「皮膚のガードマン」とも呼ばれるカレンデュラ。それほど、お肌を健やかに保つ働きに優れているハーブなんです。
オイル漬けにしてエキスが出たオイルを概要として使う方法がよく知られていますが、お茶として飲んでも美味しいハーブです。
今回はカレンデュラのハーブティーとしての効能についてご紹介します。
目次
カレンデュラのプロフィール
カレンデュラは和名を「キンセンカ」といいます。日本人にはカレンデュラよりもそちらの名前の方が馴染みがあるかもしれません。
日本には中国から入って来たといわれており、江戸時代には既にあったようですね。
日本ではハーブというよりも園芸用の花として親しまれていますが、とてももったいないです。
また、別名を「ポットマリーゴールド」といいますが、いわゆる「マリーゴールド」とは違う品種です。
キク科アレルギーの人は気をつけて!
カレンデュラはキク科の植物なので、キク科アレルギーの人は注意してください。ブタクサやよもぎで花粉症の症状が出てしまう人はあわないかもしれません。
ただ、私はブタクサの花粉症ですが、カレンデュラやカモミールなどキク科のハーブティーは大丈夫です。
症状の強さなど個人差があると思うので、体調を見ながら試してみてくださいね!
カレンデュラの効能
カレンデュラといえばやっぱり「皮膚」なんですよね。
ドライハーブを漬け込んだカレンデュラオイルは荒れた肌を修復してくれますし、炎症を鎮める作用もあります。
飲んでももちろん、皮膚への効能が期待できます。
皮膚や粘膜の保護
カレンデュラティーを飲めば、身体の中から皮膚や粘膜の健康をサポートします。
口の中の炎症に
粘膜を保護する働きがあるので、口の中に炎症が起きている時にも役に立ちます。口の中に行き渡らせるようにゆっくり飲むといいですよ。
口の中の清潔を保つために、うがい薬代わりに使うのおおすすめです。
女性特有の不調に
カレンデュラは女性の悩みにも良いといわれています。
- 生理痛
- 月経不順
- 更年期障害
などの緩和に有効です。
風邪の引き始めに
殺菌力や炎症を鎮める働きがあるので、風邪の引き始めにも有効です。
特に熱の風邪ですね。身体の節々がいたいとか、熱が出そうだなと思ったらカレンデュラティーを飲んで早めに寝てください。
胃炎や胃潰瘍に
カレンデュラティーは胃炎や胃潰瘍の症状を緩和するといわれています。
ストレスで胃を傷めやすい人、胃腸の弱い人に飲んでみて欲しいです。
カレンデュラティーの美味しい飲み方
カレンデュラティーはかすかに甘味を感じる、比較的飲みやすいハーブティーです。他のハーブとブレンドしなくても、シングルでも飲みやすいと思います。
1人分の淹れ方
1人分ならハーブはスプーン1杯程度でいいでしょう。
- カップもしくはポットにハーブを入れ、熱湯を注ぎます。
- 5分ほど蒸らしたら出来上がり。ポットで淹れたらカップに注いでくださいね。
お湯はわかしたての新鮮なお湯を使ってください。その方がきちんとエキスを抽出できますし、美味しいです。
カモミールとブレンドもおすすめ
もしシングルでは飲みづらいと感じたら、香りの良いカモミールとブレンドするのもおすすめです。
カレンデュラとカモミール、同量くらいをブレンドして淹れてみてください。
カモミールははちみつやミルクとも相性がいいので、甘味を足すとさらに飲みやすいかもしれません。
身体の外側と内側から肌をケアできる、それがカレンデュラ
カレンデュラを漬け込んだオイルは肌荒れにいいですし、私も昔からよく手作りしています。
でも肌って、外側からのケアだけじゃやっぱり足りない。肌は食べたもので作られているので、栄養バランスの良い食事をすることもすごく大事ですよね。
肌にいい栄養を摂って内側からもケアをしていく。その方法の一つとして、カレンデュラのハーブティーを取り入れてみてください。
お肌はきっとこたえてくれます。