記憶のハーブとして名高いローズマリー。アロマテラピーでもよく使われますが、お茶として飲んでもおいしいのです。
とてもスッキリした強い香りのするハーブですが、カモミールなどと比べると、お茶としてはちょっとマイナーかもしれないですね。
でもローズマリーの効能を知らないなんてもったいない。
そこで、ローズマリーのハーブティーの効能についてまとめてみました!
目次
ローズマリーのプロフィール
ローズマリーにはロズマリン酸というポリフェノールが流組まれており、強力な抗酸化作用があることから、若返りのハーブとして昔から親しまれてきました。
科学でその成分が分析されていなかった時代でも、その働きは美容に関心の高い女性たちには知られていたんですね。
肉の保存や殺菌を目的としても使われてきました。
ローズマリーの効能
ローズマリーといえば、やっぱり「頭」への効能が一番に浮かびますね。
脳を活性化する
ローズマリーは脳の血流を増やし、パフォーマンスが向上するといわれています。
- 仕事で集中力が途切れてしまった時
- 勉強を猛ひと頑張りしたい時
- 最近忘れっぽいなあと感じる時
など、脳を活性化させるためにローズマリーティーを飲んでみましょう。
βアミロイドが減少する
ローズマリー由来の物質であるカルノシン酸を経口投与すると脳のゴミと呼ばれるβアミロイドタンパク質の蓄積を抑えられることが東京工科大学の研究によってわかりました。
βアミロイドタンパク質は認知症の原因であるともいわれています。
脳のゴミをためないことで、認知症の予防が出来るのではと期待されているんです。
ローズマリー由来の物質は香りを嗅ぐだけではダメで、経口摂取が必要なんだそうです。ですから、ローズマリーをお茶として飲んだり、料理に取り入れるという方法が適しているんですね。
ストレスを緩和する働き
ローズマリーのスッキリとした香りは、森林浴をしているような感覚を味わえます。
ミントとは違うスッキリ感で、頭をクリアにしつつ、気分をリフレッシュさせてくれるんです。
血流を良くする働き
血流を良くする働きは、脳の活性化だけに役立つのではありません。もちろん、体中の血行が良くなります。
抜け毛対策としても良いといわれているのは、頭皮の血行を良くする働きがあるからなんですね。
収斂(しゅうれん)作用
ローズマリーには肌を引き締める収れん作用もあります。
ですからローズマリーティーは、飲むだけでなく化粧水として使う方法もあります。
ローズマリーの美味しい飲み方
ローズマリーは、ハーブを香りそのままのスッキリした味わいのお茶です。私は大好きです。
フレッシュローズマリーを使う方法
ティーポット1杯分の作り方です。うちのローズマリーの鉢植えから切ってきて、作ってみました。
- ローズマリー1本
- お湯を300ml
1本を2つに切ってポットに。お湯を注いで5分蒸らしてカップに注ぎましょう。
蒸らしている間はポットに蓋をしておきます。
↑こんな感じで、少し色がつきます。ローズマリーの香りそのもので、スッキリした味わい。
熱いハーブティーは頭をクリアにしてくれるので、私は大好きです。
あまり長く蒸らすと苦味が出るといいますが、このくらいの量ですと、10分以上蒸らしてもあまり苦味は感じませんでした。
そのままでも美味しいお茶ですが、もし飲みにくければ蜂蜜を加えてもいいと思います。
ドライローズマリーを使う方法
マグカップ1杯分の作り方です。
- ティースプーン1杯
- お湯を150〜200ml
1日3杯までにしておきましょう
ローズマリーは気分をリフレッシュさせ、脳を活性化させるお茶ですが、飲めば飲むほど健康になるというものでもありません。
何事も「適量」というものがあります。香りが強めのお茶なので、飲み過ぎる時分が悪くなることもあります。飲むのは1日3倍程度にしておきましょう。
ぜひ自家製ハーブティーで楽しんで欲しい!
ローズマリーはとても丈夫なハーブで、ほぼ放置状態でも元気に育ちます。
我が家にも鉢植えがありますが、冬なんてほとんど水もやらずにいますが、自然の雨で十分なのか、とりあえず数年枯れずに育っています。
使いたい時に使いたいだけ切ってお茶に出来るので、ぜひ自家製のローズマリーティーを試して欲しい!と思います。