非常に栄養価の高いスーパーフードとして人気のあるアマランサス。
使ってみたいけど、どうやって調理をしたら良いかわからないと困っていませんか。
アマランサスは雑穀ですから、意外と簡単に使えるのです。
普段の食卓にも取り入れやすいよう、アマランサスの美味しい食べ方をご紹介します。
目次
初めてでも簡単!美味しいアマランサスの食べ方
アマランサスは色々なことに使える便利な食材。是非普段の食卓に取り入れてください!
基本の下ごしらえ
アマランサスは穀物なので、生では食べられません。必ず加熱調理が必要です。
そのための下ごしらえとしては、
- 軽く洗う
- ひたひたの水に浸す(10分くらい)
- 茹でる(というよりは蒸す)
これでOKです。
時間がない時は浸さずに茹でても大丈夫です。
アマランサスは非常に粒が小さいので、普通のざるだとこぼれてしまうかもしれません。茶こしのように目の細かいものを使うといいでしょう。
茹でる時はアマランサスの1.5倍くらいの水を使います。
アマランサス1/2カップに対して水は11/2カップくらいです。
火にかけてしばらく茹で、お湯が少なくなってきたら蓋をして蒸らします。茹で汁がほとんどなくなったら火を止めてさらに蒸らします。
電子レンジを使うなら、水に20〜30分ほど浸してからラップをして5分加熱します。
そのまま蒸らせば出来上がりです。
これで下ごしらえ完成です。
お米と混ぜる
アマランサスは下ごしらえなしで使うことができるので、お米と一緒に炊くのが一番手っ取り早い方法だと思います。
お米2合に対して大さじ1くらい混ぜてみてください。量はだいたいで。好みに合わせて増減してください。
さっと洗って10分ほど水に浸したアマランサスをお米と一緒に炊きます。
水加減はいつも通りでOKです。
炊き上がりは、何だかたらこを混ぜたような食感です。
サラダのトッピングに
茹でたアマランサスをサラダのトッピングにしてみましょう。
上に乗せるだけでもいいし、ポテトサラダなどに混ぜるのもおすすめです。
おひたしに混ぜる
ほうれん草のおひたしなどにアマランサスを混ぜると、いつもとはひと味違う食感のおひたしになります。
アマランサスを茹でる時に、醤油やみりんを足して下味をつけておくと、野菜の和え物に混ぜた時にいい味のアクセントになって美味しいですよ。
白和えに入れてもいいし、ゆでた野菜とはとても相性がいいですね。
ふりかけに混ぜる
さっと洗って汚れを落としたアマランサスをフライパンで弱火で煎ります。
粒が小さいからすぐに火が通ります。1分程度でOK。
これをふりかけに混ぜると、プチプチした食感が美味しい特製ふりかけの出来上がり。
栄養価もアップします。
揚げ物の衣に混ぜる
軽く洗ったアマランサスを天ぷらなどの揚げ物の衣に混ぜるのもおすすめです。
サクサク感が増すというか、軽い食感になりますよ。
下ごしらえして冷凍保存も可能!
下ごしらえしたアマランサスは、冷凍保存が可能です。
あんまり長期間冷凍すると味が落ちるので、2週間くらいにしておいた方がいいでしょう。
アマランサスの1日の摂取目安量は?
アマランサスは栄養価が高いですが、だからといってたくさん食べれば健康になるというものではありません。
1日の摂取目安量は100gくらいが上限といわれていますが、大さじ2杯程度にしておきましょう。
食べ過ぎると食物繊維の摂り過ぎになって、かえって便秘がひどくなってしまうこともあります。
健康やダイエットのために食べるなら、少しずつ続けていった方がいいでしょう。
アマランサスは主食にもなる穀物
スーパーフードというと、最近の食べ物のように思われますが、アマランサスは古代から食べられてきた食物です。
南米原産の植物ですが、紀元前5000年から栽培されていて、その栄養価の高さから主食としても利用されていたようです。
穀物でありながら、皮ごと食べられるため、その栄養を捨てることなく取り入れられるのが最大のメリットです。
白米と比べると、
- タンパク質は2倍
- カルシウムは32倍
- マグネシウムは12倍
- 食物繊維は5倍
となっています。食物繊維が多いというのは女性にとって嬉しいですね。
他にも、
- 亜鉛
- 鉄分
- ポリフェノール
など、不足しがちな栄養素が含まれているので、日常的に取り入れたい食材です。
特にダイエット中の女性は食事を制限することから、必要な栄養素まで不足してしまうことがあります。
たしかにカロリーは抑える必要がありますが、栄養が足りないとかえってやせにくい身体になりますから、お米に混ぜるなどしてアマランサスを食べることをおすすめします。
もっと気軽にアマランサスを食べてみよう
下ごしらえといってもそれほど手間はかかりませんし、まとめて作っておけば冷凍保存が可能です。
ご飯にサラダにと大活躍する食材で、栄養もたっぷりなので、是非毎日食べて欲しいと思います。