皮膚
- ニキビ
- 生理不順
- ストレス
心への作用
疲れた心を癒し、自分を信じる力を取り戻させてくれる香りです。人生色々ありますが、自分に自信が持てなくなる時もあるでしょう。そんな時に是非使って欲しいアロマなのです。
身体への作用
女性ホルモンのバランスを整える働きがあるので、生理不順や生理痛など女性の不調全般に有効です。
肌への作用
ローズはスキンケアにとても役立つアロマ。特に年齢を感じ始めた肌のケアに有効です。
ローズの禁忌事項
女性ホルモンのバランスを整えるので、妊娠初期は使用を控えてください。
ローズの使い方・楽しみ方
ローズは高価なので1滴1滴を大事に使いたい。ローズを有効活用する方法をご紹介しますね。
ものすごく気持ちが疲れている時の芳香浴
単なるストレス(?)なら、ラベンダーやマンダリンなど、普段使いできるアロマで十分だと思うのですが、
- 孤独感
- 喪失感
- 失望感
など、心にぽっかりと穴が開いてしまったような感覚の時にローズは大活躍するのです。その心の隙間を埋めて、幸福感をもたらしてくれる香りです。
使う時は1滴で十分。ティッシュにたらしてゆっくり嗅いでみてください。
ホルモンバランスを整えたいとき
女性はストレスの影響を受けやすい!真面目で一生懸命な人ほどストレスで体調を崩しやすいものです。
ストレスなどで起こる生理不順など女性の不調を何とかしたい、という時にもローズは役に立ちます。
せっかくなので、他のアロマとはブレンドせずに、ローズだけでマッサージオイルを作りましょう。
ホホバオイルなど植物オイル小さじ1にローズ精油を1滴加えて、お腹などをマッサージしてみてください。リラックス効果も高いですし、女性ホルモンのバランスを整えて月経を正常化してくれるでしょう。
手作り化粧水に
使うたびに幸せな気分になれる、ゴージャスな香りの化粧水を作りましょう。
<材料>
- グリセリン 5ml
- ローズ精油 2滴
- ゼラニウム精油 8滴
- ローズウッド精油 10滴
- 精製水 95ml
<作り方>
- ボトルにグリセリンを入れます。
- 次に精油を加えて、よく振り混ぜます。
- 最後に精製水を加えてさらに混ぜます。
ローズは肌の組織を再生させる力があるので、年齢を感じ始めたお肌におすすめです。疲れた日にはお風呂上がりにローズの化粧水でローションパックをしてみてはいかがでしょうか。
フェイスクリーム・ハンドクリームにも
化粧水を作るのはちょっと面倒だなという人はクリームに混ぜて使ってみてください。フェイスクリームではもちろん、ハンドクリームにもおすすめです。
無香料のクリームにローズを加えれば、あというまに華やかな香りのクリームになります。もちろん、スキンケア効果もあるのでお肌を健やかに整えてくれますよ。
分量は、大さじ1に1滴加えてよく混ぜて使ってください。