いざ、お部屋を探しに不動産屋さんに行く時に持っていったほうがいい物って何でしょうか?
また、気に入った物件が見つかった時にはすぐ入居申込書を書きますが保証人さんの勤務先・収入など知らないことだらけでせっかくの申込書の内容がスカスカでは申し込みができない場合があります。
せっかくいい物件が見つかったのに「しまった!」と思わないためにも・・。
出かける時は忘れずに・・・。 お部屋探しに必要なもの一覧です。
目次
不動産屋さんに行く時に持っていくもの
基本的には手ぶらで大丈夫です。
仮にいいお部屋が見つかって申し込みということになった時のために次章の「申込書を書く際の必要項目」はきちんとメモっていくことをお勧めします。
印鑑(認印) | 入居申込書に押します。 なくても大丈夫ですが、認印で構いませんのでカバンに入れておくと便利です。 |
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お金 | >基本的には入居申し込み時には必要ありません。 気に入った物件によっては、その物件の大家さんや管理会社が申し込み金を必要としているところも以前はありました。 しかし現在ではほとんどの自治体は前金・手付金名目でお金を預かるのを禁じています。 もし万が一申し込み時にお金が必要だと言われた場合は、まずなぜ必要なのか、またどのような目的なのか・契約不成立時には全額戻って来るのかをしっかり確認しましょう。 |
入居申込書を書く際の必要な項目
入居申込書とは、物件が気に入った時に大家さんに対して入居希望の意思を伝える大切な書類です。
不備や空白部分があると、入居審査ができず、他の人に取られてしまったり審査落ちの原因にもなりかねません。
また、大家さんが直接見る場合も多いので丁寧に書きましょう。
下記の項目は事前に確認して、いつでもわかる様にしておきましょう。
下に列記する項目は基本的な項目であり、申し込み先によって多少異なりますがだいたいこれだけの情報を持っていけば安心です。
個人契約の場合 |
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■お申込人 氏名・性別・生年月日・年齢・現住所・電話番号・職業 勤務先 学校(学生さんの場合) ■入居者(同居者) ■連帯保証人(基本的に収入のある身内の方。父親がベスト) 勤務先 |
法人契約の場合 |
■申し込み法人 会社名称・所在地・電話番号・代表者氏名・業種・事業内容・担当者名・資本金・設立年月日・従業員数・取引銀行・年商 ■入居者(同居者) ■連帯保証人(基本的に法人の代表や入居者がなることが多い) 勤務先の |
入居審査後、契約までに用意する書類
赤字はほぼ必ず必要。
その他は大家さん・管理会社によって提出書類が異なりますのでその都度確認をし、言われたものを準備します。
個人契約の場合 |
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■契約者 ・入居者全員の住民票 ・身分証明書(免許書・学生証等) ・入居者全員の写真(スナップ等) ・収入証明書(源泉or納税証明等) ・在籍証明(名刺・採用通知・入学決定通知等) ■連帯保証人 |
法人契約の場合 |
■契約法人 ・会社謄本 ・会社印鑑証明書 ・会社案内(パンフレット等) ・身分証明書(免許書・学生証等) ・入居者全員の住民票 ・入居者全員の写真(スナップ等) ■連帯保証人 |
契約時に持っていくもの
契約の日には上の「契約までに用意する書類」に加えて下記のものも持っていきます。
契約金 |
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入居審査をパスすると契約金精算書が発行され、契約金の金額がわかります。 申し込み金を預けている場合は契約金合計からその金額を差し引いた金額になります。 |
申し込み金の預り証 |
引き換えに申込金が返還されます。 また、契約者の承諾を得てそのまま契約金の一部として充当される場合もありますがその時は、充当された項目の領収書が発行されます。 ※現在は申込金を預ける必要はありませんが、万が一預けた金銭の預り証がある場合は持っていきます。 |
認印 |
契約者と連帯保証人と区別する為違う印鑑を2本持っていくといいです。 |
預金通帳とお届印 |
物件(管理会社)によっては毎月の家賃を口座から引き落としになっているところもあります。 言われたら持っていきましょう。 |
契約は原則的には不動産屋さんで行いますが、契約者が遠方などの理由で郵送で済ませることもあります。
地方にお住まいで契約のために上京等ができない場合は相談してみましょう。
お部屋の契約にはいったいいくらかかるのでしょうか?
お引越しは以外にお金がかかるものです。
お部屋の契約金のほかにも引越し費用etc、いったいいくら用意しておけばいいんでしょうか。
ここではお部屋の賃貸契約時にかかる費用について説明してあります。
契約目前になって、明細を見てビックリなんてことのない様に。
これがわかれば自分の借りられる家賃を逆算して出すこともできます。
また、契約前には不動産屋さんから「精算書」と呼ばれる費用の計算書が出されますので、それと比べて見ていただいてもいいかもしれません。
契約金項目明細
※以下は用語の解説ではありません。
礼 金 | 一般的に礼金2ヶ月という物件が多いです。 ほかには1ヶ月・0ヶ月という物件もあります。 公庫物件は礼金ゼロです。 |
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敷 金 | こちらも2ヶ月というのが多いです。 やはり1ヶ月・0ヶ月などがあり、逆に3ヶ月・4ヶ月という物件もあります。 お部屋の大きさやグレード等で違いがあります。 |
前家賃 | 契約時にあらかじめ先の1ヶ月分を納めます。 入居日(家賃発生日)により日割りで計算します。 例えば月初め入居だと丸1ヶ月分、月中入居だとその日から月末までの日割り分になりますが、この日割りが半月以下になると翌月分も払うことになるので注意が必要です。 また、礼金・敷金と違い前家賃は管理費込みで計算します。 |
仲介手数料 | お部屋を紹介してくれた不動産屋さんに支払う手数料です。 通常は家賃の1ヶ月相当額(管理費は入れない)+消費税です。 ひとつの物件を複数の不動産屋さんで扱うことがありますが、お客様はどの不動産やさんで契約しても支払う額は一緒です。 |
火災保険料 | 自分の家財に掛ける保険です。 大家さんや近隣に対しての保証もセットされているのでほとんどのケースで強制加入されています。 厳密にいえば同じ保険料でも木造と鉄筋造では保険金額が異なりますのでよく確認しましょう。 また、どんな時に保険金がおりるのかもよく説明を受けられることをお勧めします。 実は、不動産屋さんでセットになっている火災保険より、自分で保険代理店などで契約したほうがお得な場合があります。 この件はあらためてどこかで説明しますが、保険料は不動産屋さんで契約するとだいたい2年間一括で1万円から2万円のあいだくらいですが、他で契約すると、ワンルームのマンションの場合1万円もしないのが普通です。 火災保険を切り離せるか事前に確認してみるのもいいでしょう。 |
その他諸経費 | 上の火災保険まではほとんどの契約で必要な項目ですが以下に列記してあるのは、管理会社や大家さんの意向・あるいは借主の希望等で乗っかってくるプラスアルファーの費用です。 不動産屋さんから事前にもらう計算書を確認してみましょう。 書類作成費用・印紙代・鍵交換費用・室内消毒費等。 |
賃貸契約金額シミュレーション
上の表の前家賃のところで、入居日によって金額が変動すると説明しました。
では、実際にどういうことなのか、契約金額が実際にいくら必要なのかいくつかのケースで試算しましたので参考にして下さい。
※但し、ここでは関東方面を想定、火災保険は18,000円、諸費用は無いものとします。
★ケース1
家賃100,000円 管理費5,000円 礼金2ヶ月 敷金2ヶ月
入居日4月1日の場合。
礼 金 | 100,000×2=200,000円 |
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敷 金 | 100,000×2=200,000円 |
前家賃 | (4月分)100,000+5,000=105,000円 |
仲介手数料 | 100,000×1.05=105,000円 |
火災保険料 | (2年分)18,000円 |
合 計 | 628,000円 |
★ケース2
家賃100,000円 管理費5,000円 礼金2ヶ月 敷金2ヶ月
入居日4月10日の場合。
礼 金 | 100,000×2=200,000円 |
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敷 金 | 100,000×2=200,000円 |
前家賃 | (4月分日割り21日分)(100,000+5,000)×(21/30)=73,500円 |
仲介手数料 | 100,000×1.05=105,000円 |
火災保険料 | (2年分)18,000円 |
合 計 | 596,500円 |
★ケース3
家賃100,000円 管理費5,000円 礼金2ヶ月 敷金2ヶ月
入居日4月20日の場合。
礼 金 | 100,000×2=200,000円 |
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敷 金 | 100,000×2=200,000円 |
前家賃 | (4月分日割り11日分)(100,000+5,000)×(11/30)=38,500円 (5月分)100,000+5,000=105,000円 |
仲介手数料 | 100,000×1.05=105,000円 |
火災保険料 | (2年分)18,000円 |
合 計 | 666,500円 |
上記の様に入居日(日割り家賃発生日)によってその時の契約金の額が変わりますので注意が必要です。
また、日割りの前家賃が半月を下回ると翌月分も加算される場合が多いので、入居希望日を検討する際に予算との兼ね合いを考慮しましょう。
諸費用がある場合は単純に上乗せ(足し算)です。