梅雨の時期など天気が悪い日が続くと洗濯物を外に干せませんし、花粉が飛ぶ季節も部屋干しすることが多くなると思います。
なかなか乾かないし、嫌な臭いもして困ります。
そんな時、洗濯物の部屋干しの臭いを防ぐための方法や便利なグッズをご紹介します。
目次
洗濯物を部屋干しすると臭いがする原因
部屋干しの嫌な臭いの原因は、ずばり雑菌です。雑菌は香りの良い洗剤や柔軟剤を使っても消えません。
洗濯で表面的な汚れは落ちても、
- 皮脂
- タンパク質
などの身体の汚れが繊維の奥に残っていると、それが原因で雑菌が繁殖し、生乾きの雑巾のような臭いがしてしまうのです。
部屋干しの臭いを防ぐための7つの対策
原因が雑菌の繁殖だということは、菌をしっかり落とし、増えないようにすればいいということです。そのために出来る対策を7つご紹介します。
1.お風呂の残り湯は使わない
水道代節約のためにお風呂の残り湯でお洗濯をしている人もいると思います。でも部屋干しの時はやめておきましょう。
お風呂の残り湯には皮脂など肌の汚れがたくさん入っています。そのお湯で洗濯をするとどうしても雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
外干しで殺菌できる時はいいですが、部屋干しをしたいと時は水道水で洗うようにしてください。
どうしても残り湯を使いたい時は洗う時だけにして、すすぎは水道水にしましょう。
2.漂白剤を使いすすぎを念入りにする
粉石鹸は水の温度によっては溶けにくいので、繊維の奥に残ってしまう可能性があります。
臭いが気になる時は抗菌作用のある液体洗剤を使い、漂白剤も一緒に使いましょう。
今は漂白剤入りの液体洗剤もありますし、におい防止効果のあるモノを使うといいですね。
そしてすすぎも念入りに。せっかく落とした汚れが洗濯物に残らないように、数分長めにすすぎをするといいでしょう。
3.一度にたくさん洗濯しない
週末にまとめて洗濯をするから出来れば一度で済ませたい、と洗濯機にぎゅうぎゅうに洗濯物を詰め込んでいないでしょうか。
そうすると洗濯機の中で洗濯物がうまくまわらずに、洗いもすすぎも十分に出来ない可能性があります。
また、干す時も限られた場所にたくさんの洗濯物が並んでしまい、十分な間隔が取れずに乾きづらくなります。
それが雑菌を繁殖させやすくなるので、1度に洗う量は部屋の中でも洗濯物が密集しないくらいの量にしておきましょう。
4.洗い終わったらすぐに干す
せっかくしっかり洗っても、洗濯機に入れっ放しにしてたら菌が繁殖しやすくなりますし、洗濯槽にカビがつきやすくなります。
洗濯が終わったらすぐに干しましょう!
5.乾燥機能で少し乾燥させてから部屋干しする
もし洗濯機に乾燥機能がついているなら、すべて出なくても構わないので、少し乾燥をさせてから干すといいでしょう。
6.風通しのいい部屋に干す
洗濯物が目につくのがイヤだなと誰もいない締め切った部屋に干しておくと、空気の動きがないので乾きづらくなります。
部屋干しする時はお風呂場に干す人も多いと思うのですが、その時は浴室に湿気がこもらないように、湯船のお湯は抜いておきましょう。
7.洗濯機の洗浄をする
洗濯槽にカビがついているとそれが臭いの元にもなるので、いくら洗濯の仕方を工夫しても雑菌が繁殖してしまいます。
酸素系漂白剤(粉末)や重曹を使って、何も入れずに洗濯をします。漂白剤なら1/2袋くらい、重曹なら1カップを目安に入れてみてください。
最低でも月に一回くらいは洗濯槽の洗浄をしておきましょう。
部屋干しの臭いを予防する便利グッズ
洗濯の仕方や干し方を工夫するとともに、臭いを予防するためのグッズも使ってみましょう。
アルコールスプレー
アルコールスプレーを洗濯物に吹きかけてから干すだけで、あの部屋干しの臭いを予防できるんです。
市販のものもありますし、消毒用エタノールを自分で薄めて、スプレー容器などに入れて使うことも出来ます。
サーキュレータや扇風機を使う
洗濯物を干す場所がどうしても取れない、洗濯物同士が密着してしまうという場合は、扇風機などを使って風を送り込みましょう。
- 扇風機
- サーキュレータ
- 除湿器
などがいいですね。最近はコンパクトなものも売っているので、部屋の空気を循環させるためにも1つもっておくと便利です。
対策がわかれば部屋干しの臭いは消せる!
原因が雑菌だと分かれば、それが繁殖しないようにすればいいだけのことです。
部屋干しの臭いは、その臭い自体ももちろんイヤですし、臭いのついた衣類を着るのもイヤですよね。
1年中晴天の日が続くことはないので、雨の多い時期などはどうしても部屋干しになってしまいます。でも、菌を増やさない工夫をして臭いを予防し、快適に過ごしていきましょう。