表記のイラストは「分かれ道」です。右方向は「成功」、左方向は「失敗」です。はじめからわかっていれば、みんな迷わず右へ行くはずですよね。そうです、このページでは全員が迷わず右へ進めるように記事作成にあたって一番重要なお話をしたいと思います。
目次
最初に結論を言っちゃいます。
ユーザーに読まれる記事を書くには、検索者の「検索意図」を理解してその意図欲求を満足させることが重要である。
ここで言う検索者の「検索意図」とは、検索者の「本当に知りたいこと」ということです。
検索意図=本当に知りたいこと
ということで以下のような解釈ができます。
ユーザーに読まれる記事を書くには、検索者の「本当に知りたいこと」を理解してあなたの記事を読んだユーザーを満足させることが重要である。
質問者の「本当に知りたいこと」を理解しないままおしゃべりしていると、そのうち相手から「そんなことを聞いているんじゃないよ」って言われますよね。それは質問者の知りたいことに対して答えのポイントがずれているためです。
ネット検索でも同じようなことが言えます。検索者の「検索意図」からずれている記事はユーザーからそっぽを向かれ、ひいては検索一覧から姿を消す運命となります。
「検索意図」を理解するとは、まさに質問者の本当に知りたい本質を突く答えを提供するための準備と言えるのです。
ではどうしたら検索ユーザーの「検索意図」がわかるのか。
その答えは簡単です。
あなたがユーザーの立場になって考えればいいのです。まさにユーザー目線です。
検索行為とキーワード
あなたが普段行っている「ネット検索」は自分が知らないことを知るという目的で行いますよね。そこには「知りたいこと」が必ずあるわけです。
この「知りたいこと」のためにあなたはパソコン(スマホ)の電源を入れて「Yahoo!」や「Google」といった検索サイトを開き、何かしらの単語を打ち込みませんか?
この単語のことを「キーワード」と言います。あなたは自分の知りたいことの答えを探すために最善と思われる「キーワード」を打ち込むはずです。
キーワードはひとつの単語とは限りません。複合語と言って複数の単語の組み合わせでキーワードを構成するのが通常です。
「キーワード」を打ち込んだ結果、検索サイトが返してきた一覧表をあなたはタイトルを見ながらよさそうなサイトをクリックして、あるサイト(記事)に辿り着きます。
これらの一連の動作を整理してみます。
- 知りたいことがある
- 検索サイトに「キーワード」を打ち込む
- タイトルを見ながらよさそうなサイト(記事)をクリックして閲覧する
この流れがあなたの「疑問を解決するための検索行為」と言えます。
上記の2番と3番を繰り返しながら、あなたの「本当に知りたいこと(検索意図)」を満たしてくれる記事を探します。そして何回か「検索行為」を繰り返した結果、ようやくあなたの意図欲求を満足させる記事に出会えたとします。
満足したあなたはその後どうしますか?また2番に戻って検索を続けますか?しないですよね。
ということで、あなたはある記事との出会いをもって意図欲求を満足させられました。この、ある記事があなたの意図欲求を満足させた記事となり、あなたの検索行為が終わったわけです。
これらのことから、記事を提供する側であるあなたの目標は、検索ユーザーの「検索行為を終わらせる記事づくり」であることに気が付いていただけましたでしょうか?
そして「検索行為を終わらせる記事づくり」には、1番の「知りたいこと」つまり「検索意図」を十分に理解していること、それにその「検索意図」に対して2番のユーザーが打ち込んでくるであろう「キーワード」を予測できていることが重要です。
しかし、検索意図がわかっていれば、あとは自分が検索ユーザーの気持ちになることでキーワードは容易に予想することができるのです。
ここまでのまとめ
ユーザーは何が知りたくて検索したのか。情報提供する側は、ユーザーの疑問から「このユーザーの本当に知りたいこと」を導き出すことが重要であり、この「ユーザーが検索で求めている本質」のことを「検索意図」(ユーザーインデント)と言います。
検索意図がわかれば、ユーザーがそれを調べるために打ち込んでくるであろう「キーワード」も予想がつくのです。
検索上位にランクされている記事というのは、こういったユーザーの「検索意図」を徹底的に調べ上げ、キーワードを導き出して、ほぼ完ぺきに作られた記事ばかりです。これらの記事より上位に表示させるためには、まず「相手を知る」ことが不可欠です。
この記事の執筆者は
- 狙ったキーワードでどんなことを書いているのか
- そもそもなぜこの記事がこのキーワードで上位に表示されているのか
自分が狙っているキーワードで既に上位表示されている記事の内容を吟味して、いわば「敵情視察」を行い、その記事よりも優れた内容を書くために行う事前調査のことを「リサーチ」といい、記事作成の工程で一番重要で、一番時間をかけて行う作業になります。
リサーチのやり方はまたの機会に詳しく説明していきたいと思います。