【賃貸実践編】不動産屋さんの看板・宣伝広告って信用できる?

不動産屋さんに行ったことがある人でもない人でも街を歩いていれば不動産屋さんをすぐ発見することができます。

それは、お店の窓一面に張られた間取り図面。しかしお店の中が見えなくなって、逆に入りにくいのもうなずけます。

不動産屋さんの外観はどこも同じですよね。なかにはカフェ風のおしゃれな不動産屋さんがあってもいいと思うんですけどね。そんなことを思っているのは私だけでしょうか?

不動産屋さんの看板

ターミナル駅なんかの不動産屋さんの多くは建物の1階ではなく2階以上にお店があって、下の歩道や道路に看板が置いてあるのをよく目にすると思います。その看板のかたちがアルファベットのAに似ていることからA看板というのですが、窓の図面にしてもA看板に貼ってある図面にしてもどれもきれいに色塗りされていますね。

ちょっと余談ですが、あのA看板って歩道や道端においてありますよね。あれ違反なんです。

警察の巡回や苦情なんか入ると没収されちゃうんですね。そんで警察署で始末書書いてから担いで帰ってくるっていうことをしょっちゅう繰り返していたことを思い出しました。

しかしここで気になることがあります。
どこのお店でも大量に目にする間取り図面ですが、貼り替えているところを目にしたことのある人はどのくらいいるでしょうか?

特に賃貸の場合は入れ替わりが激しいので、物件が終了すれば新しい物件の図面の色を塗って差し替えるのが本来ですので、しょっちゅうそういう場面を目撃してもおかしくないはずなのに。
中には、いかにも張り替えてなさそうな日に焼けて薄くなった図面なんかもお店によっては目にします。

また、あの看板に出ている物件は本当に空いているのでしょうか?

私がまだ不動産業界に入る前に何回か引越しを経験しましたが、その時はやはり不動産屋さんの前で看板を見て、気になる物件を見つけたのでお店に入りました。そして看板の物件の事を聞くと、当たり前のように「無い」と言われたのを覚えていますが、このような経験をされたことのある人は少なくないと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。

まあ、今時看板を信用して入ってくる人も少なくはなってきているとは思いますが、こういった看板は不動産屋さんがここにありますよっていう目印だと思ったほうが良いかもしれません。

「このビルの上に私達がいますよ」というお知らせの目的と、見た人がこのお店に入りたくなるような、目を引く物件を張りつけることにより、他店との差別化を図っているのです。

つまり、看板によってお店のイメージを与えているのです。しかしながらお店によっては、まめに看板の物件を張り替えているところも当然ありますのでそのことを付け加えておきます。

中には集客目的でいき過ぎた看板も目にしますのでご注意を!
場所と家賃は本物でも物件の写真が実際のものとは違っていたり、紛らわしい表現だったり・・。

看板はそのお店の顔です。
上記のような看板を目にしたら、お店の中身もそんなイメージだと思って間違いありません。

不動産屋さんの宣伝広告

不動産屋さんの宣伝広告といえば店頭チラシや今はほとんどなくなりましたが雑誌類と、あとは主流のインターネット等が考えられますが、ここでははじめにそういった広告の本音と建前についてお話します。

賃貸情報誌やインターネットを見ると希望の沿線にたくさんの物件情報が目に飛び込んできますが実際に問い合わせてみないとその物件がまだ空いているのか、もう終わってしまったのかわかりません。

ここからが重要なポイントです。

雑誌でもインターネットでも、見ていて気になる物件はお客様の方から問い合わせをしますが、この問い合わせのことを私達は「反響」と呼んでいました。

この1本の反響がきっかけで営業が始まる訳ですが、逆に考えると不動産の広告は、この「反響の電話やメール」をいかにたくさん獲得するかが重要なんです。つまり賃貸情報誌やインターネットは、「空き物件の情報提供」という目的のほかに、「反響をたくさん取るための道具」という側面もあるのも事実です。

また、後者の目的の情報はわかりやすく言うと「人気路線の安くて良い物件」ということになります。

良い物件というのは、築浅、バス・トイレ別、フローリングといった人気仕様のことで、一言でいえば「誰でも目を引く物件」です。

このような物件を載せると本当に良く反響の電話が鳴るんです。実際にお問い合わせのお部屋が空いている・空いていないにかかわらず、電話さえ鳴れば少なからず営業のチャンスを得られることになるのでそだけを目的にした広告を多く載せている業者も実在しているのも事実です。

賃貸相場への影響

物件検索サイトには、地域ごとの家賃相場なんかが載っていますが、それはいままでそこで登録された物件情報のデータ(ビッグデータ)をもとに割り出しているところが多いと思いますが、情報の中に今言ったような、非常に低額な家賃の物件が多く載ると、その地域の家賃相場が実際より低めになってしまうという弊害が生じます。

したがって、このような媒体だけで家賃相場を判断してしまうと実際に不動産屋さんで見る物件の家賃相場とのギャップが生じ、戸惑ってしまうかもしれませんので、このことはしっかり自覚しておいたほうがいいでしょう。

賃貸の宣伝広告には、本当の「空き物件情報」と、上記のような、そうでない物件情報が混在しているのです。

私は広告を見れば、それがどちらにあてはまるかはおおかたわかりますが、皆さんがどうやってそれを見分けたら良いかを説明します。

不動産屋さんへの電話チェック

その第一段階として不動産屋さんへ電話をしてチェックする方法があります。

物件情報の中で良いものがあったらまず問い合わせの電話を入れましょう。(もちろんメールでも構いません)

ここではまず、

  • その物件はまだ空いているか。
  • すぐ内見(お部屋の中を見ること)はできるか。
  • 間取り図面をFAX(メール)してほしい。

以上3点を聞きます。

すると、問い合わせに対して、

  • どの物件を問い合わせても「空いているので来てください」と言う。
  • 内見は来店して受付をしないと出来ないと言う。
  • 頼んでも間取り図面を送ってくれない。
  • 図面は送ってくれたが、物件所在地や物件名が明らかに消されていて間取り以外の情報がわからない。
  • 「一度来店しなければだめです」の一点張り

物件のお問い合わせをした時にはこちらの問いに対してきちんと対応をしてくれているかを判断してみてください。

上記のように、対応の前に明らかにお店に来させようとする態度を感じたら、その理由をきちんと説明してもらいましょう。いずれにせよ上記のような回答が帰ってきた場合はその広告物件は、来店目的の可能性大ですので充分に注意しましょう。

仲介専門の不動産業者にはお客様からの問い合わせに対して、あの手この手でお店に呼び出すためのマニュアルが出来上がっていますので、電話口の人はその通りに言わされているだけです。
それが上記の質問でわかるのです。メールでも、その文面で容易に判断がつくでしょう。

せっかくこちらから連絡しているのにそのように事務的な対応をされたら皆さんならどう思いますか?

ライター紹介

shioGサイトオーナー兼ライター

投稿者プロフィール

当サイト運営会社の代表
ヤマハにて半導体検査コンピュータのプログラマーをしていたが、芸能界に興味を持ち上京。芸能マネージャーとして安室奈美恵・MAXらの現場を担当。その後保険業界に転職。代理店資格を取得するも不動産業界へ再転職後、しばらくして仲間数人と不動産会社を立ち上げて独立。集客方法を模索しているうちにインターネットの可能性に惹かれはじめ、遂には本業に。2005年にネット系の会社を立ち上げ現在に至る。筆者の記事はすべて自身の経験に基づいた事実・見解を述べている。

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