医療保険の広告には例として入院日額5,000円や10,000円と書かれているものがほとんどで、保険会社のパンフレットにもほとんどがこの2パターンでの説明となっています。
あなたは医療保険を選ぶとき、無意識のうちにこの2パターンから選んでいませんか?
目次
なぜ保険会社のパンフレットは2パターンしかないのか?
「なぜ保険会社のパンフレットには入院日額5,000円と10,000円しかないのか?」
この疑問を持った人はもしかしたら少ないかもしれません。しかし、考えてみてください。どうしてこの2パターンしかないのでしょうか?
「サラリーマンは・・・自営業は・・・」と言うセールストーク
昔から医療保険や医療特約の入院日額はいくら必要かと言う話題になったとき、「サラリーマンなら5,000円、自営業なら10,000円は必要でしょう。」と言うセールストークが使われてきました。
実はこのセールストークには特に確固たる理由はありません。サラリーマンと言っても人それぞれ業種が違えば収入も違いますから、一概に「入院日額は5,000円」と言うのも無理があります。ただ、自営業者の場合働けなくなったら収入減に直結しますので、1ヶ月入院で休んだらそれだけお金が受け取れますから(10,000円×30日=30万円)、これを基準に傷病手当金などを差し引いて「サラリーマンは5,000円でいい」と言う結論に達したと言う説があります。
切りがいい、わかりやすい
単純に入院日額5,000円の保険料は入院日額10,000円の保険料の半分になります(※特約等は除く)。1パターンだけを提案されるよりも2パターン、しかも保険料は半分か倍か、このシンプルな選択なら選びやすいと思いませんか?
医療保険の入院日額は2パターン以外も契約できる!
保険会社のパンフレットには入院日額5,000円と10,000円の2パターンしか書いていないですが、医療保険を検討している人の誰もがこの2パターンに当てはまるかと言えばそうではないですよね。
20,000円が必要な人もいれば3,000円で十分足りると言う人もいます。そんな人はどうすればいいのでしょうか?
実は医療保険の入院日額は1,000円刻みで設定が可能!
知ってましたか?医療保険の入院日額は1,000円刻みで設定が可能なんです。5,000円や10,000円以外にも7,000円や13,000円など自分の希望に合わせて設定ができるんです。
保険料はどのように変化するのか、オリックス生命の終身医療保険「新キュア」で30歳男性、終身払込(月払い)、特約なしと言う条件で見てみましょう。
入院日額3,000円
保険料:798円
入院日額4,000円
保険料:1,064円
入院日額5,000円
保険料:1,330円
入院日額6,000円
保険料:1,596円
入院日額7,000円
保険料:1,862円
入院日額8,000円
保険料:2,128円
入院日額9,000円
保険料:2,394円
入院日額10,000円
入院日額:2,660円
※以下省略します
入院日額15,000円
保険料:3,990円
入院日額20,000円
保険料:5,320円
どうですか?予算に見合うものがこの中から見つかるかもしれませんね。このように、医療保険は基本的にどこの保険会社も1,000円刻みで入院日額を設定することができるんです。ただし、最低保険料や最低入院日額などの条件はありますので、詳細は保険会社に確認してみましょう。
大切なのは自分にいくら必要なのかを把握すること
ここまで医療保険の入院日額の設定の「事実」についてお知らせしてきましたが、大切なのは自分の必要保障額を見極めることです。それは、傷病手当金や高額療養費制度などを考慮したり、自身の収入や支出などで万が一の際にはどれくらいのお金が必要になるのかを計算して入院日額を設定することが必要です。
そして最後に予算に合わせて決定します。最初に予算ありきで考えてしまうと、本当に必要な金額が見えなくなってしまいますので注意しましょう。
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