キャリアオイルはマッサージに使うだけじゃなくて、ヘアケアにも使えるのをご存知でしょうか。質の良いオイルは少量でも髪を保護してダメージから守ってくれますから、これを使わない手はありませんよ。
アロマテラピーで使うキャリアオイルは、精油を薄めてマッサージなどに使う植物オイルのことで、ホホバオイルやオリーブオイルなど様々な種類があります。
スーパーで売っているオイルなど、食べられるオイルはほとんど使えます。ただし、余計な添加物のないものに限りますが。
今回はどのようなキャリアオイルがヘアケアに向いているのかをご紹介します。
目次
ヘアケアに向いているのはこの3つのキャリアオイル!
キャリアオイルには色々な種類がありますが、ヘアケアに向いているのはズバリこの3つ!
- 椿油
- ホホバオイル
- アルガンオイル
です。
何がいいのかというと、熱に強いオイルであること。ヘアケアに使うとなると、ドライヤーの熱から髪を守る必要があるからです。
熱に弱かったり、酸化しやすいオイルではダメなんです。加熱にも強く酸化しにくい、そんなオイルがヘアケアに向いています。
1200年前から使われてきた椿油
なんといっても一番は椿油!カメリアオイルとも呼ばれる椿油、私はかれこれ10年以上使っていますが、たまに違うオイルを使うと、この椿油のなじみの良さを再認識します。
そう、髪にとてもなじみが良くて、しっとりするんです。
椿油の効能についてはこちらでもさらに詳しく解説しています。>>『ツヤのある黒髪を作る椿油〜古くから愛されてきた椿油でヘアケア』
椿油にはオレイン酸が豊富
椿油のなじみの良さの秘密はオレイン酸。オレイン酸は人の皮脂にも含まれている成分なので、皮膚や髪に刺激が少なく、すーっとなじみます。
椿油は85%がオレイン酸。
これはオリーブオイルよりも多いんです。オレイン酸は空気に触れても酸化しにくく熱にも強いのが特徴です。
椿油でドライヤーの熱から髪を守る
熱に強いのが特徴ですから、ドライヤーの熱から髪を守るのに役立ちます。洗髪後、タオルドライした髪に、毛先を中心になじませて下さい。
あまりつけすぎるとべたべたになってしまうので、ほんの数滴で大丈夫です。
キューティクルを保護して髪の水分を中に閉じ込めるので、髪がしっとりしますよ。
酸化しにくいホホバオイル
ホホバオイルは半永久的に腐らないといわれるほど安定したオイルです。
正確に言うと「油」ではなく、ワックスエステルという物質なので食べることは出来ません。
ワックスエステルで天使の輪!
保湿効果の高いホホバオイルは髪を乾燥から守ります。
キューティクルが剥がれて髪の水分が蒸発してしまうと髪のぱさつきの原因になりますね。
キューティクルを保護して髪の水分を保つことで傷んだ髪に潤いを与えます。
朝のヘアケアに髪に薄く塗っておくと、ドライヤーだけでなく、紫外線などのダメージからも髪を守ります。
さらっとしてエイジングケアにもいいアルガンオイル
モロッコの砂漠で採れる希少なオイル、アルガンオイル。オレイン酸とビタミンEが豊富で、酸化しにくいのが特徴です。
スキンケアにももちろん使えますし、髪の保湿にも適しています。
ビタミンEが豊富ですから、抗酸化力が強く、エイジングケアにもいいんですよ。
とてもさらっとしたオイルで、においもほとんどないので、髪に塗ってもなじみが良いのです。
しかも熱に強い!だから、ドライヤーの熱からも髪を守ります。
アルガンオイルをアウトバストリートメントとして
椿油と同じように、洗髪後の髪を乾かす時に使いましょう。ほんの数滴、毛先になじませて下さい。
また、日焼けにも強いので、お出かけ前のケアにも適しています。
モロッコの女性が日焼けから肌を守るために使ってきたオイル。紫外線から肌や髪を守る作用にも優れているんですよ。
まとめ:実は全身のケアに使えるキャリアオイル
今回ご紹介したオイルは「熱に強い」「髪になじみが良い」という点で、ヘアケアに良いオイルとしておすすめしました。
でも、髪にいいものは肌にもいいんですね。どのオイルも、顔やボディ、1本で全部ケアできます。
オイルってべたつくんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、質の良いオイルはすーっとなじんでべたつきません。
しかも、少量で伸びが良いのでコスパも最高!防腐剤などの添加物の心配もないキャリアオイルを使って、ツヤのある髪を手に入れませんか?
ヘアケア以外に、スキンケアに使う方法はこちらをご覧ください>>『キャリアオイルをスキンケアに使う方法〜クレンジングからパックまで』