サンダルウッドは白檀(びゃくだん)とも呼ばれ、日本でも古くから香料として使われてきた香木です。
古代から宗教儀式などにも使われてきた香りで、人の心の奥深くに働きかけます。また、肌の保湿にも有効なので、女性には嬉しいアロマ。
そんなサンダルウッドの効果効能についてご紹介します。
目次
サンダルウッドの効果効能
こころを落ち着かせるウッディー調の香り。リラックスというよりは瞑想する時におすすめのアロマです。
インドのマイソール産のサンダルウッドが最も品質が良いとされていますが、樹齢60年以上のものでないと使えないため、年々手に入りにくくなっています。その分、価格もやや高めですが、1度嗅いだらその理由も分かるでしょう。
オーストラリア産のサンダルウッドも出回っていますが、香りの奥深さという点からはインド産にはかなわないと思います。
精油のプロフィール
- 科名:ビャクダン科
- 学名:Santalum album
- 抽出部位:木部
- 抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 静脈の鬱血(うっけつ)除去作用:静脈の流れを良くする作用
- リンパの鬱滞(うったい)除去作用:リンパの流れを良くする作用
- 抗うつ作用
- 収れん作用
- 性的強壮作用
- 心臓強壮作用
- 保湿作用
- 皮膚軟化作用
- 去痰作用
- 鎮咳(ちんがい)作用:咳を鎮める作用
- 抗炎症作用
適用例
- 静脈瘤
- セルライト
- むくみ
- 乾燥肌の保湿
- 神経痛
心への作用
非常にリラックス効果の高い精油です。神経の緊張をほぐして心に平安をもたらします。
身体への作用
心臓強壮作用という、ちょっと珍しい作用のあるアロマですが、各種感染症や膀胱炎、気管支炎などにも幅広く使われています。これは、抗炎症作用や抗感染作用によるものでしょう。
肌への作用
乾燥肌や年齢を感じ始めたお肌にとても有効です。保湿して肌を柔らかくするので、しわ予防にもいいでしょう。
サンダルウッドの禁忌事項
妊娠初期には使用しないこと。
サンダルウッドの使い方・楽しみ方
サンダルウッドはその香りを心ゆくまで楽しんで欲しいなと思います。
寝る前の瞑想タイムに
アロマランプやアロマライトがあればそれで使いましょう。もしくはキャンドルにたらしてアロマキャンドルにする、という方法もあります。
それらの道具がなければティッシュに1滴たらして枕元に置くか、ソファなどに座ってその隣においてもいいですね。部屋の灯りを落として、目を閉じます。
頭を空っぽにしてゆっくりとサンダルウッドの香りを吸い込んでください。1日5分でいいです。何も考えない時間を作ってみてください。
頭がリセットされて気分も落ち着き、それが明日の活力になります。
保湿クリームに
保湿作用があるので、乾燥肌や年齢肌におすすめのサンダルウッド。ここは保湿クリームに使いましょう。
とはいってもクリームを位置から手作りするのは手間がかかるので、市販のクリーム(出来れば無香料)に混ぜます。
クリーム小さじ1当たりにサンダルウッド精油を2滴加えてよく混ぜます。もしくは、
- サンダルウッド1滴、パチュリ1滴
- サンダルウッド1滴、パルマローザ1滴
- サンダルウッド1滴、ゼラニウム1滴
- サンダルウッド1滴、ローズウッド1滴
などのブレンドもおすすめですよ。
美肌を作るアロマについてはこちらの記事もどうぞ参考に。
>「美肌になれるアロマレシピ~香りの力で美肌を作ろう」
セルライト予防オイルに
余分な水分を排出してむくみを予防したり、セルライトを除去するのにも役立つので、セルライト予防オイルに使いましょう。
<材料>
- ホホバオイル 小さじ1
- サンダルウッド精油 1滴
- ジュニパー精油 1滴
これらをすべて混ぜて、太ももなどセルライトが気になるところに塗り込みます。そして、セルライトを押しつぶすようにして少し強めにマッサージしましょう。
最後は脚の付け根にリンパを流すようにマッサージして終了です。お風呂上がりなど、身体が温まっている時に行うと効果的です。