マルベリーとは桑のこと。蚕のえさとして良く知られている桑は、その実も甘酸っぱくてとても美味しく栄養も満点。
葉っぱの方も様々な効能があり、ダイエットや生活習慣病の予防に役立つ素晴らしいお茶になるんです。
特に甘いものが好き!という方には積極的に飲んで欲しいお茶なんです。マルベリーリーフ(桑の葉)の効果効能についてご紹介しましょう。
目次
マルベリーリーフ(桑の葉)とは
桑の木の歴史は古く、日本にはすでに3世紀頃に入って着たといわれています。葉っぱは蚕のえさになりますね。
葉や実はもちろん、根や枝なども漢方の材料として使われる、とても薬効の高い章物なのです。中国では乾燥した葉や根などを糖尿病の予防などに古くから使われてきました。
日本では、鎌倉時代に臨済宗の栄西が著した「喫茶養生記」という医書に、桑を食する方法と飲水病(=糖尿病)の治療法などが記されており、この頃から桑の効能が知られていたんですね。
マルベリーリーフの効果効能
桑の葉に含まれる栄養素はすごい。例えば、
- カルシウム:キャベツの60倍
- 鉄:小松菜の15倍
- カロテン:ほうれん草の10倍
など、野菜を超えるミネラル、ビタミンが含まれているのです。蚕のえさにしておくのはもったいない。
というよりも、こんなに栄養豊富なものを食べているから、蚕から絹が採れるのでしょうかね。
糖尿病の予防
桑の葉茶の一番の効能は糖尿病の予防でしょう。甘いものが好き、味の濃いものが好きという方は、水や麦茶よりも桑の葉茶を飲んだ方がいいかもしれないですよ。
桑の葉にはDNJ(デキオシノジリマイシン)が含まれていて、これが血糖値の急上昇を抑えてくれるのだとか。
糖質を分解する働きのある酵素を抑えることで、腸からブドウ糖の吸収を阻害するのだそうです。
これによってインスリンの分泌を抑え、糖尿病のリスクを低下させます。
血圧を下げる
甘いもの、塩辛いものが好きな人が心配しなければいけないのは糖尿病だけではありません。その前に、高血圧、動脈硬化なども心配です。
桑に含まれるGABA(ギャバ)には血圧を下げる効果が期待できるので、生活習慣病の予防に役立つでしょう。
ダイエット効果
まだラットでの研究段階ですが、桑の葉には内臓脂肪を減少させる効果があることが分かっています。
年齢とともに落としにくくなる内臓脂肪は、運動してもなかなか減らない脂肪。お茶を飲んで減るなら、嬉しいと思いませんか。
便秘の解消
女性はこれも嬉しい!桑の葉には食物繊維も豊富に含まれているので、腸内環境を整えて便秘を解消する効果も期待できるんです。
お茶ならカロリーもゼロだし、お腹もスッキリするし、ついでに脂肪もたまりにくいなんて、まさにキレイでいたい女性のためのお茶ではないでしょうか。
滋養強壮にも
風邪を引きやすいとか疲れやすいなど、身体があまり丈夫じゃないなと感じている人にも是非飲んで欲しいと思います。
桑の葉にはビタミン、ミネラルなど体にとって大切な栄養素が幅広く含まれているので、新陳代謝を高めて丈夫な身体を作るのに役立ちます。
マルベリーリーフティーの淹れ方・飲み方
一人分につき、茶葉をティースプーン一杯、お湯はカップ一杯分用意します。
ティーポットに人数分の茶葉を入れてお湯を注ぎます。お湯は必ず1度沸騰させてから使いましょう。
3分ほど蒸らしたらカップにお茶を注ぎます。好みではちみつやミルクを加えてください。
粉末にしてもOK
茶葉の栄養を丸ごと摂りたい場合は、乾燥した葉を見るなどで細かくして、粉茶として飲みましょう。そうすれば蒸らす手間も必要なく、お湯を注いですぐにお茶が出来ます。
また、リーフティーとして飲むよりも栄養価が高くなるので、ちょっと疲れてるなと感じたら葉っぱごと飲んでしまいましょう。
マルベリーリーフティーの味は?
味は、といいますとハーブティーの中でも飲みやすいお茶だと思います。もちろん、個人的な好みがありますが、ベリー系のお茶は香りも良いものが多く、単品でも飲みやすいです。
ただ、もし飲みいくなと感じたら、他のお茶とブレンドして飲むか、蜂蜜を少し加えると飲みやすくなると思います。
ダイエット目的なら食事と一緒に飲もう!
桑の葉茶はお茶なので、いつ飲んでもいいのですが、血糖値を抑えたり脂肪を減らす目的で飲むなら、食事と一緒、または食後に飲むがいいでしょう。