毎日洗濯をしているはずなのに、いつしか黒ずみや黄ばみができて、匂いまでするタオル。
そんなタオルを煮洗いで元通り、真っ白にしてみませんか?匂いも汚れも取れて気分爽快です。
煮洗いのやり方を説明しますので、騙されたと思って、ぜひ1度試してみてください。
目次
煮洗いの効果
煮洗いをする効果は、2つあります。
- 煮沸消毒による殺菌
- 洗剤、漂白剤の効果をアップ
タオルは皮脂汚れがつきやすく、洗濯をしていても落としきれないことがあります。それを餌として雑菌が繁殖すると、匂いや黒ずみの元になります。
バスタオルのあちこちに、ポツポツと黒い点がありませんか?洗濯しても、黒かびが生えてしまうんですよね。
漂白剤も使っているのに白くならない!とお悩みの方もいると思いますが、漂白剤は50度以上で使った方が効果が高くなるのです。
だから洗濯機で洗うよりも白くなって匂いも取れる!しかし洗濯機では熱湯は使えませんので、お鍋で洗うんです。
タオルはもちろん、布巾もおすすめですよ。
洗剤でタオルを煮洗いする方法
煮洗いは簡単!
その名の通り、鍋でタオルをグツグツ煮るだけです。
用意するもの
- 大きめの鍋
- 粉石鹸(または重曹)
- 菜箸(またはトング)
鍋はステンレスかホーローを使います。深めのパスタ鍋がおすすめです。
粉石鹸がアルカリ性であるため、アルミの鍋は変色する可能性がありますから避けましょう。わざわざ鍋を買わなくても、使い古しのもので十分です。
できれば、洗濯専用にしてしまった方がいいですね。
洗剤ですが、液体ではなく粉石鹸を使います。軽い汚れであれば、洗剤の代わりに重曹を使ってもOKです。
煮洗いのやり方
- 鍋の6〜7分目まで水を入れて沸かします。
- お湯が沸いたら火を止めて、粉石鹸を入れます。お湯1リットルに対して粉石鹸小さじ2くらいを入れてください。
- 箸でよくかき混ぜて洗剤を溶かします。
- タオルを入れます。再び火をつけて、弱火でコトコト煮ます。
- 10〜20分ほど煮たら火を止めて、少し冷まします。
- お湯を捨て、鍋に水を加えてすすぐか、洗濯機のすすぎと脱水コースにかけます。
これで終了!
洗剤を入れるときは、一気に入れると泡が立って吹きこぼれることがあるので、必ず火を止めて少しずつ入れてください。泡がおさまったところでタオルを1枚ずつ入れていきます。
すすぐときですが、タオル数枚だったらシンクにお湯を流して、そのままキッチンで水洗いしてしまってもOKです。
煮洗いできる素材
今回はタオルの煮洗いに挑戦しましたが、もちろん衣類だって煮洗いできます。
ただし、素材に気をつけてください!
洗浄力が強い分、繊維を傷めることがあります。
<煮洗いできるもの>
- 綿
- 麻
<煮洗いできないもの>
- ポリエステル
- シルク
- ウール
- 色落ちするもの
化学繊維などは繊維が傷んでしまうことがあるので注意してください。
また、高温で煮ると、色落ちします。同じ色味同士で煮洗いするならいいですが、元の色が薄くなってしまう可能性があるので、できれば白っぽいものだけにしておいたほうがい良いでしょう。
オキシクリーンで煮洗いする方法
洗剤を使わずに煮洗いする方法もあります。汚れがそれほどひどくない場合には、酸素系漂白剤を使って煮洗いをしてみましょう。
オキシクリーンとは、今人気の酸素系漂白剤。
煮洗いといっても、漂白剤だけで洗うときにはグラグラとお湯を沸かす必要はありません。
- 60〜70度くらいに沸かしてから火を止めて、オキシクリーンを入れます。
- タオルを入れて20分ほど浸けます。
- お湯を捨てて、洗濯機ですすぎ〜脱水をします。
タオルはお湯が冷めるまで放置しておいても構いません。ぬるくなったらお湯を捨ててキッチンですすいでもOKです。
ふわふわの白いタオルが蘇る、煮洗いを試してみて!
頑固な汚れがスッキリ落ちて、真っ白でふわふわなタオルに戻る煮洗い。一度やると癖になります。
もともと、こんなに白かったんだ!と感動します。
鍋で煮るだけですから簡単、家事の合間にでも試してみてください。