職場での悩みの8割は人間関係だといわれます。私も、前の会社ではなかなか大変な思いをしました。
ただ、私はあまり悩みを抱えないタイプなので何とか乗り切ってきましたが、悩みやすいタイプの人は毎日が辛いかもしれないですね。
そこで今回は、人間関係に悩みやすい人の特徴と、人間関係の悩みをどうしたらいいか、その対処法についてお話しします。
人間関係は自分の考え方ひとつで変えられますよ。出来るものからやってみてください。
目次
人間関係に悩みやすい人の特徴とは
自分に当てはまるものがないか、ちょっと考えてみてください。
自分にも厳しいが、他人にも厳しい完璧主義者
完璧主義者とは一見仕事が出来るように見えて、実は厄介な人です。
自分だけが完璧を目指しているならまだしも、人にもそれを要求しがちだからです。
自分の考えを曲げない
会社には色々な人がいて、色々な考え方があります。いつでも自分が正しいとは限りません。
自分の考えが正しいと思い込んでしまうと、周りとうまくいかなくなることが多いですね。
「〜すべき」などが口癖です。
人を頼らない、相談しない
完璧主義者にありがちなのですが、問題を一人で抱え込んで誰にも相談しない、という人は孤立しがちです。
人に話したら、なんだそんなことかというような些細なことでいつまでも悩んでいたりします。
人間関係に悩んだ時に出来ること。7つの対処法
たいていの人はイヤな上司や言うことを聞かない部下がいても、「そんなものだよね」とある程度割り切ってつき合っているものなのです。
人と自分は違うのですし、色々な考え方を受け入れられるようにならないと、いい人間関係は築いていけません。
1.女性は笑顔を大事にしよう
これは性別関係ないことなのですが、女性は特に笑顔が大事だと思います。
笑顔で対応されてイヤな人はいないからです。
いつも自分に笑顔で接してくれる人に辛く当たる人はいませんよ。
これがやってみると意外と難しい!笑顔を作っているように見えて口が一文字になってしまうからです。
最初は手で口角をあげるなどして、どのくらい上げると笑顔に見えるのか、鏡を見ながら研究してみてくださいね。
2.否定的な言葉を使わない
人と話す時に、
- でも
- だって
- だけど
- 〜ない
というような、否定的な言葉を出来るだけ避けるようにしてみてください。
反対意見を言う時でも、「そうですね。そういう考え方もあると思いますが、私はこう思います」というように、肯定的な言い方が出来ると思います。
真っ向から人を否定していると、この人と話している時分が悪くなると思われてしまうからです。
これだけでも会話の雰囲気が変わってきますよ。
3.自分の行動にフォーカスする
例えば上司に仕事のことで必要以上に厳しく叱責されたとします。「なんでこんな怒られ方しないといけないの?」と腹が立ちますよね。
私もそうでした。なんでそこまで言われないといけないのか?と腹を立てました。
でも、腹を立てても何も解決しないんですよね。
そんな時は、相手ではなく自分の行動にフォーカスすることです。
- 自分に非はなかったか
- 自分に改善すべき点はないか
- どうすれば同じ間違いをしないで済むか
など、「自分がどうしたらいいのか」ということを考えるようにします。
私も腹を立てた後に冷静になって考えてみれば、自分にも落ち度があったということに気がつきました。
それを棚に上げて怒っても、人間関係は良くなりませんよね。
ここは一歩引いて、自分がどうしたらいいのかと考えた方が建設的だと思います。
4.自己肯定感を高める
例えば完璧主義の人。実は自己肯定感が低い人が多いのです。
自分に自信がないから、失敗するのが怖くて頑張りすぎてしまう。そしてその頑張りを、いつしか周りにも要求してしまう。
それでは人間関係が改善されることはありません。
失敗してもいいし、批判されてもいい。自己肯定感が高いと、気にならないことなんです。
自分に自信をつけるというのはなかなか難しいことなのですが、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
それを積み重ねていけば、段々自分に自信が持てるようになっていきます。
5.違いを受け入れる
会社には様々な年代の人がいます。だから、考え方も様々で、何が正しいのかはその時々で変わります。
あるときは自分の考え方が正しかったとしても、状況が変わればそれは適さないということが出てきますよね。
ですから、人と意見が合わない時には「そういう考え方もあるな」といったん受け止めることが大事です。
どんな意見、考え方にもいい面と悪い面があるのですから、様々な違いを受け入れて、柔軟に考えることが必要でしょう。
6.コミュニケーションをしっかりとろう
人間関係が悪化するときは、コミュニケーション不足になっていることが多いです。
言葉が足りなかったり、ちょっとした誤解から傷口が広がっていくのです。
もし心に引っかかることがあったら、すぐに本人に確認するなど、問題が小さいうちに解決しておけば、大きなトラブルに発展することは少ないです。
7.嫌な人とは無理に仲良くしなくていい
会社は仕事をするところであって、友達を作るところではありません。嫌な人とは無理に仲良くしようとしなくていいのです。
お昼は好きに食べればいいし、雑談に加わる必要もありません。
女性は一緒に行動しないとうるさい人もいるかもしれませんが、煩わしいと思ったら好きに行動しましょう。大人なのですから。
ただし、口をきかないとか極端なことはしないでくださいね。それはちょっと違います。
必要なコミュニケーションはとりつつも、女子高生じゃないんですから、いつも一緒にいる必要はないということです。
挨拶など人として大事なことができていればそれでいいと、ある程度の割り切りは必要です。
色々な人がいるのですから、適度な距離感でつき合うようにすれば悩みを抱えることも少なくなります。
悩んでいても人間関係は変わらない。自分が変わる努力を
まずは自分が変わらないとね、というお話をすると、「私が悪いって言うの!」と怒ってしまう人がいるのですが、そんなことは言っていません。
いいとか悪いという話ではなくて、今の状況を改善するために自分に出来ることはないか?と考えてみて欲しいのです。
どこへ行っても合わない人はいますし、人間関係の悩みは出てきます。だからこそ、その問題にぶつかった時に、違う角度から見て状況を改善していけるような柔軟さが必要なのです。
少しでも楽しく生きていくために、自分がどうなったら幸せなのかな?ということを考えて、いい方向へ変えていけるように努力してみてください。