アイスクリームは実は栄養食!食べ方に気をつければ太りにくい

アイスクリーム=甘い=太る、と思っている人は多いでしょう。しかし実はアイスクリームは栄養分たっぷりなデザート。

ダイエット中でも食べ方にさえ気をつければ太りにくいデザートなんです。

そこで今回はアイスクリームの栄養価を見直すと同時に、太らない食べ方についてもご紹介します。

アイスクリームに含まれる栄養

アイスクリームというと甘いデザートというイメージが先行してしまいがちですが、主原料は牛乳です。

ということは、牛乳に含まれている栄養素が中心になっているということですね。それぞれの栄養素や効能についてまとめました。

カルシウム

牛乳といえばやっぱりカルシウム。成長期の子供には欠かせませんし、食生活が乱れていてミネラルが不足しがちな現代人にも必要な栄養素です。

骨や歯を作るために必要なだけでなく、精神を安定させる働きもあります。

ビタミンB2

牛乳にはビタミンB2も豊富に含まれています。糖質や脂質、タンパク質の代謝には欠かせない栄養素なので、身体の巡りを良くしたい人には積極的に摂って欲しいビタミンです。

また、皮膚や粘膜を健康に保つ働きもあるので、肌が乾燥しがちな人や肌荒れしやすい人にも必要な栄養素です。

脂質

脂質というとあまりいいイメージがないかも知れませんが、私たちの体にとっては重要なエネルギー源です。

摂り過ぎなのがいけないのであって、食べ過ぎなければ大丈夫です。

カゼイン

牛乳にはタンパク質も豊富に含まれていますが、そのタンパク質の8割を占めるのがカゼインです。

カゼインはカルシウムの消化・吸収を促進する他、身体への吸収速度が遅いため、満腹感を持続させるという効果も期待できます。

乳糖

主成分が牛乳ですから、乳糖(ラクトース)が含まれています。乳糖不耐症で、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう、という人でなければ、乳糖は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるのに役立ちます。

食欲がない時の栄養補給に

体調が悪くて食欲がないとき、固形物はあんまり食べたくないという時でも、口溶けの良いアイスクリームなら食べられるのではないでしょうか。

脂質のカロリーは高いですが、その分効率よくエネルギー補給が出来るということです。

だるくて食べるのが面倒という時は食事代わりに食べるのもおすすめです。

だいたいどのくらいの栄養が含まれてる?

アイスクリーム1個にはだいたいどのくらいの栄養素が含まれているのでしょうか。※100g当たり

エネルギー 212kcal
タンパク質 3.5g
炭水化物 22.4g
カルシウム 350mg
カリウム 160mg
ビタミンB2  0.18mg
日本アイスクリーム協会HPより

100gといいますと、ハーゲンダッツのミニカップくらいの大きさ。このくらいなら、おやつとして食べても大丈夫そうなカロリーですね。

アイスクリームには種類がある。栄養価の高いのは?

アイスクリームといっても、成分表示をよく見てください。実は種類があるんです。

  • アイスクリーム:乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上
  • アイスミルク:乳固形分10%以上、うち乳脂肪分3%以上
  • ラクトアイス:乳固形分3%以上
  • 氷菓:上記以外

の4種類です。

この中で栄養価が高いといえるのは「アイスクリーム」だけです。

アイスミルクも乳成分が入っていますが、植物油脂が使われていることもあるので、牛乳の栄養分はアイスクリームよりも少なくなってしまいます。

ですから、栄養を考えて選ぶなら成分表示をしっかり見て「アイスクリーム」と書いてあるものを選んでください。

太らないアイスクリームの食べ方

アイスクリームのカロリーは決して低くはないので、食べる量と食べる時間を考える必要があるでしょう。

でもそこさえ注意すれば、脂肪分が高いとはいっても良質なミルクの脂質ですし、優れたエネルギー源になります。

太らない、そして栄養価を高めるおすすめの食べ方をご紹介します。

午後2〜3時に食べる

この時間帯は体温が高く、カロリーを消費しやすいこと、また、BMAL1というタンパク質の量が少なくなるため、太りにくい時間帯だからです。

BMAL1というのは脂肪を溜め込む働きがあり、1日のうちで増減を繰り返しています。夜になると増えてきて午前2時くらいがピーク。

逆に日中になると少なくなって、午後2時くらいが最も低くなります。

だから、おやつを食べたいならこの時間帯に食べることが脂肪を付けにくくするコツなんです。

温かい飲み物と一緒に食べる

アイスクリームは冷凍食品ですから、それだけを食べるとどうしても胃腸が冷えてしまいます。身体が冷えると巡りが悪くなるので、お腹は冷やしたくありません。

そこで、アイスクリームを食べる時は温かい飲み物と一緒に食べることをおすすめします。

また、口の中でゆっくり溶かしてから飲み込むと、より身体が冷えにくくなります。

カカオ含有率の高いチョコレートアイスクリーム

ミルクチョコレートではなくて、カカオ含有率の高いダークチョコレートを使ったアイスクリームなら、カカオポリフェノールも同時に摂ることが出来ます。

カカオポリフェノールにはストレスを和らげる効果の他、活性酸素を取り除き、細胞が傷つくのを防ぐ働きも期待できます。

コレステロールの酸化も防ぐことから動脈硬化の予防に効果があるといわれています。

血液がサラサラになれば栄養や酸素が身体の隅々まで行き渡るようになるので、巡りの良い身体作りに役立つでしょう。

ナッツやフルーツをトッピング

栄養豊富なアイスクリームですが、ビタミン類が少したりません。さらにバランスの良い一品にするには、少しトッピングにも工夫してみましょう。

ビタミンEを豊富に含むアーモンドなどのナッツ類、ビタミンCを含む生のフルーツなどをトッピングすることでさらに栄養価が高まります。

アイスクリームは食べる時間さえ気をつければダイエット中も安心デザート

アイスクリームは太るのでは?と敬遠している人も多いと思うのですが、夜中に食べればアイスクリームでなくても太ります。

ですから、食べる時間や量には注意が必要です。

でも、アイスクリームはとても栄養価の高い食べ物なので、原材料にこだわって作られているアイスクリームであれば、立派な栄養食になりますよ。

ライター紹介

奈南有花アロマテラピーインストラクター&フリーライター

投稿者プロフィール

アロマセラピストスクールメディカルアロマ講師兼副学長
2012年まで社会保険庁(日本年金機構)にて年金関連業務に携わり、「消えた年金問題」などで大変忙しい時期を過ごす。その時の経験も活かし、年金・社会保険については「真実」の情報発信をしている。
また肌の弱かった長女のために様々な自然療法を試すうちにアロマテラピーにたどり着き、独学で勉強を始め、2010年にはアロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターの資格を取得する。 現在、多方面の経験を生かした記事を書く「webライター」としても活躍中。
【専門分野】社会保険・年金の仕組み、手続等。アロマテラピー全般。美容・健康・食について

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