友達など人を招いたときに、「いい匂いがする!」と喜んでもらえたら嬉しいですよね。そんなときに使えるおすすめのアロマや香りのアイテムをご紹介します。
芳香剤とは違う、天然の香りでワンランク上のおもてなしをしませんか。
目次
部屋別のおすすめアロマと香りの効果
アロマオイルには色々な香りのタイプがありますから、部屋によって適した香りが違います。それぞれの部屋に合わせた香りをご紹介しましょう。
アロマは1種類で使うよりも数種類ブレンドして使った方が香りが良くなります。おすすめのブレンドも合わせてお伝えしますね。
玄関には
玄関は匂いがこもりがちな場所。靴に染み込んだ汗などがどうしても臭いやすくなるところなので、さっぱりとしたさわやかな香りでお迎えしたいものです。
◆ブレンド1
- ローズマリー 2滴
- レモン 2滴
ローズマリーはハーブ調のスッキリとした香り。レモンと合わせることでさわやかなブレンドになります。
◆ブレンド1
- ランベダー 1滴
- オレンジスイート 3滴
ラベンダーはやや甘めの香りですが、天然の香りは芳香剤ほど強くはありません。それをオレンジとブレンドすることで柔らかい、軽めの香りになります。
リビングには
リビングは人が集まる場所。家族はもちろん、お友達を招いた時もまずはリビングにお通ししますよね。
ですから、リビングはなるべく万人受けする香りがおすすめです。
◆ブレンド1
- オレンジスイート 3滴
- ローズウッド 2滴
オレンジの香りが嫌い、という人は少ないのでどのアロマとも合わせやすい香りです。ほんのり甘くて、女性に人気のローズウッドと合わせます。
◆ブレンド2
- ユーカリラディアタ 2滴
- レモン 3滴
ユーカリは抗菌作用もあり、レモンと合わせることで空気清浄の役割を果たします。冬の風邪がはやる時期、人の集まる場所にはウィルスも増えますので、ユーカリで風邪予防も兼ねたブレンドにします。
◆ブレンド3
- マンダリン 3滴
- ゼラニウム 2滴
マンダリンはオレンジスイートよりもさらに柔らかい、みかんのような香りです。小さい子どもにも使えるやさしい香りです。
ほんのり甘味があり、リラックス効果もあるゼラニウムと合わせ、気持ちを和らげるような優しいブレンドです。
トイレには
トイレは出来るだけさわやかな香りを使いたいものです。
◆ブレンド1
- ペパーミント 2滴
- レモン 3滴
ペパーミントは皆さんご存知のスーッとしたミントの香り。トイレにはピッタリですよ。
◆ブレンド2
- ローズマリー 2滴
- グレープフルーツ 3滴
ローズマリーもスッキリとした香りでトイレにおすすめ。グレープフルーツと組み合わせることでさらにさわやかに。
キッチン周り
キッチンにはどうしても食べ物の匂いがたまりがちで、生活臭がしてしまう場所。ここから匂いが広がらないように、掃除をするときにもアロマを使うといいですよ。
シンクやゴミ入れの掃除をした後にアロマオイルを数滴たらしておくだけでいい香りが広がります。
◆ブレンド1
- ペパーミント 2滴
- オレンジスイート 2滴
ペパーミントの抗菌作用でイヤな匂いを寄せつけません。掃除の仕上げに使ってみてください。
◆ブレンド2
- ティーツリー 2滴
- グレープフルーツ 2滴
ティーツリーにも抗菌作用があり、キッチンの匂い消しにはピッタリです。
アロマテラピーの香りの楽しみ方
アロマオイルってどうやって使えばいいの?という方のために、香りを楽しむためのアイテムをご紹介しましょう。
アロマディフューザー
アロマディフューザーとは、超音波の振動で水とアロマオイルをミスト状にすることで香りを広げるものです。
火や熱を使わないのでアロマオイルそのものの香りを楽しむことが出来ます。加湿器を兼ねたものもあるので、冬の乾燥した時期などにおすすめです。
アロマランプ(アロマライト)
ディフューザーよりも簡単に香りを楽しむ方法として、アロマランプ(アロマライト)もおすすめです。
受け皿に水を少し入れ、そこにアロマオイルをたらします。電気で温めるタイプとロウソクを使うものとあります。どちらかというと電気の方が使いやすいですね。
アロマキャンドル
アロマキャンドルも人気の香りアイテムです。
キャンドルの火の揺らぎによるリラックス効果もありますし、おしゃれなキャンドルホルダーを使うと見た目も楽しむことが出来ますね。
リードディフューザー
リードディフューザーとは、細いスティック状の棒にアロマを染み込ませて香りを広げる方法です。
アルコールとアロマが混ざった液体にスティックをさしておくと、液体が上がってきて部屋中にいい香りが広がります。
スティックの本数などで香りを調整します。
アロマスプレー
アロマスプレーを1本作っておくと、気が向いたときにルームコロンのようにして使えます。
アロマオイルの種類を変えるだけで様々なスプレーを自分で作ることが出来るので、部屋ごとに作っておくのもおすすめです。
<基本のアロマスプレーの作り方>
- 無水エタノール 5ml
- 好みのアロマオイル 20滴まで
- 精製水 95ml
- スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
- そこに精油を入れてしっかり降り混ぜます。
- 最後に精製水を入れて蓋をし、さらによく混ぜてください。
分量はきっちり測らなくても、だいたいで大丈夫です。アロマオイルは水には溶けないので、最初に無水エタノールを入れて、溶かしてから水を入れます。
アロマスプレーはルームコロンとしてだけでなく、花粉症対策や虫除けにも使えます。もっと知りたい!という方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
ティッシュにたらして
特別な器具がなくてもアロマは楽しめます。ティッシュにアロマをたらしてテーブルにおいておくだけでも十分香りは広がります。
香りの広がりはディフューザーなどと比べるとやや弱いものの、香りがなくなったら捨てるだけなので、お手入れの必要がありません。
重曹と使う
玄関やトイレでアロマを楽しむときにオススメの重曹。容器は何でもいいのですが、小さめのガラスの容器などに重曹を大さじ2〜3くらい入れます。
そこにアロマをたらし、置いておくだけ。
トイレは、香りがなくなったらそのまま便器に撒いて、お掃除してしまえばいいのです。重曹は非常に粒子が細かいので、傷をつける心配もありません。
部屋の匂いをおしゃれにするおすすめの香りアイテム
部屋の匂いを変えるというと真っ先に思い浮かぶのが芳香剤ですが、香りが強すぎたり、好みもあるので、人によってはあまりいい匂いだとは感じないこともあります。
アロマテラピー以外にも香りのアイテムは色々ありますので、好みに合わせて使い分けてください。
石けんを置く
石けんは、思いのほか香りが広がるので、芳香剤としての役割も果たすのです。お気に入りの石けんを可愛らしいソープディッシュなどに乗せて置いておくと、インテリアとしても楽しめます。
香水を使う
アロマオイルよりも濃厚な香りですが、量を加減すれば香水もお部屋の匂いを消すアイテムになります。
ソファやラグなど布製品にやや離れたところから軽くスプレーするといいでしょう。
部屋をいい匂いにしたい時の注意
せっかくアロマを用意しても、部屋自体に生活臭が染み込んでしまっていたら台無し!いい匂いも持続しません。
そのために必要なことは、
- 換気をして部屋の空気を常にキレイにしておくこと
- 掃除をこまめにすること
- 水回り(特にキッチン)は常にキレイにしておくこと
いい香りはいい空気があってこそ感じられるものなのです。食べたもの匂いやほこりくささが染み付いてしまうと、いくらアロマを使ってもいい匂いだと感じられません。
帰宅したら15分くらい換気する、特に匂いがこもりがちなキッチンは洗い物などを放置せず、常にキレイな状態に保つようにしてください。