新しい生活は期待感でワクワクする反面、一人暮らしには様々な不安を抱いている人も少なくありません。
特に女性の一人暮らしは犯罪者にとって格好のターゲットになる危険性もあります。そこで賃貸マンションで安心して暮らせるように、一人暮らしで注意してほしいポイントや心構えについてまとめました。
物件選びから日常の防犯対策まで、女性が注意しなくてはいけないことはたくさんあるのです。
目次
引っ越し前の物件選び
これから一人暮らしを始めよう、と思っている方へ、女性の物件選びのポイントです。
侵入しにくい部屋
よく2階以上なら侵入されにくい、といいますが、たしかに1階よりは2階の方が安全です。
しかしそれで安心してはいけません。ベランダの周りに上りやすい排水パイプがあったり、物置の屋根、隣との塀の上などをつたって侵入するケースもあります。
部屋の周りに何もないのが理想。街路樹が近いのも危険です。
それらが届かない最上階なら安心かというと、屋上から降りてくるケースも。居住者以外が屋上まで入れないようにセキュリティがしっかりしているかどうかも確認してください。
ベランダが死角になっていないこと
2階以上でも、通りから見てベランダが死角になっていると不審者が侵入しやすくなります。建物を外から見て、自分の部屋がしっかり見える位置にあることが重要です。
また、ベランダも柵などで部屋が丸見えになっている方が安全。コンクリートや目隠しで見えなくなっていると、そこに誰かが潜んでいても気づかれにくいからです。
帰り道が明るいこと
部屋そのもの安全はもちろんのこと、最寄り駅からの経路も安全かどうかも確認しましょう。駅から近かったとしても、人気のないところだと心配です。
途中にコンビニなど、夜でも明るい場所があると安心です。
1ドア2ロックになっているか
鍵の防犯性も気になるところです。鍵の性能が心配な時は、サムターン回しを防止するグッズなども併用してピッキングを防ぎましょう。
オートロックとインターホン
訪問者を確認するために、オートロックの方が安心です。家賃の関係でオートロックが難しい場合は、せめてインターホンがついている物件を選びましょう。
管理人がいた方が安心
オートロックはないよりあった方がいいのですが、かといってそれで万全かというとそうでもないのです。
住人が入るときに、何気なく一緒に入ってくる泥棒もいますから、居住者以外の人がいたら気づくような管理人がいてくれると安心です。
常に気を抜かずに防犯対策を
オートロックやインターホンだけで安心してはいけません。自分の身は自分で守れるように、日頃から防犯対策をしっかりしていきましょう。
スマホを見ながら帰らない
最寄り駅に着いたら、家の中に入るまで、すでに防犯対策が始まっていると思ってください。
スマホをいじりながら歩いたり、音楽を聴きながら歩くのは危険です。また、飲み会などの後に酔っぱらったまま帰るのもダメ。酔いは冷ましてから帰りましょう。
鍵を閉めるまで気を抜かない!
最近増えている犯罪が、帰宅する女性の後をつけ、家に入るときに一緒に押し入るというものです。
まずは、鍵を開ける前に周囲を見回して、誰もいないことを確認してからドアを開けましょう。開ける時ものんびりしていないで、さっと開けてさっと入る!
そしてすぐに鍵を閉めてチェーンをかけます。ここまでが帰宅です。絶対気を抜かないように気をつけてください。
在宅中も常に施錠
少し暑くなってくると、窓を開けて過ごしたくなりますが、女性の一人暮らしにそれは危険です。
換気のために日中少し開けるくらいは構いませんが、短い時間にしてください。また、夜は絶対にダメです。
エアコン代がもったいないと窓を開けて寝たくなるかもしれませんが、絶対にNGです。
一人暮らしだとばれない工夫
よく、男性ものの下着を干しておくと一人暮らしだと思われない、なんていいますが、その作戦はもう古い。
下着や服が1〜2セットでは、一緒に住んでいないことはすぐにばれてしまいます。ですから、無駄に洗濯物を外に干さない、生活感を出さない方が誰が住んでいるのかわかりません。
- 洗濯物は部屋の中に干す
- 部屋の電気はつけたままにする
- 表札は出さない
など、女性が一人で住んでいるということが分からないように工夫しましょう。
ポストには鍵をつける
ポストの郵便物を覗かれると一人暮らしだとばれてしまいます。個人情報が盗まれるのも心配なので、ポストには鍵をつけた方が安心です。
個人情報をそのまま捨てない
以前、テレビでストーカー被害についての密着取材番組がありました。見ず知らずの男性から携帯に電話がかかってきて、ストーカー被害に遭っている女性がいました。
なぜ携帯の番号が分かったのかというと、女性の出したゴミをあさって個人情報を盗んでいたからでした。
携帯の明細、カードの明細など、重要な個人情報が記載されている書類はシュレッダーにかけるなどして、分からないようにしてから捨てるように気をつけましょう。
使って欲しい防犯グッズ
建物のセキュリティ対策だけに頼らず、自分でも防犯グッズなどで安全度を高めていきましょう。
- ドアや窓に補助錠をつける
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼る
- ドアや窓に防犯アラームをつける
- ドア用のガードプレートをつけてドアをこじ開けられないようにする
賃貸マンションやアパートだと原状回復義務があるので、どの程度までOKかは、事前に管理会社や貸し主に確認してからにしましょう。
自分と犯罪は関係ない、と思わないこと
いつどこで犯罪に巻き込まれるかは誰にも分かりません。私だけは大丈夫だという安直な考えは捨ててください。
お金を取られるだけならまだしも、性犯罪の被害者になってしまったら一生消えない心の傷が残ります。
もちろん悪いのは犯罪者ですが、一人暮らしをしている時は自分の身は自分で守らなくてはいけません。常に対策を怠らないようにして、安心して暮らせるようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
せっかく楽しい新生活が待っているのにあまり神経質になる必要もありませんが、注意するに越したことはないのです。
お部屋を決めるときには今まで説明したポイントを自分の目で必ず確認しましょう。
また、地元に強い不動産店で契約することを強くお勧めします。私たちも毎日地元で活動しているので建物のこと以外でも暗い夜道の場所とか夜でも人通りがあって安全な道などを熟知しています。
「遠くの親戚より近くの他人」ということわざがあるように当店でも普段から地元の契約者さんとのコミニケーションを大切にしていますのでセキュリティに関してもいろんなアドバイスができますので気軽に聞いてくださいね。