乾燥肌の人は、スキンケアやボディケアのとても気を使っていると思いますが、いくらケアしてもなかなか乾燥肌が改善されないと悩んでいませんか。
もしかしたら、普段の入り方次第で、乾燥肌が改善できるかもしれません。
肌を乾燥させないための正しいお風呂の入り方についてご紹介したいと思います。
目次
こんな間違いをしていませんか?正しいお風呂の入り方とは
身体のためによかれと思ってやっていることが、実は肌にとっては良くないことなのかもしれません。
長くお湯につかりすぎている
ダイエットやリラックスのために、半身浴を楽しまれている人も多いと思います。半身浴とは胸から下だけがお湯に入るようにして、30分とか1時間湯船につかる入浴法ですね。
しかしこの浸かり方が肌の乾燥をひどくしているのかもしれません。
長時間お風呂に入っていると手足がふやけてしわしわになってきますね。これは入り過ぎのサインです。
ふやけているということは角質層に水分が入り膨張しているということ。とてもはがれやすく、バリア機能が低下している状態なのです。
この状態でゴシゴシこすって洗ったら、必要な角質まで剥がれ落ちてしまうため、肌が乾燥しやすくなるのです。
お湯が熱い
湯船に入る時お湯の温度は何度くらいに設定しているでしょうか?
たまに熱いお湯でないと入った機がしない、と言う方もいますが、その温度が肌の乾燥を招いているかもしれません。
41度以上の高い温度にしてお風呂に入ると必要以上に皮脂を洗い流してしまうため、肌が乾燥しやすくなります。
また、寝る前に熱いお風呂に入ると、自律神経の交感神経を刺激してしまい寝つきが悪くなるので、健康面からも暑すぎるお風呂はおすすめできません。
身体を洗う時にこすっている
身体を洗う時に、ナイロンのスポンジやタオルで身体をこすっていませんか?
タオルなどで身体をこすると、これも皮脂を落としすぎてしまうため、肌のバリア機能が低下します。
肌に必要な水分を閉じ込めておくことが出来なくなり、肌が乾燥しやすくなるのです。
一番風呂は刺激が強い
実は一番風呂はお肌には良くないようです。それは、水道水に含まれる塩素。
一番風呂は水道水がそのままの状態なので、もちろん安全な水ではあるのですが、お肌の弱い人は塩素が強い状態で入るとそれが肌への負担となり、乾燥の原因になってしまうのです。
脱衣所が寒い
寒い時期は肌が乾燥しやすくなりますよね。
せっかく身体をお風呂で温めたのに、脱衣所に出てきて急激に肌が冷たくなるとそれが刺激となって肌が乾燥してしまうのです。
これは意外な盲点ではないでしょうか。
肌の乾燥を防ぐお風呂の正しい入り方
ちょっとした工夫で肌の乾燥は防げます。肌を乾燥させない正しい入浴法についてご紹介します。
カルキの刺激を和らげるビタミンC
一番風呂がダメっていったって、自分しか入る人がいないのに、という場合もありますね。
そんな時はビタミンCの粉末を入れると塩素の刺激を和らげることが出来ます。
レモン汁やユズを浮かべるのもいいのですが、毎日やるとなるとちょっと不経済だと思います。
ビタミンCの粉末(アスコルビン酸という名で販売されています)は1kgで1500〜2000円程度で購入できます。
1回に使う量は2gくらいで十分なので、かなり経済的です。
保湿効果の高い入浴剤を入れる
入浴剤はセラミド、スクワランなど保湿効果の高い美容成分が入ったものを使うといいでしょう。
乾燥肌・敏感肌用の入浴剤がおすすめです。
お湯はややぬるめがいい
先ほどもお話ししましたが、理想は38〜39度くらいです。あまり熱いお湯は健康にもよくありませんので、少しぬるいかなと思うくらいの温度がちょうどいいです。
入浴時間は15〜20分程度
あまり長湯をしないように、入浴時間は15分くらいがちょうどいいでしょう。
じんわりと汗ばむ程度で十分です。
泡で洗う
身体を洗う時はボディタオルやネットで泡を立て、その泡で洗うようにします。
かといって、全身ゴシゴシ洗わないでください。乾燥肌の人は脇や胸元、お尻と股だけで十分です。
お風呂から出たらすぐに保湿
顔は一生懸命ケアするのにボディは忘れられがち。お風呂から出たら、肌が温かいうちにボディローションなど保湿剤をしっかり塗りましょう。
カサカサを放置するとそれが肌老化の原因になります。特に、外気に触れやすい手や脚は念入りに保湿してください。
浴室から出た瞬間から肌の乾燥が始まります。乾燥がひどい時には軽くタオルで水分を拭き取ってから、浴室の中でボディケアをしてしまうといいですよ。
脱衣所を暖かくしておく
小型のヒーターなどをおいて脱衣所を暖め、浴室との温度差を小さくしておくことも、肌の保湿には役立ちます。
気持ちよくお風呂に入ってお肌もスベスベに
せっかくリラックスするためにお風呂に入っているのにお肌が乾燥してしまってはもったいないです。
でもちょっと入り方を変えるだけで見違えるように肌が乾燥しなくなるので、是非試してみてください。
美容にも健康にも良い浸かり方をすれば肌も潤うし、疲れも取れて気持ちよく眠れるでしょう。