専門用語は難しいものですが、特に保険の専門用語は難しいと言われています。そこでここでは「医療保険の基本的な専門用語」をなるべくわかりやすく解説していきます。
まだまだ専門用語はたくさんありますが、まずはここからスタートしましょう。
目次
医療保険の専門用語の基礎知識
保険の専門用語って難しいですよね?まずは保険証券に記載されている専門用語について解説します。
保険証券(ホケンショウケン)
保険契約の給付金額や保険期間などの契約内容を具体的に記載しているもので、契約締結後に契約者住所に送付されます。
主契約(シュケイヤク)
普通保険約款に記載されている契約内容のことを言います。「木」で例えて言うなら「幹」の部分になります。「終身医療保険」「がん保険」などの名称がこれにあたります。
特約(トクヤク)
シュケイヤクの保障内容をさらに充実させるためや、保険料の払込方法など、普通約款と異なる「特別な約束」を目的として主契約に付加するものを言います。「木」で例えて言うなら「枝や葉」の部分になります。「先進医療特約」「通院特約」などがこれにあたります。
保険契約者(ホケンケイヤクシャ)
保険会社と保険契約を結び、契約内容変更請求権や保険料の支払い義務など、契約上発生するいろいろな権利や義務を持つ人のことを言います。
被保険者(ヒホケンシャ)
保険の対象とされる人のことを言います。医療保険の場合は給付金の請求ができる人は被保険者です。
給付金・保険金(キュウフキン・ホケンキン)
被保険者に約款の定める支払事由(入院や手術など)が発生したときに支払われるお金を言います。
受取人(ウケトリニン)
給付金や保険金を受け取ることができる人を言います。
保険料(ホケンリョウ)
医療保険の対価として保険会社に払い込むお金を言います。月払い、半年払い、年払い、一時払いなどの方法で支払います。
契約日(ケイヤクビ)
通常は保険契約の際の責任開始日を言います。保険期間や契約年齢などで計算基準日は異なり、また保険料の払込方法によっては契約日と責任開始日が異なる場合もあります。
契約応当日(ケイヤクオウトウビ)
契約後の保険期間中にむかえる毎年の契約日に対応する日のことを言います。2015年9月1日が契約日とすると、その後の毎年9月1日が契約応当日と言うことになります。
契約年齢(ケイヤクネンレイ)
契約日における被保険者の年齢を言います。契約年齢には「満年齢」と「保険年齢」とがあり、国内大手保険会社以外のほとんどが「満年齢」による保険料の計算となります。
保険期間(ホケンキカン)
保険契約において保障がされる期間を言います。終身医療保険の場合、保険期間は「一生涯」となります。
保険料払込期間(ホケンリョウハライコミキカン)
保険料を支払う期間のことを言います。「60歳払込」や「10年払込」、「終身払込」などがあります。終身払込の場合は一生涯支払うと言うことになります。
その他の基本的な専門用語
ここでは契約上出てくる基本的な専門用語について解説します。
告知(コクチ)
申込み手続きや復活手続きの際に、保険契約者と被保険者から過去の傷病歴や現在の健康状態、身体の障害状態、職業などについて保険会社が求める情報を言います。告知内容に虚偽の内容があった場合には保険契約が取り消しになる場合があります。
また、告知内容によっては保険に加入することができなかったり(謝絶)、特別条件つきの契約となる場合があります。
失効(シッコウ)
保険料の支払いが滞り、猶予期間を過ぎても保険料の払込がなく、保険契約の効力が失われることをいいます。
また、一定期間内であれば復活手続きにより保険の効力を戻すこともできます。
解約返戻金(カイヤクヘンレイキン)
解約払戻金とも言います。保険契約を解約したときなどの場合に、保険契約者に払い戻されるお金のことを言います。
「掛け捨てタイプ」の保険には解約返戻金はありません。
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