カモミールのハーブティーはリラックス効果も高く、カフェインも含まれていないので、寝る前に飲むお茶としても人気がありますね。
そんなカモミールティーの効能や美味しい飲み方のご紹介です。
目次
カモミールのハーブティーの効能
一般的に「カモミールティー」というとジャーマン種のカモミールです。カモミールにはジャーマン種とローマン種があって、甘い香りで美味しく頂けるのはジャーマン種。ローマン種は苦くて美味しくありません。カモミール・ローマンはアロマテラピーで使う精油の方が有名です。
高いリラックス効果
なんといってもこの香り。心が安らぐリンゴのような甘い香りです。安眠効果も高く、寝る前に飲むのがおすすめ。ストレスで疲れた心を癒してくれますよ。
寝つきが悪い時などにゆっくり時間をかけて飲んでみましょう。たまにはスマホから離れて、好きな音楽でもかけてハーブティーでゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。
ホルモンバランスを整える
カモミールには女性ホルモンのバランスを整える働きもあります。生理痛で辛い時や生理前のイライラする時などは、カモミールティーで心身ともにリラックスできます。
肌を健やかに保つ
カモミールにはアズレンという抗炎症作用のある成分が含まれているので、肌荒れにもいいんです。特に乾燥肌にはおすすめです。
最近では抗糖化作用も注目されています。糖化とは身体の中の余った糖分とたんぱく質が結びついてAGEsという糖化生成物を作り出すこと。これが体内に蓄積すると「黄ぐすみ」の原因になったり、コラーゲンの劣化につながります。
ホットケーキやパンを焼いた時にこんがりきつね色になるのが糖化現象です。あれと同じことが肌で起こるのですから怖いですよね。
カモミールにはこの糖化を防ぐ働きがあるとされています。
飲んでももちろん良いのですが、私のおすすめは化粧水として使うこと。ちょっと濃いめに煮出したカモミールティーにグリセリンを少々加えて化粧水として使います。
もしくはティーバッグにカモミールを入れて、そのままお風呂に投入。入浴剤代わりにもなるんです。
香りもいいし、肌のかゆみもおさまるし、飲んでも塗っても肌に嬉しいハーブです。
花粉症対策に
カモミールには抗アレルギー作用があり、花粉症対策としても有効だと言われています。元々抗炎症作用によって、目のかゆみや傷の手当にも使われていたハーブなので、鼻水鼻づまり、のどの痛みなどにも役立ちます。
カモミールティーを入れてその蒸気を鼻や喉から吸い込んでみましょう。呼吸器の辛い症状が緩和されるでしょう。
もちろん、飲んでも喉を優しく潤いしてくれますよ。
美味しいカモミールティーの飲み方
カモミールティーはほんのり甘い香りで、ハーブティーの中でも飲みやすい方です。
美味しい淹れ方
ハーブティーの基本は沸かしたての熱湯で入れること。熱いお湯を使うことでカモミールの成分をしっかり抽出できます。
- カップ1杯分のお湯に対してスプーン2杯分のカモミールを用意します。
- 人数分のカモミールをティーポットに入れてお湯を注ぎます。
- 3分程蒸らして出来上がり。
- 茶こしを使ってティーカップに注ぎます。
美味しい飲み方
そのままでも十分美味しいのですが、飲みにくいなと感じたら蜂蜜をプラスしてみてください。甘味が増して美味しくなります。
また、ミルクやレモンとの相性もいいので、色々組み合わせて飲んでみてくださいね。
おすすめは蜂蜜とチューブの生姜を少し入れること。疲労が激しく、風邪を引きそうだなと思った時におすすめの飲み方です。
生姜は加熱することで温め成分が増すので、生のまま摂るよりもお茶など熱いものに入れて熱を加えた方が効果的なんですよ。
身体の芯から温まるお茶になります。ぜひお試しあれ。
カモミールティーを飲む時の注意事項
カモミールはノンカフェインで体に良い作用がたくさんありますが、若干注意が必要なお茶でもあります。
妊婦さんは注意
カモミールの学名「Matricaria」は「子宮」という意味から来ています。子宮の強壮剤であり、月経を正常化させる働きがあるので、妊娠初期には避けた方が良いでしょう。
ブタクサアレルギーの方は注意
カモミールはキク科の植物です。同じキク科の植物にアレルギーを持っている方は注意してください。
よもぎやブタクサにアレルギーがあると、カモミールティーでもアレルギー症状を起こすことがあります。
ただ、私はブタクサのアレルギーで夏から秋にかけて花粉症の症状が出ますが、カモミールで体調が悪くなったことはありません。
個人差があると思いますが、心配な人は病院でアレルギー検査をした方がいいかもしれないですね。