フローリングは木材ですから、何もせずに放っておくと段々ツヤがなくなってきてしまいます。
水に弱い木材であるフローリングの美しさを保ち、ツヤの良い状態にするにはどのようなお手入れ方法があるのでしょうか。
普段の掃除の仕方やワックスがけのコツなどをご紹介します。
目次
フローリングには種類がある
フローリングはどれも同じではありません。種類が色々あるのです。
種類によってお手入れ方法が違う場合があるので、まずは家のフローリングがどの種類なのかを知ることから始めましょう。
無垢材のフローリング
◆硬めの素材
- ナラ
- ブナ
- オーク
◆柔らかめの素材
- スギ
- ヒノキ
などがあります。
単層で使うことが多く、天然素材なので湿度や温度によって伸縮することがあります。
足への辺りが柔らかく、時間が経つごとに風合いが変化していくのも楽しみの一つです。
無垢材といってもそのままで使うことは少なく、何らかの塗装をしている場合が多いです。
一般的には、
- 自然塗装(天然の塗装剤)
- ウレタン塗装
が使われています。
合板(複合)フローリング
単層を重ねて作るフローリングなので、収縮や反りが出にくいというメリットがあります。
床暖房の機能や遮音機能などもつけることが出来る上にデザイン性も豊富なので、最もよく使われているフローリングです。
普段のお掃除はどうする?フローリングのお手入れ
毎日のお掃除のときは、どのように手入れをすれば良いのでしょうか。
基本的には乾拭きでOKです。
ホウキや掃除機でホコリを取り除き、フローリング用のモップで乾拭きします。
ウェットタイプのモップは床の素材と合わない場合もあるので、使用法をよく読んでから使ってください。
スキマのゴミもとる
板と板の間に、お菓子のクズだとか砂など細かいゴミが入り込んでしまうことがあります。
そんな時は、サッシ様のブラシで軽く書き出してから、掃除気で吸い取ると良いでしょう。
油汚れはすぐに拭き取る
食べ物をこぼしたときなど、汚れがついたらすぐに拭き取るのが基本です。
特に油分を含んだものはシミになりやすいので、固く絞った雑巾で叩くようにしてキレイに落としてください。
また、ジュースなどをこぼしたときも早めに吸い取りましょう。
暖房の熱が当たらないように
フローリングは熱や乾燥に弱いです。
特に天然素材は変形の元になるので、暖房器具の熱が直接当たらないように気をつけてください。
変色を防ぐために
直射日光が当たると日焼けをして変色してしまうことがあるので、フローリングの美しさが損なわれてしまいます。
レースのカーテンなどを引いておき、直射日光を避けるようにしてください。
ワックスがけはどうする?
ワックスはそんなに頻繁にかけなくても大丈夫です。
半年に1回くらいかけると美しさが長持ちします。
ワックスにも種類がある
ワックスにも種類があるので、これも素材に合わせて選ぶ必要があります。
- 水性ワックス:無塗装のもの、白木
- 油性ワックス:オイルステン仕上げのもの
- 水性樹脂ワックス:塗装した床
一般の住宅の床には、水性樹脂ワックスを使うことが多いです。
正しいワックスがけのやり方
ワックスがけにも一応正しい方法があります。
お天気の良い日を選んで、窓を開けて風通しを良くしてください。
また、
- 床が冷たい時
- 雨が降っている日
- 湿度が高い日
は乾きにくくなるので、避けた方がいいでしょう。
ということは、真冬や梅雨の時期を避け、春秋のお天気の良い日に行うのがおすすめです。
◆ワックスがけの手順
- 表面のごみ、ホコリを取り除く
- 目立つ汚れがあれば中性洗剤を使って落とす
- 水拭きをして全体の汚れを拭き取る
- 完全に乾かす
- 綺麗な雑巾にワックスを含ませてから木目に沿ってムラなく塗る
- 完全に乾かす
汚れが残っているとワックスが乗りにくいので、キレイに落としてから塗るようにします。
- よく歩く場所
- 窓の近く
などは丁寧に重ね塗りしておくと良いでしょう。