賃貸物件に住んでいるけど、もう少し自分好みの部屋に模様替えしたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。
たしかに、賃貸では退去時に原状回復義務があるため大幅なリフォームなどは出来ませんが、原状回復できる範囲であれば模様替えは可能です。
今回は、賃貸でどこまで模様替えが出来るのかということについて考えてみます。
目次
賃貸で禁止されていることとは
賃貸物件で禁止されていることを知るには、まず契約書をしっかり読むことが大事です。
契約書の中で「○○については禁止」という規約があれば、あとで「知らなかった」と言っても通用しないからです。
賃貸は部屋を借りて住んでいるだけなので、退去する時には「借りる前の状態」に戻さないといけません。これが大前提です。
例えば、日焼けによる壁紙の変色やなどは経年劣化といって故意に起こしたものではないので借り主に責任は生じません。
しかし、
- ねじや釘で壁に穴を開ける
- 壁紙を勝手にはがして別のものに変える
など、元に戻せない状態にしてしまうのはNGです。
迷ったときは大家に相談
契約書を読んでも「これはOKかNGかわからない」と思ったら、迷わず大家さんに相談しましょう。
うっかり勝手な解釈をして模様替えをしたら、退去時に思わぬ費用を請求された、なんてことにならないようにしたいものです。
これなら賃貸でも模様替えが可能!100均グッズを利用しよう
退去時に、全ての荷物を運び出した状態で、「元の状態」に戻せれば問題ないわけです。
その点を踏まえ、ここまでなら賃貸でも模様替えが出来る!というポイントについてまとめました。
100均でも使えるグッズがたくさんあるので、是非探してみてください。
コルクマットやフローリングマットで床の模様替え
いつもの床に飽きてしまったら、コルクマットやフローリングマットを敷いてみてはいかがでしょうか。
部屋の形に合わせてカットできるものがほとんどなので、どんな形の部屋でも対応は可能です。
ラグを敷いてもいいのですが、洗濯が面倒。そんな時は使い捨て感覚で100均を利用するといいと思います。
壁紙を変える方法
元からある壁紙はシンプルすぎて気に入らない。そんな時は、上から壁紙を貼ればいいのですが・・・。
普通に糊つきの壁紙を貼ってしまうと、はがす時に大変です。ベタベタになって原状回復できない可能性があります。
そんな時に使いたいのが、
- マスキングテープ
- 糊なしの壁紙
この2つ。
まず、マスキングテープははがす時に楽なので、壁を汚す心配がありません。
幅の広いマスキングテープを使えば、盾でも横でも、好きなように模様を作ることができます。
壁全体に貼ってもいいですし、アクセントとして使ってもいいですね。
また、糊なしの壁紙ですが、こちらはどうやって貼るかというと、ホチキスで留めるんです。
ホチキスを180度開いて上からがしゃん!と押し付ければ針が刺さります。画鋲などよりも針がずっと細くて目立たないので、原状回復にも問題ないでしょう。
ツッパリ棒を利用
壁にワイヤーラックなどをつけて、飾り付けをしたり、軽い荷物をかけておきたい。
しかしワイヤーラックを壁に固定するにはどうする?という時に使えるのがツッパリ棒。
天井付近にツッパリ棒を固定し、そこからテグスなど丈夫なものでワイヤーラックを吊るします。
そうすれば、壁にくぎなどを打たなくてもワイヤーラックが使えるんです。
コルクボードもオシャレだし、アイディアが色々広がりますね。
キッチンにはタイルを貼ろう
キッチンにはタイルを貼ることで、汚れ防止にもなりますし、好みの雰囲気に変えることが出来ます。
ただ、両面テープで貼るとベタベタになることがあるので、まずはタイルを貼りたい場所にマスキングテープを貼り、その上から両面テープ、プラスチックの板を貼ります。これで土台が完成。
さらにその上から好みのタイルを貼り付けてください。
はがすときはマスキングテープごとははがせばいいので、原状回復にも問題がありません。
ディアウォールで棚を作る
天井と床の間にツッパリ棒のように柱を設置し、その間に板を渡せば好きなように棚を作ることができます。
収納スペースが増えますし、インテリアとしても楽しめるので、少し手間がかかりますがDIYがお好きな人にはとてもおすすめです。
禁止事項を確認しておけば問題なし!
賃貸だからといって模様替えが出来ないわけではありません。基本的には「入居したときと同じ状態」に戻せればいいのですから、その範囲内で、好みの部屋に作り替えてみてください。