「自動車保険の事故受付は24時間365日!」
この言葉をよくテレビCMなどでよく目にしますが、実際に事故に遭ってしまったら何とも頼もしいことですよね。
でも、この「24時間365日」って、実際どこまで対応してくれるものなんでしょうか?そこには、保険会社ごとに異なる、知らないと困る「違い」があったんです。
目次
事故対応は自動車保険を決める際の重要なポイント
事故対応、特に「事故の初期対応」は重要なポイントです。
事故に遭った、起こした本人は気持ちが高ぶっています。もしかしたら冷静な判断ができないかもしれません。そう言ったときに、電話の向こう側にいる保険会社の対応ひとつで、相手に与える印象も変わるでしょうし、その後の交渉の行方も変わってくる可能性があります。
そうなると、自動車保険は保険料だけでなく、初期対応をしっかりとしてくれる保険会社を選ぶことが重要なポイントになってきます。
「24時間365日事故受付」と「24時間365日事故対応」の違い
一見すると、どれも同じような内容に見えるのですが、実はここには大きな差があります。
保険会社は、平日の夜でも土日でも事故受付センターと言われるコールセンターが事故の受付をしてくれます。これがいわゆる24時間365日「受付」です。
しかし、実際に深夜や休日などに事故を起こしたとき、保険会社は事故の受付はしてくれても、実際に事故担当者と連絡が取れたり相手方と交渉をしてくれるのは次の日だったり、週明けだったりします。
それに対して、土日でも深夜でも、事故受付だけでなく相手方への連絡やロードサービスの手配など、初期対応まで行ってくれるものが24時間365日「対応」です。
代理店にも通販型にも「24時間365日対応」はある
「代理店で自動車保険に加入したから安心」とか「通販型だから事故対応が心配」とか、今では事故対応などに特に大きな差はありません。
ただし、代理店と通販型のメリット・デメリットを十分に検討する必要はあります。特に通販型は契約手続きがネットで完結する場合が多いので、補償内容などには十分に気をつける必要があります。
そして、代理店にも通販型にも「24時間365日対応」の自動車保険を扱う保険会社はありますので、補償内容と一緒に、こう言ったサービスも比較して自動車保険を検討するといいでしょう。
事故対応には「時間制限」がある会社もある
保険会社によっては、24時間365日受付でも対応は24時間ではないところもあります。
例えば通販型でソニー損保の場合、夜8時(20時)までであれば当日の事故対応も可能ですが、その時間を過ぎれば後日の対応となってしまいます。
セコム損保は24時間365日、事故があればセコムの緊急対処員が警察への対応やレッカーの手配などの初期対応をしてくれますが、具体的な事故対応に関しては後日の対応となります。
代理店では富士火災が24時間365日事故対応をしてくれます。電話の向こうに富士火災の職員がいつでも対応してくれると言うのは安心ですね。
このように、3つ挙げただけでも3社それぞれに特長がありますので、できるだけ多くの見積もりを取って比較検討することが需要なポイントとなります。
最後に
いかがですか?自動車保険は補償内容や保険料だけではなく、事故後の初期対応はどうかも検討材料に入れるようにしましょう。
自動車保険が力を発揮するときは、事故に遭ったり、事故を起こしたときです。このような、いわゆる「極限状態」のとき、しかも深夜や土日祝日にもしっかりと対応してくれる保険会社を選ぶと、万が一の時に本当の意味であなたを守ってくれるはずです。