ココナッツオイルの美容効果〜食べても塗ってもキレイになれる

ココナッツオイルのダイエット効果については、「ココナッツオイルで本当に痩せられるの?ダイエットにいい理由とは」でお話ししましたが、今回は、美容効果についてご紹介したいと思います。

ココナッツオイルは食べることもできるし、塗ることも出来るので、内側と外側、両方からどんな美容効果があるのか、使い方なども合わせてお伝えしていきます。

30代からは添加物や防腐剤たっぷりの化粧品よりも、天然素材を使ってお肌をきれいにしていって欲しいと思います。特に天然のオイルはビタミンやミネラルも豊富で身体にもいいものですから、ぜひ毎日のケアに取り入れて下さい。

ココナッツオイルの美容効果:食べる編

ココナッツ

ココナッツオイルは太りにくいオイルですから、調理の油をココナッツオイルに変えるとか、ドレッシングのオイルをココナッツオイルにするなどしても、取り入れやすいですね。

ただしドレッシングは、冷たい材料と混ぜると固まってしまいますから、ホットサラダなんかにおすすめです。

食物繊維とラウリン酸で便秘を解消

食物繊維とラウリン酸で腸内環境を整えて、便秘を改善できるといわれています。便秘が続くと吹き出物ができたり、肌荒れしやすくなりますよね。

これは腸内で発生した有毒ガスが血液中に溶け出して全身を巡り、皮膚から出てくるからです。だから、腸をきれいにすることは、きれいな肌を作ることとつながるんですよ。

便秘がちな人は、コーヒーなど温かい飲み物にスプーン1杯のココナッツオイルを入れたり、料理をする時にココナッツオイルを使うようにしてみるといいかもしれません。

免疫力を高めてアトピーなどの皮膚症状を改善

ココナッツオイルのラウリン酸は母乳にも含まれる成分で、免疫力アップにつながるとされています。

アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患は免疫力の低下が原因の一つとされているので、免疫力をアップさせることで、皮膚の症状を改善できるとされています。

ココナッツオイルの美容効果:スキンケア編

ココナッツ

植物オイルはよくマッサージに使われますが、ココナッツオイルは正直言ってマッサージ向きではないかなと思います。

アロマテラピーでもマッサージをする時に、アロマオイルを植物オイルで希釈して身体に塗るんですけど、手の滑りを良くしたいので、さらっとしたオイルを使います。
→「キャリアオイルの種類と効能〜マッサージやスキンケアに大活躍!」でご紹介しているオイルはマッサージ向きです。

ココナッツオイルは融点が高く、常温では固体なので、手の滑りはあまり良くないです。もちろん、24度以上で液体になるので、肌にのせれば溶けるのですが、マッサージは流れが大事なのでその都度とかすのはとても面倒です。

ですから、お肌に塗って化粧品のような使い方をするのがいいかと思います。お肌に使うなら、食用のものではなく、化粧品グレードのものを使いましょう。その方が不純物が少なく、お肌に優しいからです。

保湿ケアに

ココナッツオイルは保湿効果も高いオイルですし、抗酸化作用の強いビタミンEも含まれているので、シミやシワの予防にもおすすめです。

ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は抗炎症作用などもあるので、ニキビの予防にもいいかもしれません。

乾燥が気になるところなどに、クリーム代わりに直接塗ってください。唇などにはリップクリーム代わりに塗るとかさつきを改善します。口に入っても安心ですしね。

顔だけでなくボディケアにもいいですし、特にかかとや肘などがさがさしがちなところに丁寧に塗り込むとツルツルになりますよ。

ミツロウで手作りクリーム

ミツロウ(ビーワックス)と混ぜることで、クリームを手作りすることが出来ます。

<材料>
ココナッツオイル 50g
ミツロウ 10g

これを鍋などに入れて湯煎で溶かします。溶けたらクリーム容器などに移して冷まします。クリーム状になる前に、アロマオイルを入れるとさらに効果の高いクリームになりますよ。

◆ニキビ肌には
ティーツリー
プチグレンなど

◆保湿効果を高めたいとき
ゼラニウム
ローズウッド
ラベンダーなど

ミツロウの割合が多いと固めのクリームになります。割合は好みで変えてみて下さい。

ヘアケアに

ココナッツオイルはヘアパックにもおすすめです。私も髪の乾燥がひどい時にたまにやりますが、かなりしっとりしますよ。

そのままだと塗りにくいので、私はふた付きの容器に移して湯船に入れておきます。分量は髪の長さにもよりますが、私はセミロングで大さじ2〜3くらいを使っています。

これもせっかくですからアロマをプラスしたいですね。髪にいいとされているのが、

  • ローズマリー
  • イランイラン
  • カモミール・ローマン
    などですが、カモミールは高価なのでもったいないからあまり使いません。

イランイランはかなり濃厚な香りなので好みが別れるところですが、オレンジなど柑橘系の香りをブレンドすると濃厚さが和らぎます。

ということで、ローズマリーを使う頻度が高くなるんですが、これをココナッツオイルに数滴混ぜて、それを髪にしっかりなじませていきます。

私は10〜15分くらいおいて洗い流しています。ココナッツオイルはかなりべたっとしたオイルなので、シャンプーは2回しています。

ぜひ30代からはオイル美容を!

ココナッツオイル

オイルって色々な種類があってそれぞれに効能が違うので、肌に合わせて使い分けることも出来るんです。

つい忘れがちですが、皮膚は人体最大の「臓器」です。内臓の鏡でもあり、体調がダイレクトに出る部分でもありますね。だからこそ、肌をしっかりケアしていくってとても大事。

その臓器に、化学薬品を塗るよりも、天然の素材を塗った方が安心じゃないでしょうか。肌に塗るものは口に入れても平気なものにしたいと思って、日頃から色々なオイルを使っていますが、昔よりも断然肌の調子がいいんです。海外ブランドの化粧品を使っていた頃は、大金はたいて肌を痛めつけていたようなものだなと今では思います。

シンプルイズベスト。余計な手間をかけずに質のいいものを使えば、肌は応えてくれます。日々のケアにもっとオイルを取り入れませんか。

ライター紹介

奈南有花アロマテラピーインストラクター&フリーライター

投稿者プロフィール

アロマセラピストスクールメディカルアロマ講師兼副学長
2012年まで社会保険庁(日本年金機構)にて年金関連業務に携わり、「消えた年金問題」などで大変忙しい時期を過ごす。その時の経験も活かし、年金・社会保険については「真実」の情報発信をしている。
また肌の弱かった長女のために様々な自然療法を試すうちにアロマテラピーにたどり着き、独学で勉強を始め、2010年にはアロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターの資格を取得する。 現在、多方面の経験を生かした記事を書く「webライター」としても活躍中。
【専門分野】社会保険・年金の仕組み、手続等。アロマテラピー全般。美容・健康・食について

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