ネットの賃貸情報を見て、気になった物件の掲載業者にページ備え付けのメール機能を使って問い合わせを入れたのにその返事がなかなか来なかったり、全然来なかったりした時ってありませんか?
せっかくメールしたのに失礼じゃないかって思ったりしてませんか?
もし、先方の業者がメールの返信をしてこないとしたら、それはなぜでしょうか?
目次
業者から返答がない原因2つ
原因のひとつめは単なる業者側の怠慢、あるいはネットに対しての意識レベルの低さでしょう。 ネット上に物件を公開しているにもかかわらず、担当者がメールひとつ打てなかったりっていうところ、案外多いようです。
メールのお問い合わせ機能はサイト側に勝手についているものです。 メールが打てようが打てまいがメールアドレスを登録してある以上メールは来ますがほぼ無視ってパターン。
言うまでもなく、こういう業者さんはパスです。
もうひとつ、こちらの方が重要な原因かもしれません。
それは、業者側がわざと返さないケースです。
ネット普及でお客さんは簡単に物件や業者を選べるようになった反面、業者側もしっかりお客さんを選んでいるということをしっかり認識しておくべきです。
その原因と対策は?
メールを見た業者が返信したくなる内容とは
まず、返事を出したくないメールとは以下のとおりです。
- 名前や連絡方法、問い合わせ内容をしっかり記入してないもの
- 入居希望日が遠いもの
- 希望条件が現実とかけ離れているもの
名前や連絡方法、問い合わせ内容をしっかり記入してないもの
アドレス違いなどで、返事を出したくても出せない場合も多く含まれます。 また、本気で探しているのかどうかわからないメールもよくありますが、いずれにしても返信の優先順位は下がります。
せっかく問い合わせを入れるのですから読んだ先方が腰を上げたくなる内容を送りましょう。
- 気になる物件についての問い合わせ(これは当たり前)
- 自分の希望条件
- 他にあれば紹介してほしいという一言
- 引っ越しをしなければならない理由
大事なのは最後の「引っ越しの理由」です。 これを書くことにより、先方によりイメージが深く刻まれます。
入居希望日が遠いもの
業者側が、お客さんの送信内容を見てまず思うのは、すぐに契約できそうかどうかということです。 不動産屋さんの収入は、成功報酬ですので半年も向こうのお話にはお付き合いできないというのが本音でしょう。
正直に書くことはいいことですが、入居希望はあくまでも希望ですからここは「即入居希望」としておいた方が良いでしょう。
実際問題、物件の空き情報は向こう2ヶ月がめいっぱいですので、それより先の情報は送りたくても送れませんので気を悪くしないでください。
希望条件が現実とかけ離れているもの
地方から上京目的のお部屋探しや実家からの独立の為のお部屋探しによくあるパターンです。
テレビなどでおしゃれな物件を紹介していて
「こんなお部屋に住みたいな」
なんて誰もが思うでしょう。
希望を言い出したらきりがないのですが、その希望と予算がかけ離れちゃってるんです。
こういうお客さんには現実を教えてあげるというひと手間が加わる分、他の条件の良いお客さんより確実に後回しになります。
知らない地域に引っ越す場合で、相場がわからない場合はあまり細かく条件を指定せず、アドバイスを促すような内容にしたほうが良いでしょう。
まとめ
問い合わせのメールひとつでも内容如何ではすぐ返事が来たり、いくら待っても全然来ないという事実、お分かりいただけたでしょうか?
最後に重要なことを言いますね。
不動産屋さんが相手をする順番は
- 来店
- 電話
- メール
これは不動の順序だと思います。
来店してきたお客さんは最優先になるのはわかりますよね。(予約していけばなお良い)
電話は、相手の手を止められる力があります。
メール1本打つのなら思い切って電話してみましょう。
時代は変われど不動産屋さんの重要アイテムはいまだ「電話」なんです。
と言うことでメールはいちばん後回しです。
また、メールひとつとっても不動産屋さんには毎日問い合わせのメールがたくさん入ってきます。
よほどの内容が書いてないとリアクションは期待できませんよね。
その中から勝ち抜いたとしてもメールの返信は開店前とか閉店後の限られた時間で処理しますからどのみち後回しにされちゃいます。
そこで大逆転の裏ワザは、「電話番号」を書いておくことです。
目についたメールは、返信は後回しでも電話はすぐ掛けられます。
なんてったって不動産屋さんの重要アイテムは「電話」なんですから。