デザイナーズ物件はおしゃれでいいな。そんなイメージだけで選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった」と後悔するかもしれません。
そんなことのないように、デザイナーズ物件の欠点について事前に知っておきましょう。
目次
デザイナーズ物件は住みにくい?こんな欠点あるある
デザイナーズ物件に明確な定義はないものの、デザイナーさんがこだわって作ったという物件を一般的にデザイナーズ物件と呼んでいます。
- おしゃれ
- かっこいい
というイメージがありますが、住んでみると意外と不便だったなどの声も聞かれます。
数が少ない
まだまだ物件数自体が少ないので、
- 駅から近い
- 間取りはこのくらい欲しい
- ○○線の沿線がいい
など条件を細かく付けてしまうと、なかなか物件が見つからないかもしれません。
また、これはいい!と思っても駅から遠かったり、理想の物件を見つけるのは苦労しそうです。
夏は暑く、冬は寒い
コンクリートのうちっ放しだと、夏は熱がこもって暑く、冬は寒いという場合があります。
特に冬は湿気がこもりやすく、結露やカビが生えやすくなります。
遮熱や防寒の対策がされているかどうかを確認した方が良さそうです。
家賃が高い
賃貸だとおよそ3割増くらい、家賃が高いのがデメリットです。
明確な定義はないといっても、オーナーが「デザイナーズ物件です」といってしまえばそれまで。
建築デザイナーなどが関わっていればその分通常の物件と比べて材料費、人件費も高くなるため、家賃も割高になってしまうのです。
ただ、その物件に対してどのくらいの価値を感じるかはその人次第です。間取りが多少狭くても自分が気に入って住む分には問題ないでしょう。
収納が少ない
デザイナーズ物件は、機能性よりデザイン性重視のものが多いので、「こんなところに収納があったら便利♪」ということはあまり期待しない方がいいでしょう。
荷物が多い人や捨てるのが苦手な人にはむいていないかもしれません。
ものがおきづらい
使い勝手よりもデザイン性、見た目優先ですから、「ここにこんな棚があったら便利だな」と思っても、それを置くだけのスペースがない場合も。
室内の作りが複雑になっていると、生活導線が悪いなど意外と使い勝手が良くないということがあります。
バスルームがガラス張り
映画にでも出てきそうな、オシャレなガラス張りのバスルーム。
一人で入っている時は開放感があっていいですが、人を招くのは難しいかもしれません。
洗濯物が干せない場合も
デザイナーズ物件にはベランダがない物件も多いですし、仮にあったとしても景観を維持するために洗濯物を干すのは禁止、となっているところもあります。
そうなると洗濯物は部屋干しか、浴室乾燥ということになるので、浴室乾燥機がついているのか、部屋干しできるスペースを確保できるか、などの確認が必要です。
魅力もいっぱい!デザイナーズ物件のいいところ
そうはいっても、やはりメリットもあります。出なければ、これだけ人気が高いはずがありません。
とにかくオシャレ
デザイナーがこだわって作っているのですから、それはおしゃれ。
お友達を招いてのホームパーティーも楽しいものです。
こんなところに住んでいるだ!という満足感にひたりたい人、内装から外観までこだわった物件に住みたいにはピッタリです。
防音性に優れている
デザイナーズ物件というと、コンクリートのうちっ放しのイメージがありませんか。
あのコンクリートですが、実は防音性・遮音性に優れているのです。
外の音が気になってしまう、静かに過ごしたいという人にはコンクリートの外壁はおすすめです。
居住者が経済的に余裕のある人が多い
デザイナーズ物件は家賃が高めですから、ある程度経済的に余裕のある人でないと住むことができないです。
経済的に余裕があればいい人というわけではありませんが、きちんと仕事をしている人が多いですし、マンションの治安面などからも安心できそうです。
どんな物件でもメリット、デメリットがある
どんな物件でも、それぞれにメリットやデメリットがあります。
機能性よりも見た目を重視したい人、とにかくオシャレな物件に住みたい人は、デザイナーズ物件を色々見て、その中で少しでも使い勝手の良い物件を選べば良いと思います。