毎日ストレスを感じることなく生きていける幸せな人がどのくらいいるでしょうか?ストレスの感じ方は人それぞれで、同じ出来事に遭遇しても何とも思わない人もいれば、すごくストレスに感じてしまう人もいますね。
それは生まれながらに持っている気質の影響もあるので、ストレスを感じなくするのは多分とても難しいんです。
でも、感じたストレスを和らげることならできるはず。そのお手伝いが出来るのがアロマテラピーなんですが、今回ご紹介するマジョラムは、ストレスに弱い、心が疲れやすい人に使って欲しいアロマです。
目次
マジョラムの効果効能
マジョラムといったら「自律神経」。そのくらい、自律神経のバランスを取るのに適したアロマなんです。
副交感神経を優位にしてくれるので、神経が高ぶって眠れない時に使って欲しい。精油には気持ちをリラックスさせるものが多いですが、ストレスが溜まりすぎてちょっといい香りを嗅いだくらいではもう気持ちがほぐれない、というくらい精神的に疲れてしまった時に、マジョラムの香りで自律神経のバランスを取ると、少し落ち着いてくるはずです。
精油のプロフィール
- 科名:シソ科
- 学名:Origanum majorana
- 抽出部位:花と茎葉
- 抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 副交感神経強壮作用
- 神経バランス回復作用
- 血圧降下作用
- 血管拡張作用
- 鎮静作用
- 誘眠(ゆうみん)作用
- 抗真菌作用
- 抗菌作用
適用例
- あらゆるタイプの自律神経失調症
- 神経痛
- リウマチ
- 腰痛
- 精神的衰弱
- 鼻炎
- 胃痛
- 気管支炎
- 生理痛
心への作用
ストレスを感じると、それに対抗しようとして自律神経の交感神経が活発になります。心も身体も戦闘体勢になるからです。
そんな状態が続いていると、美味しいものを食べても、お風呂に入っても、ちっともリラックスできない、なかなか眠れないということに。
そんな時にマジョラムで副交感神経を優位にしてあげると、尖った気持ちも丸くなって気持ちよく眠れるようになるでしょう。
身体への作用
筋肉痛や腰痛などの痛み、血行が悪いことで身体が固くなっている時などに有効なアロマ。血管を拡張させて血流を良くするので、冷え性ぎみの人にもいいですね。
副鼻腔炎や気管支炎などの症状にも良いので、風邪の引き始めに使うと症状を悪化させないようにしてくれるでしょう。
アロマオイルは薬ではないので風邪や病気を治すことは出来ないのですが、風邪の引き始めや体調不良ぎみの時に使うことで、心身をリラックスさせて免疫力をアップさせたり、風邪の不快な症状を和らげることはできるんですよ。
マジョラムの禁忌事項
マジョラムは生理痛の緩和にも使えるアロマなので、妊婦さんには不向きです。妊娠中は使用を避けましょう。
マジョラムの使い方・楽しみ方
温かみのあるハーブの香りの中にちょっとスパイシーさを感じるマジョラム。芳香浴とマッサージで使ってみましょう。
寝る前の芳香浴に
寝る前に、ティッシュに数滴たらして枕元に置いておきます。お部屋の中もいい香りになりますし、マジョラムの香りに包まれて、穏やかな気持ちでぐっすり眠れると思います。
おすすめのブレンドとしては、
など。疲れている時はとにかくぐっすり眠ることが大事。時間は短くてもしっかり眠れば心身ともに疲れが取れますから、眠りが浅いとか寝つきが悪い人はぜひマジョラムを使ってみてください。
筋肉痛や腰痛のマッサージに
血管を広げて血流を良くすることで痛みや疲労を取っていきます。お風呂上がりにマッサージしてみましょう。
<マッサージオイル>
- ホホバオイル 小さじ1
- マジョラム精油 1滴
- ローズマリー・カンファー精油 1滴
ローズマリー・カンファーにも筋肉の凝りをほぐす働きがあるので、肩こりなどにも使えるマッサージオイルオイルです。
疲れたところにオイルを塗って、よくマッサージしてください。身体が温まってきて凝りもほぐれてくると思います。
私も強力な肩こり&腰痛持ちですが、お風呂上がりや寝る前に軽くマッサージするだけでも翌日の疲労感は違ってきます。あまりひどい状態になる前に、適度にセルフケアをしてくださいね。