不動産屋さんに限らず、商売をしている方にとってお客さんの好きなタイプと嫌いなタイプってあると思います。
ここで重要なのは好きなタイプと得意なタイプは同じじゃないこと、同様に嫌いなタイプは必ずしも苦手なタイプではないのでお間違え無く。
得意と苦手というのはあくまでも受け手の主観の問題です。
ここで言う好かれるか嫌われるかというのはお客さんの方の問題を取り上げています。
目次
不動産屋さんに好かれる客とは
不動産屋さんにとって良いお客さんとは、もちろん物件を決めて契約してくれるお客さんです。
そんなお客さんが好きであることは間違いありません。
わがままを言われたって、いろいろ苦労したって、最終的に決めてくれればそれまでのことはすべてチャラです。
ちょっと極端ですが要は不動産屋さんとお客さんとの間に信頼関係ができて、信じてくれた時に不動産屋さんはこの人の為に頑張っちゃおって思うのです。
この「信頼関係」というものが出来るにはどうしたらよいのか皆さん自身で考えてみてください。
たぶん下の嫌われる客を読んでもらえればわかっていただけると思います。
口が悪くてわがままなお客さんが嫌われるかといえばそうではなさそうです。
私の経験上、得てしてすごく人当たりが良くて、素直そうなお客さんが、ある日突然「他で決めちゃいました。」なんてことになったりします。
「えっ?あんなによさそうな人だったのに、なんで?」
こちらとしては自分の言うことを聞いてくれて信頼関係が出来たっていちばん勘違いするパターンですね。
営業的に見ればこの手のお客さんは難しいのが定説でしたね。
不動産屋さんに嫌われる客とは
皆さん、各自お仕事を持っていらっしゃると思います。 特に営業経験がある人はおわかりかと思います。
学生の人もいろんな場面で人を待つことを経験するでしょう。
そうです、不動産屋さんに限らず人間そのものに嫌われる人は、「約束を守らない人」です。
来ると言っていて来ない。
返事すると言ってしない。
電話すると言ってしない。
こんな言葉があります。
「人間は待たされるとその人の欠点を数え出す。」
確かにそうです。
「遅いなあ、あいつはいつもこれだ」
「そういえばあいつ優柔不断なところもあるし」等々。
私も時間を守らない人は嫌いです。そつきは大嫌いです。
もし自分のお客さんがこのタイプだったら恐らくお部屋は決まらないと思いますし、実際そうでした。
探す側だってテンションが上がらなければ良い仕事はできません。
たぶん皆さんはこのページのタイトルをみて、いろんなことを思ったでしょう。
不動産屋さんに嫌われる客は言葉使いの悪い人とかなんとか・・・。
ある雑誌では数ページを割いて同じタイトルで載っていました。
・ヒゲが伸びててボサボサ頭、ビーサンはNG。
・ブーツは内見のとき時間がかかるからダメだって・・・。
・不動産屋さんに行く時は質素で印象の良い服装を心がけましょう・・って。
まあ、一理あるけど
でもそんなことはどうでもいいんです。
社会人として、人間として当たり前のことができることをお互いが確認し合えば、あとはどんな商談もうまくいくと私は信じています。
まとめ
前にも言いましたが、賃貸情報誌やネットなんかをみると、お部屋探しのいろんなノウハウが載っていますが、その中に「不動産屋さんへ行く時の身だしなみ」なんていう項目がご丁寧に載っていたりします。
服装はチャラチャラしてなくて、サンダルよりは靴が良い・頭髪は乱さず・ひげはちゃんと剃っていくように・・・。
就職の面接じゃないんだっつーの。
確かに第一印象は大事です。
しかし私が経験した範囲では上記のようなことはあまり気にしなくて良いように思います。
自分のプライベートの時間を利用してお部屋を探すんだからラフな動きやすい格好をむしろ私はお勧めします。
内見だって、大家さんが立ち会うことはあまりないし、会ったって挨拶がきちんとできる人であれば相手に好印象を与えられます。
靴だって、脱ぎやすいほうが内見しやすいんですよ。
ブーツ履いてきたって、それくらい待ちますよ。
私が思う不動産屋さんの立場は、借り手の味方であるべきだと思います。
不動産屋さんはサービス業だということです。
慣れないお部屋探しをしているお客さんをリラックスさせ、スムーズなお部屋探しに導く為にいろいろ気を配る必要がありますが、このように身を粉にして動いてくれるかどうかはお客さん次第です。
不動産屋さんに好かれる客・嫌われる客とは、単に好き嫌いの問題ではなく、このお客さんなら・・。 と不動産屋さんが一生懸命やってくれるのか、こんな人に付き合ったって時間の無駄などと適当にあしらわれてしまうのかという解釈をして頂きたいです。
お部屋探しの成功の秘訣は不動産屋さんを上手く使うことです。
そして何よりも両者の信頼関係です。
是非参考にしてみてください。