医療保険を検討する際に、「入院日数は何日がいいのかを決めるのは難しい」と言う人がいるかもしれません。そこで、入院日数が何日あれば安心なのかをデータを基に解説してみたいと思います。
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平均入院日数は短くなってきている
まず知っておくべきことは、平均入院日数は短くなってきていると言うことです。治療に要する時間は病気やケガの状態によって異なりますが、それでもいるよう技術の進歩などによって平均入院日数は短くなっています。
平均入院日数は32.8日
厚生労働省の「患者調査」によると、患者の平均入院日数は32.8日となっており、病気別に見ると、一番長いもので「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」が561.1日、続いて「血管性及び詳細不明の認知症」が359.2日、「アルツハイマー病」が236.3日となっています。
生命保険文化センターさんのホームページより画像引用
平成2年の「44.9日」から比べると、21年で12.1日も短くなっていることが言えます。
長期入院には公的医療保険制度で対応可能!
上のデータを見ると、長期の入院が予想される病気も心配になりますが、健康保険の適用される入院治療であれば高額療養費制度が利用できます。長期入院で経済的な不安があったとしても、高額療養費制度が利用できれば1ヶ月約8万円ほどの支出で抑えることができます。
また、会社員であれば連続で3日間以上給食した場合に、傷病手当金を最長で1年6ヶ月の期間受け取ることができます。標準報酬日額の2/3の金額を受け取ることができます。
医療保険の入院日数は60日型で足りる
平均入院日数が短くなってきていることや公的医療保険制度もしっかりしていることから考えると、医療保険の入院日数は60日型で十分ではないでしょうか。
それでも心配なら120日型の医療保険を検討
それでも長期の入院が心配な場合は、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「新健康のお守り」や三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険A(エース)」などで120日型を選ぶこともできます。
また、「がん・心筋梗塞・脳卒中」の所定の状態になったときには入院日数が無制限になるオリックス生命「新キュア」なども検討してみるといいでしょう。
とは言え、保障内容や入院日数を手厚くすると保険料は高くなるのは当たり前のことですから、まずは「自分には何が準備してあって、何が足りないのか」を確認してみるところから始めてみましょう。
公的医療保険制度、預貯金などの自助努力、家族の助け、人それぞれ環境は違いますので、週末の時間のあるときにでもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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保険加入を検討する場合、複数の保険を比較検討することが最良の手段です。そこで、まずは「資料請求」、そしてその資料を持って「保険相談」へと進むことが一番の自分に合った保険に出会える近道です。