レモングラスはその名の通りレモンのような香りがさわやかな精油です。トムヤムクンなど東南アジアの料理によく使われているのでご存知の方も多いのではないかと思います。
虫除けに使えるのに肩こりにも使えるという、なかなか便利なアロマ。虫をよけてくれるのに人の身体にも有効だというのが精油の面白いところですね。
今回はレモングラスの効能や使い方についてご紹介します。
目次
レモングラスの効果効能
レモンの香りがしますが、レモンとは全く関係のない、イネのような細長い葉っぱから採れるアロマです。
柑橘系は香りが飛びやすいですが、レモングラスならさわやかな香りが持続するので、他の精油とブレンドするにも重宝するアロマです。
精油のプロフィール
科名:イネ科
学名:Cimbopogon citratus
抽出部位:全草
抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
血管拡張作用
抗炎症作用
鎮痛作用
鎮静作用
消化促進作用
防虫作用
利尿作用
収れん作用
デオドラント作用
適用例
肩こり、腰痛
筋肉痛
セルライト
消化器系の不調
ジェットラグ(時差ぼけ)
心への作用
心を落ち着かせるというよりも、レモンの香りが元気をくれます。心が疲労困憊してしまったら、レモングラスでリフレッシュして元気を取り戻しましょう。
身体への作用
血管を広げて血流を良くし、痛みを和らげる作用があるので、筋肉痛や肩こりなどに有効です。また、脚の疲労にもいいですよ。たくさん歩いてふくらはぎがパンパン!というときに使うといいでしょう。
肌への作用
レモングラスのレモンの香りは、シトラール(ゲラニアール+ネラール)という成分が入っているからなのですが、皮膚には若干刺激のある成分ですから、敏感肌の人は使用に注意です。
肌にハリを与えたり、皮脂のバランスを取ってくれる働きがあるので、年齢を感じ始めたお肌にはおすすめですよ。
レモングラスの禁忌事項
イネ科の植物にアレルギーのある人は注意します。
レモングラスの使い方・楽しみ方
やっぱり香りの良さが魅力のレモングラス。どことなく青臭さもあるレモンの香りですが、さわやかで気分もリフレッシュできます。
肩こりジェル
筋肉が疲労を起こした時、血行が悪くなって老廃物がたまっている時などに使うと循環を良くして筋肉を柔らかくするサポートをしてくれるレモングラス。私も肩こりブレンドとしてよく使います。
<肩こりジェル>
- 水溶性ジェル 小さじ1
- レモングラス精油 1滴
- ローズマリー・カンファー 1滴
これをよく混ぜて身体に塗ります。肩こりだけでなく、腰痛や筋肉痛にもOK。立ち仕事で脚がパンパンな方にもおすすめです。
ジェルならストッキングの上からも塗れるので、クリーム容器などに入れて持ち歩いても便利ですよ。
セルライトのマッサージ
ボディオイルとしても使えるレモングラス。セルライトの除去に、念入りにマッサージしてみましょう。
<ボディオイル>
- ホホバオイル 小さじ1
- レモングラス精油 1滴
- グレープフルーツ精油 1滴
グレープフルーツの脂肪燃焼効果とあわせて、セルライトを撃退しましょう。このオイルを太ももやお尻などセルライトが気になるところに塗って、脂肪を押しつぶすようなイメージでしっかりとマッサージします。
お風呂上がりなど、身体が温まっている時にやるといいでしょう。
グレープフルーツの効能についてはこちらでも詳しくご紹介しています。
>「グレープフルーツの効能〜脂肪燃焼でダイエット効果!?」
虫除けスプレー
レモングラスは虫除け効果も期待できるので、天然の香りで防虫したいという時におすすめです。
<材料>
- 無水エタノール 5ml
- レモングラス精油 10滴
- ゼラニウム精油 5滴
- ペパーミント精油 5滴
- 精製水 95ml
<作り方>
- スプレーボトル(100均でOK)に無水エタノールを入れます。
- 精油を入れてよく振り混ぜます。
- 精製水を加えてからボトルを閉めて、さらによく混ぜます。
精油は水には溶けないので、入れる順序を間違えないこと。エタノールによく溶かしてから水を加えます。
蚊や小バエなどの害虫を寄せつけないブレンド。網戸などにスプレーしておくと虫を遠ざけてくれます。天然の香りで、虫を防ぎながらルームコロンとしての使い方も出来るスプレーです。
アロマのスプレーについてはこちらでも色々ご紹介しています。
>「簡単手作りアロマスプレー13選!効果別アロマスプレーの作り方」