「東京防災」と言う冊子をご存知でしょうか?
「東京防災」とは、東京都が地震や台風などの自然災害から身を守るための対策や心構えをまとめたもので、平成27年9月1日から都内に在住する全家庭に配布したものです。
この冊子は、東京で地震などの自然災害が起こったときを想定して作られているものですが、東京以外に住んでいる人にも大変参考になるものですので、ポイントをまとめていきたいと思います。
取り敢えず内容を見てみたいと言う方は、現在AmazonでKindle版が無料でダウンロードできますので、そちらをパソコンやスマートフォン、タブレットにダウンロードしてご覧ください。
※東京都のホームページでは、デジタル版としても見ることができますので、AmazonのID(アカウント)を持っていない人はこちらのサイトからご確認ください。
目次
「東京防災」には何が書かれているのか?
「東京防災」と言うタイトルですから、東京の防災について書かれていることに間違いはないのですが、手に取って見てみると予想以上に細かく情報が詰まっていることに驚きます。
内容は大きく7つのテーマについて書かれています。
- プロローグ
- 大震災シミュレーション
- 今やろう防災アクション
- そのほかの災害と対策
- もしもマニュアル
- 知っておきたい災害知識
- 安全のしおり
そして、具体的に以下のような意図で本書は作られています。
東京には、さまざまな災害リスクが潜んでいます。東京の多様な地域特性、都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮してつくられた、完全東京仕様の防災ブック。それが「東京防災」です。本書には、知識をつけるだけではなく、今すぐできる具体的な“防災アクション”を多く掲載しています。もしものときに備えて、身を守る力をつけましょう。
引用元:『東京防災』とは?
「大震災シミュレーション」では、どのように身を守るか、どう行動するか、何に気をつけるかなどの詳しい情報がシチュエーションごとに掲載されています。
画像引用元:『東京防災』より
「今やろう防災アクション」では、日常で用意しておきたい防災グッズや非常食などの備えや、家具等の転倒・防止対策、地域のハザードマップの確認などについて掲載されています。
防災グッズや地域のハザードマップについては、当サイトでも別途まとめていますので、併せて参考にしてください。
<参考記事>
『東京防災』は、東京以外に住む人にも参考になる
『東京防災』は、東京で自然災害が起こったらと言う前提に作られているものですが、しかしその内容は東京に住んでいなくても大変参考になるものばかりです。
ショッピングモールにいるときの災害対策、海や山にいるときの災害対策、ゲリラ豪雨や台風への対策、負傷者への対応、けがの応急処置など、これらは東京にいなくても、知っておきたい情報です。
英語・中国語・韓国語、目の不自由な人にも対応
また、英語版、中国語版、韓国語版もあり、英語版は冊子での提供もしています。
参考:英語版、中国語版、韓国語版についてはこちらからご覧いただけます。
目の不自由な人への対応としては、携帯電話に対応した音声コードも配布しており、テキストで読むこともできますし、音声で再生することも可能です(音声はページ上部の再生ボタンを押すことで聞くことができます)。
集中豪雨や大雪、火山の噴火は日本全国どこでも可能性はある
茨城県で大きな被害が出た台風、九州での集中豪雨、そして火山の噴火、これらの危険は今や日本全国どこにいても安心とは言えない状況です。
『東京防災』は、ありとあらゆる自然災害への対策、そしてテロへの対策も掲載していますので、いつ起こるかもしれない「万が一」に備えて、携帯電話やスマホにダウンロードしておくことを強くお勧めします。
情報収集のために、併せて自治体のTwitterもフォローしておく
大規模な自然災害が起こったとき、いかに早く正確な情報を収集するかが命に直結してきます。
- 地震被害の大きい地域はどこか?
- どこを通れば安全に避難できるか?
- 河川が氾濫していないか?
- 今後の台風の進路はどうなっているか?
- 避難場所はどこか?
- 救難物資はどこに届くのか?
- 政府や自治体はどのように考え、どう言った動きをするのか?
これらの情報は私たちが思っている以上に早くTwitterで発信されます。これは東日本大震災の後からできてきた動きです。
最低でも自分の住んでいる地域、職場などの自治体で公式Twitterがあるかどうか確認しておくといいでしょう。
<参考記事>
いかがでしたか?
自然災害は東京に限らず、日本国内どこでも起こる可能性はあります。
そのときに、私たちはどのように行動し、日頃からどう言った準備をしたらいいのかを考える必要があります。
その手助けとなる情報が『東京防災』には詰まっています。
是非この機会に、『東京防災』を携帯やスマホに入れておきましょう。
※ダウンロード無料