引っ越しする前にはわからなかった部屋の湿気。実際に暮らしてみたら、思ったよりもジメジメしてせっかくの新居なのにカビが心配!
そんな時の湿気対策についてご紹介します。
湿気がたまりやすい場所、カビが生えやすい場所があるので、ポイントを押さえてしっかり除湿していきましょう。
目次
これでジメジメも気にならない!場所別の湿気対策
日当りや窓の位置などで湿気がたまりやすい部屋があると思います。そういった場所を重点的に湿気対策していきましょう。
リビングや寝室など窓がある部屋
窓がある部屋は比較的湿気がたまりにくいですが、晴れた日には窓を開けてしっかりと換気をします。そうすることで、部屋の隅たまっている湿気を取り除き、ホコリなどもたまりにくくなります。
湿気にホコリがプラスされるとダニの温床になるので、平日は難しくても休日の晴れた日は必ず換気をしましょう。
エアコンがある部屋
雨の日や湿度の高い曇りの日は窓を開けると逆効果になってしまうことも。
そんな時はエアコンの除湿機能を使って換気をします。
除湿をしつつ扇風機を回しておくと、部屋の隅々まで湿気を取り除くことが出来ます。
押し入れやクローゼットなど湿気がたまりやすいところ
換気をする時に押し入れやクローゼットの扉を開けるのも忘れずに!洋服についている汗などの湿気は意外とたまりやすいものなのです。
換気できる日はドアを開け、普段は湿気とりなどをセットしておくといいでしょう。
市販の湿気とりでもいいですし、
- 重曹
- 炭
- 新聞紙
などを置いておくと湿気を吸い取ってくれます。もちろん、リビングなどにおいてもOK。
炭や重曹は消臭効果もあるので、下駄箱の湿気とり&におい消しとしてもおすすめです。
また、衣類をぎゅうぎゅうに詰めない工夫も必要です。隙間がないと湿気が増えやすくなるので、時々衣類の入れ替えをして隙間を作るようにしてください。
重曹をグレードアップ
重曹にアロマを使えば、インテリア&芳香剤としても使えます。
<揃えるもの>
- 重曹
- 重曹が入る容器
- ガーゼ
- リボンやゴム
- アロマオイル
<作り方>
- 容器に重曹を入れます。
- アロマオイルをたらします。
- 中身がこぼれないように上からガーゼをかぶせて、リボンなどでガーゼを固定します。
- これを湿気が気になるところにおくだけ。
入れ物は何でもOKです。
あいたプリンのカップでもいいし、お椀のようなものでもかまいません。100均で可愛らしいガラスのグラスなんて買ってきてもいいですね。
そこにアロマオイル(精油)をいれますが、コップ1杯くらいの重曹に対して精油は5〜10滴くらい。
香りはお好みですが、おすすめは
- レモン
- オレンジスイート
- ペパーミント
- ティーツリー
- グレープフルーツ
- ベルガモット
- ユーカリ・ラディアタ
などのさわやかな香りがいいでしょう。
1種類だけでなく、2〜3種類加えると香りが良くなります。
畳のある部屋
畳にも湿気がたまるとカビが生えやすくなります。
畳のある部屋は換気を良くすること、掃除のついでに乾拭きをすると湿気がたまりにくくなります。
フローリングなど床の除湿
裸足でフローリングを歩くと何となくベタベタすることがありませんか。フローリングも意外と湿気がたまっています。
フローリングの除湿にも、畳と同じ乾拭きが有効です。
掃除の最後に雑巾でしっかり乾拭きをしておきましょう。
浴室やキッチンなどの水気の多いところ
浴槽にお湯をためたままにしておいたりすると、そこから湿気が発生してきます。冬はそれが加湿対策になって良いのですが、雨の多い季節は逆効果。
また、キッチンにも水気の多いものを出しっ放しにしていないでしょうか?
使ったものはすぐに片付け、なるべく水気のあるものを放置しないことが大切です。
トイレは1日中換気扇を回しておく
トイレは常に水があるので、どうしても湿気がたまりやすいです。できれば換気扇は1日中回しておくことをおすすめします。
1日換気扇をつけておいても電気代は1ヶ月で数十円です。
部屋干しをしない!
洗濯物の部屋干しも湿気の原因になります。とはいえ、雨の日には洗濯物を干せませんよね。
そんな時は浴室で乾燥機を使って早めに乾かすか、ない場合は扇風機やサーキュレーターを使って少しでも早く乾かす工夫をしてみてください。
湿気がたまるとこんな悪影響が!ジメジメは健康にも悪い
湿気がたまるとジメジメして何となく嫌な感じがするだけでなく、実際に健康にもよくないのです。
疲れやすくなる
湿度が高いと発汗による体温調節がうまく出来なくなり、身体の中に熱がこもりやすくなります。
そうすると疲れやすくなったり、体力を消耗したりして体力が段々低下してしまいます。梅雨の時期に体調を崩しやすくなるのは、湿度が高いからなのです。
カビやダニが病気を引き起こす
カビやダニは
- 喘息
- アレルギー
- 水虫
などの病気を引き起こすといわれています。
原因が思い当たらない体調不良が続くような場合は部屋の環境を見直してみた方がいいかもしれません。
部屋干しをするとダニが2倍に
東京ガス都市生活研究所の調査によると、部屋干しをしている部屋とそうでない部屋では、干している部屋のダニの数が2倍以上になることがわかったそうです。
部屋干しをする時は十分に換気をすることと、ホコリなどダニの温床になるようなものをなくすことが大事ですね。
湿度の高い日本は湿気対策が必須!徹底した除湿で気持ちよく過ごそう
日本はただでさえ湿度の高いところですから、梅雨の時期以外でも湿気がたまりやすいのです。
一度カビが生えると菌が繁殖して厄介ですから、そうならないように日頃から徹底した湿気対策でお部屋の空気をカラッと保ちましょう。