あなたは自動車保険をどこで契約していますか?
自動車保険は代理店で契約をする方法と、インターネットや電話で契約をする方法があります。どちらを選ぶこともできるのですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ここでは、通販型と代理店の違いを、自動車保険のプロがそれぞれのメリット・デメリットを通して解説していきます。
目次
通販型のメリット・デメリット
通販型の自動車保険は「簡単・安い」と言うイメージがありますが、本当にそうなのでしょうか。
通販型のメリット
通販型にはインターネットで手続きが完了するものや、一部電話で手続きをするものなどがあります。通販型のメリットは大きく2つあります。保険料の安さと手続きの手軽さです。
インターネットで手続きが完結する最近の通販型は、説明や手続きをサポートする人間が不要ですので、人件費がかからないために保険料を安くできます。 そして、全ての作業をインターネット上で完結しますので、ネット環境の整っている場所であれば、パソコンでもスマートフォンでも簡単に手続きが完了します。
通販型のデメリット
「手続きが簡単で、保険料が安い」と言うメリットのある通販型ですが、デメリットは意外と知られていません。このデメリットにもしっかりと目を通して、納得のいく形で契約をすることが最も重要です。
考えられるデメリットは大きく2つあります。契約手続きの自己責任と選べる補償内容の少なさです。
契約手続きはネット上でクリックしていくだけで簡単に申込み完了となりますので、もしも自分に必要のない補償を選んでいてもそのまま契約は完了してしまいます。また、逆に必要な補償をクリックしていなくても同じです。
自分の補償はそれでいいのか、全ては自分で調べて決断しなければいけないのです。なので、間違った補償の選択をしないように気をつける必要があります。
また3年などの長期契約を希望する場合や、高級な外車、クラシックカーなどは契約ができない場合があります。そして、選べる特約が少なかったりする場合もありますので注意が必要です。
代理店のメリット・デメリット
代理店で自動車保険に加入するメリット・デメリットは何なのでしょうか?
代理店のメリット
代理店で自動車保険に加入するメリットは大きく2つあります。それは、契約までじっくり相談ができること、そしてアフターフォローです。
代理店では、契約までじっくりと相談ができると言うメリットがあります。自動車保険はには難しい言葉や言い回しがたくさんあります。一つ一つの疑問をしっかりと紐解きながら契約することができます。
そして、事故に遭ったときや契約の内容を変更したいときなど、「初めまして」ではないので会話や手続きをスムーズに行うことができます。
代理店のデメリット
代理店で自動車保険に加入するときのデメリットは大きく2つあります。それは、通販型と比べて保険料が高くなることがあること、そしてプロ代理店以外だと保険知識に疎い場合があると言うことです。
代理店は、しっかりと相談できる分、その人たちの人件費が保険料に上乗せされています。なので通販型と比べたら「高い」と感じる人も多いでしょう。しかし、安心料と考える人もいることは確かです。
また、保険を専属で扱う「プロ代理店」ではなく、本業の仕事以外に保険代理店を運営しているところだと専業でない分、保険の知識に乏しいこともあります。
もちろん保険知識に長けている代理店もありますが、「自動車保険はついで」と考えている代理店もあることを覚えておきましょう。
じゃあどうやって選ぶべきなのか?
自動車保険の選び方ですが、基本的な考え方は生命保険と同じと考えてよいでしょう。
生命保険の加入や見直しの場合、まずは資料請求をして、その後に保険相談へ行きプロに相談すると言うのが鉄則です。
自動車保険の場合も、まずはネットで見積もりを取り、不明な点や疑問点などがあれば代理店に相談をする、と言う流れを取ることをお勧めします。
ネットで見積もりを取ることで、まず自動車保険についての「予習」ができます。
すると、自動車保険に対してのイメージが少しでも自分の頭の中にできるわけです。自分が運転するときに何が不安で何に気をつけたいのか、誰が隣りに乗るのか、これらのことをまずイメージすることが大事なんです。
信頼できる保険代理店でしたら、通販型の保険についても丁寧に説明してくれるはずです。代理店だからと言って、そこで加入しなければいけないことはありません。
じっくりと自分が納得いくまで説明してもらい、最終的に通販型に決めてもいいと言うことを覚えておいてください。