そろそろ蚊が気になる季節になりました。みなさんは、どんな虫除けを使っていますか?私はこの時期、毎年アロマで虫除けスプレーを手作りしています。
自分で作ると好きな香りで作ることができますし、なにより材料が分かっているから安心!うちの子どもは肌が弱いので、市販の虫除けはあまり使いたくないんですよね。
だからお肌にも良くて、香りもいい虫除けスプレーを毎年作って楽しんでいます。みなさんも今年は自分で作ってみませんか?
目次
アロマの虫除け効果
なぜアロマテラピーで使う精油に虫除け効果があるのか、それは植物の生きる知恵なのです。
花は受粉するために甘い香りを出してミツバチなどの虫を呼び込みます。それとは逆に、害虫のいやがる香りを出して、自分が食べられたりするのを防ぐんですね。
植物は動物と違ってその場から動くことが出来ません。敵から逃げることが出来ないんです。だから香りを出して害虫から身を守ろうとするのです。
これをアロマでは「昆虫忌避作用(こんちゅうきひさよう)」と呼んでいます。
市販の虫除けを使いたくない理由
市販の虫除けは液体スプレータイプかエアゾールタイプが主流かと思いますが、エアゾールタイプは思い切り吹きかけるとそれを吸い込んでしまいがち。
子どもに虫除けを吸い込ませたくはないのであまり使いたくありません。
それからディートの問題です。多くの虫除けに使われていますが、国民生活センターでは「ディートは一般的には毒性が低いとされているが、まれに身体への影響がある」とされている成分です。
まれでも影響があるなら使いたくないですよね。
ディート入りは繰り返し塗ってはいけない
厚生労働省のホームページによると、ディートの使用については以下のような注意事項があります。
「ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について」
小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。
- 6か月未満の乳児には使用しないこと。
- 6か月以上2歳未満は、1日1回
- 2歳以上12歳未満は、1日1~3回
小学生であっても、1日3回までしか使えないということです。虫除けスプレーだけならまだいいのですが、子ども用だと日焼け止めと一緒になっているものもありますよね。
日焼け止めも虫除けも出来て便利!と思うかもしれませんが、日焼け止めは汗で落ちます。塗り直さないと効果が薄れますが、小さい子ほどディート入りのものは塗り直したくないですよね。
副作用の報告はないとか販売を停止するほどの科学的根拠はない、とされていますが、子どもの肌はとてもデリケートです。
しかも、私を含めて我が家の女子チームは乾燥肌で肌が弱いので、虫除けといえども出来るだけ肌にやさしいものを使いたいのです。
自分で作ろう!アロマで虫除けスプレー
アロマオイルを使えば虫を除けながら香りも楽しめますし、スキンケア効果のあるものもあるんですよ。
蚊除けに効果のあるアロマ
- レモンユーカリ
- シトロネラ
- ゼラニウム
- レモン
- ペパーミント
- アルベンシスミント
蚊よけに一番効果があるのはレモンユーカリだと思います。お部屋の虫除けスプレーとして使うならレモンユーカリ1つあれば大活躍します。
肌についてももちろん大丈夫ですよ。レモンユーカリには抗炎症作用がありかゆみを抑える働きなどもあるので、かゆみ肌の人にもおすすめです。
ゼラニウムはほんのり甘い香りなので、これが虫除けに使えるの?と思うかもしれませんが、スキンケア効果の高いアロマでありながら、シトロネロールという成分が含まれているので、虫除けに使えるんですね。
衣類の虫除けに良いアロマ
- ラベンダー・アングスティフォリア
- ローズマリー・カンファー
- カンフルオイル
家の中の害虫というと衣類につく虫もいますね。クローゼットでシュッシュとスプレーしておくと虫除けになります。
タンスなどで使いたい時にはスプレーではなくて、精油をティッシュにたらして入れておくといいですよ。
ゴキブリ除けに良いアロマ
あまり見たくないものですが、夏は出る可能性が高くなるイヤな害虫です。予防するためにもキッチンでスプレーすると良いでしょう。
- スペアミント
- ハッカ油
- 青森ヒバ油
ハッカ油は薬局やドラッグストアで購入できますし、お手頃価格なので1本持っておくと便利ですよ。
虫除けアロマスプレーの作り方
基本的なスプレーの作り方をご紹介します。
◆材料
- 無水エタノール 5ml
- 精油 20~30滴
- 精製水 95ml
※肌に使う場合は20滴までにしておきましょう。
◆作り方
- スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
- そこに精油を入れて、ボトルを振ってよく混ぜます。
- 最後に精製水を入れ蓋をしてからよく振り混ぜます。
アロマオイルの組み合わせは、
- ゼラニウム10滴+レモンユーカリ10滴
- ペパーミント10滴+レモンユーカリ10滴
など、色々組み合わせて楽しんでみてください。
無水エタノールは薬局やインターネットで購入できます。薄めれば消毒スプレーを作ることも出来るので1本持っておくと便利ですが、エタノール濃度が99%と高く引火性がありますので取り扱いには十分注意してください。キッチンで火を使っている時に、その横でスプレーを作るようなことはしないでくださいね。
私は精製水を買うのが面倒で浄水器の水を使って作っていますが、今のところ特に問題はありません。
ちなみに精油を変えれば色々なことに使えます。
他にもアロマスプレーをご紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
>「簡単手作りアロマスプレー13選!効果別アロマスプレーの作り方」