男女問わず、片付けが苦手という人は多いものです。いっときがんばって片付けてもすぐに元に戻ってしまう。だったらそのままでもいいじゃないかと思って余計に部屋が散らかってしまいます。
片付けが上手になるにはちょっとしたコツがあります。そのコツさえ抑えておけば、誰でも整理整頓が上手になります。
目次
片付けられない心理
部屋の状態は心の状態を表しているともいわれます。部屋が散らかってちっとも片付かないという人は、寂しかったり、満たされない気持ちをもので埋めている場合が多いのです。
収納術の本をいくら読んでも部屋が片付かないのは、自分の意識を変えていかないとスキルは身に付かないからです。
とはいえ、いきなり気持ちを切り替えるといっても難しいもの。そこで、まずは行動から変えていきましょう。
行動を変えることで、これまでの片付けに対する意識も変わっていくはずです。
片付け上手になるためのつのシンプルな方法
小さなことからコツコツと。いきなり「断捨離に挑戦してみよう!」など大掛かりなことをやろうとすると失敗する可能性が大。
ですから、出来るところからやっていきましょう。
一つ出来ればそれが自信につながりますし、片付いている方が快適なんだなということが実感できれば、片付けを楽しみながら出来るようになると思います。
1.ものを捨てる基準を作る
片付けが苦手な人はものを溜め込む傾向があります。
- もったいない
- いつか使うかも
こんな心理がものを捨てるのをためらわせるのです。
しかし、「いつか使う」と思っていて、実際使ったものがどのくらいあるでしょうか。おそらく使わないであろうというものを溜め込んでいると、いつまでたっても部屋が片付きません。
女性の場合は衣類などがたまりやすいでしょう。主婦の人は、紙袋とかキレイな箱なんて溜め込んでいないでしょうか。
ものを捨てれば収納するスペースが出来ます。収納できるようになれば部屋は片付くのです。
ですからその場所を作るために、使っていないものを捨てましょう。
衣類なら3シーズン着なかったら捨てるとか、紙袋をとっておくのは5枚までとか、自分なりのルールを決めてみませんか。
2.本当に欲しいものしか買わない
片付けと何の関係があるの?と思うかもしれませんが、大いに関係があります。
なぜなら、片付けられない人は、「安い」とか「限定」という言葉につられて、今必要としていないものまで買い込む傾向があるからです。
それでものがたまりやすくなるんです。
ですから、ものを買う時の基準も自分なりに決めるといいですね。そして、本当に必要で、欲しいと思うものだけを買うようにしてみましょう。
3.ものを置く場所を決める
収納する場所が出来たら、それぞれのものがあるべき場所に治まるようにしましょう。
片付けが苦手な人は、リビングにそのまま衣類が放置されていたり、寝室に本やDVDなどが置いてあったりと、本来そこにないはずのものが散乱していることが多いものです。
衣類はクローゼット、化粧品は洗面所、洗濯物は洗濯ものかごに入れるなど、どこに置くべきなのか、収納場所を決めるようにします。
4.使ったら元に戻すを徹底する
どこに何を置くべきか、ということが決まったら、「使ったら戻す」を徹底するようにしましょう。
部屋が片付かない人は、「ちょっとくらい大丈夫」という気持ちで、すぐに使ったものをその辺に置いてしまいます。それが散らかる原因になるので、必ず元に戻すようにしましょう。
5.その日のうちに片付ける
仕事から疲れて帰ってきて部屋の片付けなんて面倒、と思うかもしれません。しかし、その意識がある限り、何度片付けてもリバウンドします。
毎日片付けていれば部屋は散らからないのです。
- 洗濯物を取り込んだらすぐにたたむ
- いらないダイレクトメールはすぐに捨てる
- 食べたものゴミなどはすぐに袋に入れて所定の場所に置く
など、「その日の散らかりをそのままにしておかない」ということを徹底してみましょう。
6.作業は少しずつやる
片付けが苦手な人がいきなり一度に部屋をキレイにしようとすると挫折しやすくなります。何年もかけてその状況を作ってきたのですから、いきなりすべて片付けようとするのは無理があるのです。
ですから、今月は衣類を少しずつ整理していこう、来月は本や雑誌を整理しようなど、順番に作業していきましょう。
そして、キレイにしたところは自分の決めたルールに従って収納し、出したらしまう、を徹底します。
そして、キレイになったところをしっかりと眺めてみてください。散らかっていた時よりも、スッキリして気持ちがいいはずです。
その気持ちよさがクセになれば、片付けることも苦にならなくなるでしょう。
部屋は心を移す鏡だと思って!
部屋が散らかり放題の時は、心が疲れていたり、荒んでいるようなこともあります。そして、片付けることさえ億劫になってしまい、何もする気が起きないなんてことになると、さらに根深い心の問題が隠れていることすらあるのです。
でも、片付けに着手できるうちはまだ心が回復する元気を持っているということ。部屋を見渡してみて、ちょっとこれはまずいかなと思ったら、早速次のお休みはお掃除デーにしてみてはいかがでしょうか。
散らかっている部屋がどんどん片付いていくのは気持ちがいいものです。その分、心も晴れやかになっていくはず。片付けは訓練ですから、やれば誰でも出来ます。習慣づけることが何より大事です。
部屋は自分の心を移す鏡だと思って、片付けへの苦手意識を克服し、楽しんで片付けが出来るようになるといいですね。