「ECショップ(ネットショップ)を作りたいけど、そもそもどう作るのか分からない…」といった考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ECショップの作り方を8ステップに分け、分かりやすく解説しています。この記事を読めば、ECショップの作り方や、ECショップ立ち上げまでの全体像も把握できることでしょう。
ぜひとも参考にしていただければ幸いです。
ECショップを立ち上げるまでの流れ
ECショップを立ち上げるまでの流れは下記の7ステップです。
1つずつ解説していきます。
- 商品を売るターゲット層・ニーズを明確にする
- 利用するECプラットフォームを決める
- 決済手段を導入する
- ECサイトの設計・デザイン
- 商品登録などの設定
- テストをおこなう
- ECショップをオープンする
①商品を売るターゲット層・ニーズを明確にする
ECショップを作る上で、まずは商品を売るターゲット層やニーズを明確にしましょう。そもそもターゲット層・ニーズが明確でないならば、商品が売れるはずもありません。
コツとしてはユーザーの視点に立って考えることが大切です。またユーザーはどんな恩恵が受けられるかも考えましょう。ターゲット層・ニーズを明確にしてから、ECサイトの開設に取りかかりましょう。
②利用するECプラットフォームを決める
ターゲット層・ニーズを明確にしたら、次は利用するECプラットフォームを決めましょう。ECプラットフォームとは、ネットショップの運営に必要な機能を搭載した、ベースとなるシステムのことです。
ECプラットフォームには「自社EC」か「モールEC」の2種類あります。なお自社ECの中でもプラットフォームは下記の3つに分けられます。自社ECを利用する場合は、総合的・長期的な目線で決めると良いでしょう。
ASP | オープンソース | パッケージ | |
---|---|---|---|
初期費用 | 低い | 低い | 中 |
月額費用 | 低い~中 | 低い | 中 |
メリット | コストを抑えやすく、出店させやすい | コストを抑えやすい上に、カスタマイズ性も高い | カスタマイズ性が高く、セキュリティも強固 |
デメリット | カスタマイズ性が低く、外部連携もしにくい | 高度なシステムのスキルが必要な上、セキュリティ面でリスクも一定数ある | コストがかかりやすく、定期的にシステムのアップデートをしなければならない |
大まかに「自社EC」か「モールEC」のどちらかを選ぶ
ECプラットフォームの選定において、「自社EC」にするか「モールEC」にするかの選択は、今後の運営において非常に重要な選択となります。
自社ECとは、自分で独自のドメインを取得して、自社でサイトを運営・構築する形態です。一方でモールECとは、Amazonや楽天市場など、企業のモール内に出店する形態です。
モールECは集客力こそ高いですが、手数料が高く、利益率は低い傾向にあります。一方で自社ECは自由度が高いですが、1からブランディングして集客しなければなりません。
どちらも一長一短なので、考え方に合う方を選ぶと良いでしょう。
③決済手段を導入する
利用するECプラットフォームを選定したら、次に決済手段を導入しましょう。決済手段の豊富さは売上にも大きく影響してきます。近年はスマホ決済やPaidyなどの後払い決済も身近になりました。
コンビニ決済やクレジットカードなど、決済手段を1つずつ取り入れるのは面倒なので、決済代行サービスの活用をおすすめします。決済代行サービスは決済手段が豊富な上、支払管理を一ヵ所に集中させられるため、非常に使い勝手が良いです。
おすすめの決済代行サービスは「KOMOJU」です。KOMOJUは多種多様な決済手段を取り入れているのが特徴でもあります。Paidyに対応しているプラットフォームは現状少ないですが、KOMOJUはPaidyの決済にも対応しています。
気になる方は、下記のURLをぜひとも参考にしてください。
ペイディ決済の導入|KOMOJU
④ECサイトの設計・デザイン
決済手段を選定したら、ECサイトの設計・デザインをしましょう。自社のECサイトを設計する際は、自社のコンセプトやブランドイメージに合っているかが重要です。かつユーザーが使いやすいサイトを構築することを心掛けましょう。
またECプラットフォームによって、カスタマイズの自由度は大きく異なるので注意が必要です。なおECサイトの設計・デザインは委託するのも1つの方法です。
⑤商品登録などの設定
サイトの構築が完了したら、カートシステムに商品を登録していきます。同時に細かい設定も完了させておくと良いでしょう。
登録・設定をする上で分からないことが高確率で出てくるので、サポート体制が十分なカートシステム会社選びが欠かせません。
⑥テストをおこなう
ECショップの開業準備ができたら、テスト注文をおこないましょう。事前にテスト注文をおこなうことにより、問題なく動作するかチェックすることが大切です。
決済サービス会社や配送会社など、購入時・購入後の連携がスムーズかも確認しておきましょう。
⑦ECショップをオープンする
テストを終えたら、ECショップをオープンさせましょう!開業後もマーケティングなどでユーザーを取り込んでいくことが大切です。
思わぬトラブルも必ず発生するため、トラブル対応時の社内マニュアルは徹底させておくと良いでしょう。継続的にサイトを改善させていくことも重要です。
オープンして終わりではないことを、キッチリ理解しておきましょう。
ECプラットフォームでおすすめは「Shopify」
引用元:https://www.shopify.com/jp
ECプラットフォーム選びは非常に重要ですが、おすすめしたいのが「Shopify」です。
Shopifyは低コストで導入できる上に、決済手数料も低く、なおかつ幅広い機能に対応しています。世界NO.1のシェアを誇るECプラットフォームでもあります。
ECプラットフォーム選びに迷うなら、Shopifyを選んでおけば安泰でしょう。決済代行サービスの「KOMOJU」もShopifyに対応しています。決済手段もKOMOJUを導入すれば、手間もかからず楽になりますよ。
Shopifyストアに決済手段を導入する|決済代行のKOMOJU
「Shopify」の料金プラン
Shopifyの料金プランは下記の5つです。Shopifyを利用する際は、自社に合ったプランを選びましょう。
ライトプラン | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | プラスプラン | |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 約945円 | 約3,045円 | 約8,295円 | 約31,395円 | 約210,000円 |
特徴 | カートボタン設置機能のみ | ECサイトの基本的な機能を網羅 | ・複数人が管理画面操作できる ・分析レポート機能追加 |
・手数料が安くなる ・高度なレポート機能追加 |
・チェックアウト画面機能のカスタマイズ ・プロモーションの自動表示 ・1契約で10サイトまで開設できる |
おすすめの人 | 最低限で商品を売りたい人 | ・初めてECサイトを作成する人 ・少人数でECサイトを運用する人 |
・実店舗も持っている人 ・複数のチームでECサイトを運用したい人 |
・ECサイト運営熟練者 ・マーケティングにも力を入れたい人 |
・取引量が多いECサイト ・海外販売(越境EC)にも力を入れたい人 |
まとめ
この記事では、ECショップの作り方を8ステップに分け、分かりやすく解説しました。ECショップの開設を考えている方は、とりあえず行動してみることが大切です。
複雑そうに見えても、実際に作ってみると簡単にできたりするものです。「迷うくらいならやる」くらいの意気込みで行動することをおすすめします。
この記事が少しでも参考になったなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。