手荒れがひどくてワセリンをハンドクリーム代わりに使っている人は多いのではないでしょうか。
プチプラなのに家族みんなで使える便利なワセリン。ハンドクリームとしてだけ使っているのも持ったないです。
今回は、ハンドクリーム以外にもこんな使い方がある!という、ワセリンの便利な使い方についてご紹介します。
目次
ワセリンには種類がある
ワセリンは原油を精製して作られたものです。原料が原油なんて聞くと肌に悪そうな気がしますがそんなことはありませんので安心してください。
ワセリンは化粧品とは違い、肌の角質層には浸透しません。人の肌には入り込まないのです。
その代わり、肌の表面に膜を作るようにして肌を外部刺激から守ってくれます。
原油は元々、動物や植物が地球の内部に堆積したもの。そう考えると原油も自然由来の原料ということがいえます。
原油を精製して出来るもの
ワセリンの原料は原油、つまり石油です。
石油を精製して作るのがガソリンや灯油で、精製した時に出る不純物からペトロラタムゼリーという成分を取り出し、それをさらに精製するとワセリンができます。
白色ワセリンと黄色ワセリン
ワセリンには黄色いワセリンと白いワセリンがあります。製精度が高いのが白色ワセリンです。
不純物が多い黄色ワセリンの方が、若干肌への刺激がある可能性があるので、
- 敏感肌
- 乾燥肌
- 化粧品で肌トラブルを起こしやすい人
は、白色ワセリンを使った方がいいでしょう。
■黄色ワセリン
■白色ワセリン
ワセリンの便利な使い方10選
それでは早速、ワセリンの便利な使い方をご紹介します!
1.クレンジングとして
ファンデーションには油分が含まれているので、ワセリンとも馴染みます。
- スプーン1杯くらいのワセリンを手にとってしっかり温めます。
- 顔全体に塗って優しくマッサージします。
- メイクとワセリンが馴染んだら拭き取ります。
- その後は普通に洗顔をします。
拭き取るときはティッシュよりも塗れタオル(もしくは蒸しタオル)の方が肌に負担をかけずにキレイに拭き取れます。
2.顔のカサつく部分に
スキンケアの仕上げにワセリンを塗れば、化粧水などで補った水分や美容成分をしっかり肌に閉じ込めることが出来ます。
ただ、顔全体に塗ってしまうとちょっとべたつきが気になるかもしれません。
ですから、口元や目元など、乾燥が特に気になるところにだけ薄く塗ってみてください。クリーム代わりに使うと、寝ている間も肌から水分が蒸発するのを防ぎます。
3.化粧下地として使う
ワセリンは化粧下地としても使えます。
塗るときは手でよく温め、少量ずつ伸ばしていくのがコツ。最後に軽くティッシュオフしてからファンデーションを塗ると、べたつきが気になりません。
4.ハイライト代わりに
メイクの仕上げに、ハイライトとして使うことも出来ます。
頬骨の上や鼻筋などに薄く伸ばすことで自然な艶感が出せるんです。
つけすぎないように、指に取ったワセリンを指同士をクルクルとこすり合わせて良くなじませ、ポンポンと叩くようにして伸ばすといいでしょう。
5.リップクリームとして
ワセリンはデリケートな唇にも使うことが出来ます。
- リップクリーム代わり
- リップパック
などに使ってみてください。
リップクリームとしては、指に少量とって唇に伸ばすだけでOK。
パックは、ワセリンだけでもいいのですが、せっかくですから蜂蜜を混ぜてみましょう。
- ワセリンとはちみつを1:1で混ぜて、唇に塗ります。
- 上からラップをして10分おきます。
べたつきが気になる場合は、蒸しタオルなどで優しく拭き取ってください。
拭いた後はまた軽くワセリンを塗っておきましょう。
6.リップグロスとして
口紅を塗った後にワセリンを伸ばします。自然な艶感を出すことが出来ますよ。
7.ボディクリームとして
ワセリンはボディクリームとしても使えます。
お風呂上がりの温まっている肌に塗ると伸びもよく、肌の潤いを保ってくれます。
8.髪の保湿にも
乾燥するのは肌だけではありません。髪も乾燥するので、枝毛や切れ毛の防止に、ドライヤーをかけるまえにワセリンを塗ってみましょう。
洗髪後、ごく少量(米粒くらい)を手の平でよく伸ばして、毛先を掴むようにして揉み込みます。それからドライヤーをかけると熱から髪を守ってくれます。
つけすぎるとベタベタになって大変なことになるので、ごく少量にしてくださいね。
9.まつ毛のケアにも
まつ毛も髪と同じ、適度な水分と油分がないと乾燥して細くなったり伸びなくなったりします。
まつ毛美容液で栄養を与えたら、ワセリンでしっかり蓋をしてまつ毛のハリを保ちましょう。
美容液を塗った後に、手の指をこすり合わせて温めたワセリンをまつ毛をつまむようにして塗ってみてください。
10.花粉症対策
花粉が鼻の粘膜につかないように、鼻の穴の中にワセリンを塗るという裏技があります。
綿棒を使ってワセリンを鼻の中や鼻の入り口に塗っておきましょう。
ワセリンに副作用はないの?
ワセリンは保湿効果も高く、特に副作用はないといわれていますが、どんなにいいものでも自分の肌にはあわない、という可能性はあります。
もし使ってみて、かゆみなどの肌トラブルを感じた場合は、すぐに使用を中止して様子を見ましょう。
これ1つで全身のケアができる、便利なワセリン
ワセリンは1つ持っていれば全身のケアが出来てしまう優れものです。女性のスキンケアだけでなく赤ちゃんのケアにも使えますし、花粉症対策まで出来てしまいます。
薬局で手軽の変えるのも魅力のひとつ。
一家にひとつ、ワセリンを常備しておきませんか。