糖質制限ダイエット中によくある間違い?!避けた方がいい糖質 VS 必要な糖質

糖質と聞くとどんなイメージがありますか?

糖質制限ダイエットという言葉も流行り、「ダイエットにはカロリーを制限するよりも、糖質を制限した方が痩せやすい」という認識も、かなり広まって、糖質を気にする人も増えてきました。

更に、「糖質はカラダを老けさせる」として、美容だけでなく、健康の敵として、扱われやすい糖質

糖質制限をして、実際に「カラダが軽くなった」「何だか調子もいい」という方も多いですよね。

しかし、糖質は生命を維持するために欠かせない存在でもあるのです。

「ダイエットのために今日から糖質一切摂らない」と宣言する意識の高いあなたは素敵ですが、過度の糖質制限は、危険です。

実は、糖質には、大きく分けて2種類。

避けた方がいい糖質積極的に摂った方がいい糖質があるのをご存知ですか?

糖質制限ダイエット中によくある間違い?!避けた方がいい糖質 VS 必要な糖質

糖質制限ダイエットの経験のある方は、炭水化物を控えることで、始めた当初、1~2週間で効果が表れ始め、一度は「糖質制限ダイエットってすごい」なんて思われた方も多いですよね。

しかし、中には、「リバウンドしやすくなった」だけでなく、「痩せたというよりも、やつれた」という方もいらっしゃいます。

糖質は、カラダを動かすエネルギーであり、生命の維持に必要なため、すべて糖質カットしようとするのは、危険なんです。過度な糖質制限を避けて、上手に糖質と付き合うことが必要ですよ。

避けた方がいい糖質

大きく分けて、糖質には、
砂糖や白米といった精製された直接糖
他の栄養素と一緒に取り入れることでカラダの中で分解されてできる間接糖
があります。

直接糖

特に避けた方がいい糖質とは、精製された糖質で、糖以外の栄養素がなく、カラダの中に入ると、とても吸収が早く、血糖値を上昇させます。血糖値が急激に上昇すると膵臓(すいぞう)からインスリンが過剰に分泌され、血糖値が反動で下がり過ぎ、満腹でもウソの空腹感(脳の勘違い)で、もっと食べたくなったり、イライラしやすくなる原因になるとも言われています。

ちょっと余談ですが、右側の肋骨の下が硬くなっているとインスリンが出過ぎたり、出なさ過ぎたりする場合も多いので、日頃から肋骨の下を柔らかくしておきたいものです。

間接糖

間接糖は糖の成分が比較的少なく、食べ物としてカラダに取り入れられるので、糖質だけでなくビタミンやミネラルなども摂取でき、流行りのオートミールなど、糖質のデメリット以上に栄養が豊富というメリットもあります。

直接糖とは異なり、分解されながらゆっくり糖質が吸収されるため、血糖値も緩やかに上昇するので、比較的カラダの負担にもなりにくいと言われています。

しかし、間接糖だからといって、やはり摂り過ぎは禁物です。

「ケーキやお菓子じゃなく果物だったらビタミンも摂れて健康にいい」と思いたいところですが、たくさん食べれば、明らかに糖質の摂り過ぎの部類に入ってしまいます。

・・・と言うのは、生産者の方々の企業努力には敬意をしつつ、言いにくいことですが、品種改良により、野菜や果物本来の甘味ではないことも多く、不自然な甘味は、ダイエットの敵となるだけでなく、内臓の負担にもなりやすく、中毒にもなりやすいので、あまりおススメできません。

必要な糖質

それでは、反対にあえて摂りたい糖質についてお話ししていきます。

カラダに存在するムコ多糖類

ムコ多糖という言葉はご存知ですか?

ムコ多糖は、カラダのあらゆる場所で存在しています。カラダの基礎物質と言われていて、生命維持活動には、とても重要な物質なんです。

「ムコ多糖」と聞いても、あまり馴染みがない言葉かもしれません。

ちなみに「ムコ」はラテン語の「MUCUS=粘液」から来ていて、「ネバネバ・ヌルヌル」という意味があるそうですよ。

ムコ多糖類の役割

ムコ多糖類には免疫力アップや血糖値調整、新陳代謝の促進などに必要で、組織への栄養補給強化などの効果があると言われています。

水分調整や保水

体液として水分を留めたり、浸透圧を利用して、水分調整をしている。

ムコ多糖類が減ってしまえば、カラダに水分を留めることができず、乾燥肌の原因だけでなく、内臓も乾いてしまいます。皮膚や内臓に潤いを保つためにも、ムコ多糖類は役立っているのです。

いくら水分を補給しても、ムコ多糖類が活躍してくれなければ、水分をカラダに留めておくことはできないのです。

血管の弾力性を保ち、血液の流れをよくしてくれるのも、大いに役立ってくれているのですよ。

骨や軟骨の形成

骨や軟骨に必要なカルシウムイオンを運ぶ

酸素や栄養を細胞に運ぶ

血液によって運ばれてきた酸素や栄養素をカラダの末端まですみずみ送り届ける老廃物を細胞の外側へ運び出す働きがあるのも、ムコ多糖類の役割です。

その他、すり傷など経験ある方は、傷口からヌルヌルとした液体が出てきた記憶もあるかと思います。その際にも、ムコ多糖の保水力によって傷口を守ってくれているのです。

ムコ多糖類の役割は多岐に渡り、日頃カラダを守ってくれているのです。

そんな様々な役割をしてくれるムコ多糖類は、平均25歳を超えると年齢と共に減少傾向にあります。 

何でもかんでも、「糖質は制限しなくっちゃ」と糖質制限し過ぎれば、たとえダイエットが一時的に成功しても、結果やつれてしまったり、不調になってしまっては、元も子もないですよね。

ムコ多糖類の摂取方法

それでは、直接糖は避け、間接糖であるムコ多糖類を上手に摂るためには、「ムコ」はラテン語の「MUCUS=粘液」が由来である「ネバネバ・ヌルヌル」を摂取すればよいということになります。

ネバネバ・ヌルヌルで連想する食品と言えば?

ネバネバ・ヌルヌル系の野菜

納豆山芋オクラを思い浮かべる方も多いですよね。

ヌルヌル系の野菜、納豆や山芋などは、カラダに必須なムコ多糖類に属します。

ネバネバ・ヌルヌル系の魚

その他にもヌルヌル系の魚というのもあります。

スタミナがつくと言われているスッポンもヌルヌル系です。

他にも、アンコウドジョウナマコカレイヒラメアワビカキなど・・・

他の栄養素と一緒に摂り入れることで、カラダの中に分解されてできる間接糖であれば、食べる量さえ多過ぎなければ、大きな問題はないでしょう。

何事もほどほどに・・・

尿酸値が高い方は、逆に納豆がよくない・・・など、基礎疾患などにより、医師や専門家に制限されている場合には、そちらを優先してください。

最後に・・・

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

糖質制限ダイエットで、リバウンドや過食にならないためには、完璧を目指すと挫折しやすいし、ストレスもたまりやすく、カラダにもよくないので、どんな健康法も完璧を目指さず、何事のほどほどに。

直接糖である砂糖は避けて、穀類は摂り過ぎないことが大事です。

そして今回ご紹介したムコ多糖類の摂取を考慮しながら、
糖類や炭水化物の総量にも注意してくださいね。

ネバネバ・ヌルヌル系の食べ物の記事を書いていたら、とろろ芋と納豆とオクラとメカブを混ぜ混ぜして食べたくなってきました。少しでも、皆さんの健康のお役に立てたら嬉しいです。

~免責事項~

検証を重ねながら、最新・正確な情報をお届けするため、常に表現方法など配慮し、バージョンアップしていきます。しかし、医学的証明が得られない情報もございますし、すべての方に効果があるものはこの世に存在しませんので、医師とよく相談した上で、最終的なご判断はご自身で行って下さい。万が一、あなた様に不利益な事がございましても、当方は責任を負いかねますので、予めご了承下さいませ。

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