シダーという名前を知らなくても、ヒノキの香りといえばわかるかも。木の香りってとても心が安らぐと思いませんか。
日本のヒノキの香りに近いシダーは、森林浴をしているかのような気分にさせてくれるアロマですが、私はむくみの解消におすすめしています。むくみに良いアロマは色々ありますが、このシダーが一番効果を実感できるのでは、と思っています。
そんなシダーの効果効能についてご紹介します。
目次
シダーの効果効能
シダーには色々な種類がありますが、今回ご紹介するのは「シダーウッド・ヴァージニア」と呼ばれる品種のシダーです。レッドシダーと呼ばれることもあります。
精油のプロフィール
- 科名:ヒノキ科
- 学名:Juniperus virginiana
- 抽出部位:木部
- 抽出法:水蒸気蒸留法
主な作用
- 静脈の鬱血(うっけつ)除去作用:静脈の流れを良くする作用
- リンパの鬱滞(うったい)除去作用:リンパの流れを良くする作用
- 血液流動促進作用
- 皮脂分泌調整作用
適用例
- 静脈瘤
- むくみ
- ニキビ
- 乾癬
- 抜け毛
心への作用
神経が緊張している時などに、不安を和らげてリラックスさせてくれる香りです。
身体への作用
やっぱりむくみですね。立ち仕事が多い人、1日デスクワークで座りっ放しの人など、夕方になると脚がパンパンになってしまう!という人におすすめのアロマです。
シダーの使い方・楽しみ方
シダーはむくみにはもちろん、お肌にもいいアロマ。むくみ太りが気になる人にもおすすめです。リンパの流れを良くして、巡りの良い身体にしてくれますから、セルライトの予防にもなりますね。
むくみ取りジェル
むくみが気になる時に、ふくらはぎなどに塗るためのジェルを作りましょう。
<材料>
- 水溶性ジェル 小さじ1
- シダー精油 1滴
- レモングラス精油 1滴
ジェルと精油を混ぜて、むくみが気になるところに塗ります。精油を薄めるためには植物オイルを使うのが一般的ですが、ここは水溶性ジェルをおすすめします。
ジェルならストッキングの上からでも使えますし、べたつかないので服を汚さないからです。しかもオイルよりも精油の浸透が良くなるので、単に香りを楽しむのではなくて精油の薬理作用を得たい時は水溶性ジェルの方が適しています。
少し多めに作ってクリーム容器などに入れて持ち歩けば、仕事中にむくみが気になった時などにもオフィスで簡単に使うことが出来ますよ。
あっという間にヒノキ風呂
シダーはお風呂で使うのもおすすめです。ヒノキ風呂には入れなくても、シダーを使うとあっという間にヒノキ風呂の出来上がり。
ヒノキの香りは、女性よりも男性に人気がある気がしますが、仕事で疲れているご主人や彼の疲れを癒すのにもいいかもしれません。
<シダーのバスソルト>
- 天然塩 大さじ2〜3
- シダー 2滴
塩と精油を混ぜて、お風呂に投入します。あれこれとブレンドしたくなるところですが、ここは純粋にヒノキの香りを楽しむために、シダーだけにしてみました。
ニキビ予防化粧水
皮脂のバランスを取ってくれるシダーは、ニキビ肌にも向いています。
<化粧水の材料>
- グリセリンまたは無水エタノール 5ml
- シダー精油 7滴
- ローズマリー精油 7滴
- ローズウッド精油 7滴
- 精製水 95ml
<作り方>
- ボトルにグリセリンまたは無水エタノールを入れます。
- 精油を加えてよく振り混ぜます。
- 最後に精製水を加えて蓋をしてさらによく混ぜてください。
肌が乾燥ぎみの方は保湿効果の高いグリセリンを、全体にべたつきが気になる時は無水エタノールを使うといいでしょう。