マヌカハニーはその高い抗菌作用でよく知られています。
はちみつでありながら、ニキビも使えるというすごい殺菌力。
※ニキビへの使い方についてはこちらの記事もごらんください。↓
今回ご紹介したいのは、お口の環境を整えるのにどうやって使うのかということ。
今若くても歯周病など口の中の病気を持っている人が増えています。口臭の原因にもなりますし、女性としては気になるところですよね。
そこで今回は、マヌカハニーが口に中にどのような作用を及ぼすのかということについてまとめてみました。
目次
あなたの口の中は大丈夫?口の中のトラブル
そもそも歯周病や虫歯はなぜ起こるのかということについておさらいしておきましょう。
歯周病も虫歯も「菌」が原因です。
歯周病は歯垢の中に増えた細菌によって起こる歯茎の炎症ですし、虫歯もミュータンス菌などの最近が糖分をエサにして酸を作り、歯のエナメル質を溶かしてしまうことから起こります。
細菌が繁殖しやすい原因としては、
- 歯磨きが不十分
- 甘いものが好き
- 歯並びが悪い
- 唾液の量が少ない
などがあげられます。
歯磨きをきちんとしているつもりなのに虫歯が出来てしまうという人は、甘いものを控えたり、唾液を増やす工夫をするとともに、菌そのものを増やさないようにするということが大切です。
マヌカハニーがお口のトラブルいよい理由
甘いはちみつがなぜ歯周病や虫歯にいいのか。余計に悪化しそうな気もしますよね。
それはマヌカハニーが持っている抗菌力がポイントです。
「プラーク及び歯肉炎に対するマヌカハニーの効果」という論文があり、1日3回食後に10分間マヌカハニー入りのガムを噛むと歯垢スコアと出血部位が減少した、という結果が出ています。
この結果から、マヌカハニーが歯垢を減らせる=歯周病の治療に役立つのでは、と考えられています。
また、「小児におけるミュータンス連鎖球菌の唾液レベルに対するマヌカハニーの影響の評価」という論文では、歯磨きの代わりにUMF19.5のマヌカハニーを1日2回口の中に塗り、唾液を調べたところ、ミュータンス菌が減ったという結果が出ています。
マヌカハニーって、普通のはちみつとは違ってちょっとクセのある味なんですよね。薬くさいというか。
正直、私は美味しいと思えないのですが、はちみつだと思って食べるからまずいのであって、ちょっと美味しい薬だと思えば食べられそうです。
マヌカハニーの使い方
では具体的に、どのように使えばいいのか、マヌカハニーの使い方についてご紹介しますね。
寝る前に口の中に食べる
上記の子供の唾液の実験でも、マヌカハニーを口の中に塗って1分おき、それを唾液と一緒に吐き出してその後30分は口をすすがない、何も食べないというようにしていたと。
ですから、何かと一緒に食べるのではなくて、寝る前にスプーン1杯のマヌカハニーを食べる、というのがおすすめの方法です。
もちろん、歯を磨いて口の中を清潔にしてからです。マヌカハニーだけですべての菌を殺せるわけではないので、食べカスなどが残らないように、歯磨きはきちんとしてくださいね。
マヌカハニーは数値で選ぶ
普通のはちみつは産地だとかどんな花からとれたのか、ということを見て選びますが、マヌカハニーはマヌカの花から採られていることはわかっていますよね。
マヌカハニーを選ぶ時は数値を見ることが大事。
様々な実験結果によってその健康効果が実証されているマヌカハニーですが、「MGO100」以上のものが効果が期待できるということがわかっています。
(参考:マヌカハニーとその抗菌物質MGO)
「MGO」とはメチルグリオキサールという成分のことで、マヌカハニーにしか含まれていないのです。
マヌカの花にある独特の成分がミツバチによってMGOに変換されるのですが、これが強い殺菌力の元なんですね。
マヌカハニーにはUMFという数値もありますが、こちらは消毒液にも使われるフェノール溶液の濃度と比較して数値化したもの。
例えばフェノール溶液15%と同じ効果があるのがUMF15となります。
こちらも当然数値が高い方が効果が高く、10以上のものはニュージーランドの医療の現場でも使われているそうです。
マヌカハニーで口の中の環境を整えよう
口の中の健康は寿命とも関係するといわれていますね。長生きしている人は歯がたくさん残っています。
30代くらいだとあまり気にしないかもしれませんが、40代になると様々な病気が増えてきます。それも、口の中の健康と関係しているといわれていますから、若いうちから口の中の健康に気を使うのはとても大事なことだと思います。
マヌカハニーなら寝る前にスプーン1杯舐めるだけなので、取り入れやすいのではないでしょうか。