ストレスを溜めやすい人、生理痛など女性の不調に悩まされている人に是非使って欲しいのがこのタラゴンです。
料理、特にフランス料理が好きな人は「エストラゴン」といった方が分かるかもしれません。
タラゴンのアロマの効能や便利な使い方についてご紹介します。
目次
タラゴンの効果効能
日本人にはあまり馴染みのないハーブかもしれませんが、タラゴンはフランスではエストラゴンとも呼ばれており、フランス料理には欠かせないハーブの一つです。
フランス産とロシア産が主流ですが、精油に使われるのはフランス産の方が多いようです。
フランスでは、香水にもよく使われる精油です。
精油のプロフィール
- 科名:キク科
- 学名:Artemisia dracunculus
- 抽出部位:全草
- 抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 鎮痙攣(ちんけいれん)作用:筋肉のこわばりなどを和らげる働き
- 抗ウィルス作用
- 健胃作用
- 食欲増進作用
- 駆風作用:ガスだまりを解消する働き
- 鎮痛作用
- 抗アレルギー作用
適用例
- 消化器系の痙攣
- 婦人科系の痙攣
- 筋肉の痙攣
- 痙攣性下痢
- 大腸炎
- 生理前の痛み
- 月経困難症
- 消化不良
- 鼓腸(ガスだまり)
- しゃっくり
- 筋肉の拘縮(こうしゅく)
- 空気嚥下症
- 痙攣性の咳
- アレルギー性喘息
- 胃炎
- つわり
- 嘔吐
- 乗り物酔い
心への作用
ほんのり甘味のあるハーブ調の香りは、心を元気にして前向きな気持ちにしてくれます。
ストレスを感じやすい人、ストレスを溜めやすい人におすすめの香りです。
身体への作用
特徴は大きく分けて2つ、お腹への働きと女性の不調に役立つというところですね。
特に痙攣性の痛みなどに有効なので、生理痛が強くて困っている人や、ストレスがたまると胃が痛くなるような人に是非使ってみて欲しいアロマです。
タラゴンの禁忌事項
主成分であるチャビコールメチルエーテルが肌に刺激がある場合があるので、敏感肌の人は注意が必要。
(ちなみに私は敏感肌ですが、特にトラブルが起きたことはありません)
また、妊娠中は使用を避けてください。
タラゴンの使い方・楽しみ方
タラゴンはあまりメジャーなアロマではないのですが、女性にはとても役に立つアロマです。
特にこのストレス社会で頑張る女性には1本持っておいて欲しいなと思います。
生理痛が重い人に
生理痛が重かったり、PMSなど生理前になるとお腹が痛くなる人にもタラゴンはおすすめです。マッサージオイルを作ってみましょう。
<材料>
- ホホバオイル 小さじ1
- タラゴン精油 1滴
- クラリセージ精油 1滴
これを混ぜてお腹や腰に塗ってみてください。カイロなどがあればそれを使って温めるのもいいですね。
徐々に痛みが和らいでくると思います。
お腹にガスがたまって辛いとき
女性はガスだまりに悩まされている人も多いですね。そんな時こそタラゴンの出番です。
<材料>
- ホホバオイル 小さじ1
- タラゴン精油 1滴
- コリアンダー精油 1滴
これを混ぜて、お腹に塗ってマッサージをしましょう。
冷え性の人はコリアンダーの代わりにジンジャーやペッパーでもいいでしょう。もしくは、タラゴン2滴でもOKです。
ストレスで心が疲れているとき
ストレスがたまりすぎると自律神経のバランスが乱れ、眠いのに寝付けなかったり、肌の調子が悪くなってきたりと、いいことは一つもありません。
そんな時にタラゴンの香りで心を癒してください。
タラゴンには自律神経のバランスを取る働きがあります。リラックスしたい時に、ラベンダーのような鎮静作用(心を落ち着かせる働き)があるアロマもいいのですが、タラゴンのように自律神経に働きかけるアロマもとても有効です。
使い方は簡単。ティッシュに1〜2滴たらして枕元に置いてください。
寝る前にゆっくりと深呼吸をしてみましょう。タラゴンの香りを楽しみながら良い眠りにつけると思います。
肩こりなど筋肉の痛みにも
タラゴンには筋肉の痙攣を抑える働きがあるので、肩こりや筋肉痛など身体の痛みを鎮めるにもとても役に立ちます。
<タラゴンのアロマバス>
- 天然塩 大さじ2〜3
- タラゴン精油 3滴
- レモングラス精油 2滴
これをよく混ぜて、お風呂に入れてアロマバスを楽しんでみてください。
ストレス社会で戦うあなたへ
今の女性はみんな頑張り過ぎなのではないかと思っています。
頑張ることはいいことだし、仕事はもちろんきちんとこなさないといけないのですが、気持ちが疲れていてはよいパフォーマンスにつながりません。
ストレスを自分で上手に解消して、気持ちも身体もベストの状態に保つことも大事だと思います。
疲れすぎると疲れていることも自覚できなくなってきますから、そうなる前にアロマを使って上手にストレス解消をして欲しいです。