小さなベランダでもプランターや植木鉢を置く場所さえあれば、家庭菜園を楽しむことが出来ます。
野菜作りなんてしたことないけど、本当にできる?と思っている方へ、初心者でも本当に作りやすい野菜だけを厳選してご紹介します。
育て方のコツやベランダ菜園ならではの注意事項などもあわせて話します。
目次
初心者でも育てやすい野菜10選!
園芸の本などを見ると、初心者では失敗しやすい野菜が載っていたりしますが、本当に育てやすいものだけご紹介しますね。
1.プチトマト(ミニトマト)
鈴なりになった真っ赤なトマトを収穫するのは楽しいですよ!プチトマトは本当に手間がかからず、初心者でも簡単に育てることが出来ます。
乾燥に強い野菜なので、土が乾いたら水を揚げる、というくらいでちょうどいいのです。むしろ水のあげ過ぎで病気になってしまうこともあるので、朝葉っぱがしなっとなっていたら水をあげましょう。
春先に苗を植えて、初夏からどんどん収穫できます。
2.茄子
茄子は夏野菜というイメージがあると思いますが、春に苗を植えたら夏から秋まで長く楽しめる野菜です。
茄子は水分の多い野菜ですから、水やりはしっかりと。実に日が当たるように、余計な葉っぱも取ってあげてください。
ナス科の植物は連作障害を起こすので、前の年に茄子やトマト、ピーマンを植えたプランターの土をそのまま使わないようにしてください。
3.ピーマン
ピーマンも茄子と並んで人気の夏野菜ですね。とにかく日当りの良いところが好きなので、バルコニーの内側にフックをかけて、高いところにプランターを置いて育てると失敗が少ないです。
乾燥と多湿に弱いので、土が乾いてからしっかり水をあげるようにします。
4.ラディッシュ(二十日大根)
ラディッシュは1ヶ月ほどで収穫できるので、手軽に育てられる野菜です。
種を蒔くと、どんどん芽が出てきます。丈夫なものだけを残して間引きしますが、間引いたものは貝割れ大根として食べられます。
土の表面に実が頭を出し始めたら収穫時です。
5.水菜
水菜はその名の通り、水が大好きなので、水やりだけは欠かさないようにしてください。
涼しいところが好きなので、真夏は向いていませんが、春先に植えれば初夏に、夏の終わりに植えれば秋から冬にかけて収穫できます。
種を植えたらどんどん芽が出てきますが、間引きしながら丈夫なものだけ残して育てていきます。
20cm以上に育てば収穫できます。抜かずに株元を残して切り取るようにすれば、株がもっと大きくなっていきます。
生で食べるなら20cmくらいの葉が柔らかい時期に、2度目の収穫はやや葉が固くなるので、鍋などに使うのがおすすめです。
6.リーフレタス
リーフレタスは種を蒔くとどんどん葉っぱが育ちます。成長した外側から収穫していきます。ベビーリーフとして、サラダに混ぜて食べてもいいですし、スープに入れるのもいいですね。
葉っぱが柔らかく、癖もないのでとても食べやすいですよ。しょっちゅう収穫できるので育てていて楽しい野菜です。
7.シソ
シソはたまに道ばたで雑草と生えているのを見かけることもありますが、とても丈夫な和のハーブです。
直射日光がずっと当たっていると葉が固くなってしまうので、半日陰でも大丈夫。日当りの良くないベランダでも育てられます。
日当りのいいところで育てると、葉は硬くなりますが香りは良くなります。
乾燥が苦手なので、たっぷりお水をあげてください。結構虫もつきやすいので、虫除けネットをしておいた方が安心です。
8.ニラ
ニラは多年草なので、切っても切っても伸びてきます。年を経るごとに段々太くなっていって、スーパーで売っているニラに近づいていきます。
種から育てると収穫に時間がかかるので、苗を植えるのをおすすめします。
9.オクラ
小学生の時に育てたことのある人もいるかもしれないですね。暑さに強い夏野菜で、手間もほとんどかかりません。
日当りの良いところを好みますが、半日陰でも育つ丈夫な野菜です。毎日たっぷりお水をあげてください。
ただし、冬の寒さは苦手なので、寒い時期は室内へ。
10.じゃが芋
ベランダでじゃが芋が出来るの?と驚かれるかもしれませんが、大きな培養土の袋を置く場所があれば出来ます。
家庭でじゃがいもを作る時は、深さのある培養土の袋をそのままプランター代わりにしてしまいましょう。
袋を開けて土を1/4ほど取ります。そこに種芋を植えます。種芋は植える前にしばらく日光に当てて、新芽を出させてから植え付けます。
水が外に出るように、袋に下の方に何カ所か小さな穴をあけておきます。
芽が出て葉が伸びてきたら、勢いのある芽だけを残して余分なものは取ってしまいます。畑の畝を作るように、取っておいた土を根元にかぶせてください。
花が咲いて、茎や葉が枯れてきた頃が収穫時です。
ベランダの家庭菜園に必要なもの、準備
とりあえず始めてみよう!と思ったものの、道具が何もない。そんな時に、最低限必要なものはこれです。
家庭菜園に必要な道具
- プランター(または植木鉢)
- 園芸用培養土
- 鉢底石
- 種または苗
- ジョウロ
- スコップ
園芸店に行けばすべて揃います。プランターや植木鉢は、出来るだけ深いものの方が野菜が良く育ちます。
ジョウロなどは、最初はありきたりのものでいいと思いますが、慣れてきたら自分が気に入ったデザインのものや、おしゃれなもので揃えてもいいですね。
出来るだけ日当りの良い場所を確保
花などは日が当たりすぎるのも良くない場合がありますが、野菜はたっぷり日の当たる場所を確保してください。
ベランダ菜園を楽しむ時の注意
ベランダの場合、他の住民の方とトラブルにならないように、マナーを守って家庭菜園を楽しむようにしてください。
水やりに注意
水を揚げる時に、下の階の方に迷惑をかけないように気をつけてください。
排水口の掃除
毎日お水をあげていると、わずかですが土が流れ出ることもありますし、枯れて落ちた葉っぱなどが排水口を塞いでしまうことがあります。
排水口はこまめに掃除をしてください。
避難ハッチを塞がない
お隣との間にあるパーティションの前にプランターを置かないこと。いざという時に避難経路になる場所ですから、その前にものを置くのは危険です。
育てる楽しみと収穫の楽しみを味わって!
種を蒔き、芽が出てきた時って本当に嬉しいんですよね。それが成長していく姿を見るのも毎日楽しみですし、収穫する時の喜びはひとしおです。
自分で育てた野菜は、どんなに格好が悪くても、とびきりおいしいですよ。慣れてきたら、育てる野菜の種類を増やして、自給自足生活を楽しむのもいいですね。
お子さんがいる方は、この楽しみを是非家族で分かち合って欲しいと思います。
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