新居に移る時に以外と厄介なのがカーテン選びです。窓の数だけカーテンが必要になりますから、どんな色にしようか、デザインは?など迷ってしまうと思います。
カーテンの購入で後悔しないために、部屋や用途に合わせた選び方のポイントについてお話しします。
目次
失敗しないサイズの計り方
カーテンのサイズは専門家に測ってもらうのが間違いがなくて一番安心ですが、来てもらう時間がないなど自分で計るときは、以下のことについて注意して計ってみてください。
掃き出し窓用のカーテンの長さ
床近くまである大きな窓は、床にピッタリつけないように、下から1〜2cm離れているくらいの長さ差が理想です。
腰高窓用のカーテンの長さ
こちらはベランダにつながっていない窓など、外へ出ることが前提となっていない窓のこと。
窓枠から10〜15cm下まである長さが理想です。
カーテンのサイズの計り方
カーテンのサイズを測る時には、窓枠を計ってはいけません。
掃き出し窓の場合は、カーテンレールの下端から床まではかり、その長さから1〜2cmマイナスします。
レースのカーテンをつける場合は、そこからさらに1〜2cm引きます。
腰高窓の場合は、カーテンレールの下端から窓枠の下まで計り、それに15〜20cmほどプラスします。
カーテン幅を測るときも窓の幅ではなく、カーテンレールの幅を測ります。
片方の固定ランナーの中心から、反対側の固定ランナーの中心までを計ります。 ドレープをどのくらいにしたいかにもよりますが、幅の5〜10%増しくらいのカーテン幅がおすすめです。
部屋に合わせ色柄選び
カーテンは部屋の中でも大きな面積を占める部分なので、色柄選びは最も重要です。
寝室はリラックスできる色
寝室はリラックスする場所なので、赤やピンクなどの派手な色ではなく、落ち着いた色みの方がおすすめです。
ブルー系ならさわやかで涼しげな色ですから、暑い時期はおすすめですね。
1年を通して使いたい場合は、
- ブラウン系
- ベージュ系
- グリーン系
などが無難でしょう。
リビングは居心地の良い色
リビングはみんながくつろげること、安らげることを第一に考えましょう。
一人暮らしであってもお友達を招くこともあると思います。落ち着いて過ごせるような環境づくりがしたいですね。
- グレー系、ブルー系:モダンな落ち着いた感じ
- オレンジや赤系:温かみを感じる色み
- ブラウン系、ベージュ系:ナチュラル感のある色み
- グリーン系:他の色との組み合わせで北欧風に
インテリアとの統一感も大事なので、カーテンやソファ、テーブルなどの色みを合わせるようにしてください。
子供部屋
子供部屋は、基本的に子どもの好きな色のカーテンで良いのですが、子どもの年齢によっても適した色が変わってきます。
小さな子はカラフルな色の方が楽しいですが、あまりに柄が派手だと眠るのに邪魔になります。
女の子なら白地にパステルカラーとか、淡い色みの方がいいですね。男の子ならネイビーやグリーン系の地に柄がある、というのもおすすめです。
大きくなって勉強をする年齢になったら、ブルー系など集中力を高める色がおすすめです。
床の色との組み合わせも考える
部屋全体のインテリアにマッチしていることももちろん大事ですが、床との色合わせも重要です。
フローリングかカーペットやラグがあるのかによっても部屋の雰囲気が変わってくるからです。
フローリングならライトブラウン〜ブラウン系の色が多いと思いますが、ブラウン系は赤やオレンジなどの暖色系も合いますね
ライトブラウン系ならだいたいどんな色みでも合わせやすいです。
ラグを引くなら、ラグとカーテンを同系色にまとめるとすっきり、失敗が少ないです。
和室のカーテンは?
和室に障子があればカーテンは不要かと思いますが、あえてカーテンをつけるとしたら洋室につけるようなドレープカーテンは似合いません。
畳の部屋にはやはり和の素材がマッチします。
すだれや和紙で出来たカーテンがおすすめです。
用途に合わせてカーテンを選ぶ
カーテンは外からの視線をシャットアウトする以外にも、光や音を遮るという役割もあります。
光を遮りたい時は遮光カーテン
西日の当たる部屋は夏はかなり暑くなりますから、遮光カーテンを使うのもいいでしょう。
朝日が当たると眠れないので、目覚ましが鳴るまでぐっすり眠りたいという人は、寝室のカーテンも遮光カーテンにするといいですね。
遮光カーテンには1〜3級まで等級があります。
とにかく暗くしたいという人は1級、暗い中でもほんのり明るさを感じたいという人は3級がおすすめです。
人目が気になるところは目隠しカーテン
リビングが道路に面している場合などは、外から見えないかどうかが気になりますね。
目隠しカーテン(ミラーカーテン)をつければ、外側からは見えにくい加工がされているので、外の光を取り入れながらも、人目が気になりません。
音楽好きには防音カーテン
光を遮るのは遮光カーテンですが、音を遮断するのが防音カーテンです。
ピアノの練習をしたいなど、外に漏れる音が気になる時は防音カーテンがおすすめです。
カーテンで部屋の印象はがらっと変わる!
カーテン1枚で部屋の印象はがらっと変わります。
ですから、家具を買い替えたり、部屋の模様替えは頻繁に出来なくても、カーテンさえ変えたら雰囲気を変えることが出来ます。
そろそろ部屋の雰囲気を変えたいなと思ったら、カーテンを新調してみませんか。