乳がんは女性にとってもっとも心配ながんのひとつです。その乳がんの治療費についてまとめています。
目次
乳がんの治療費
乳がんは人ぞれぞれ、状態と発症部分などによって治療方法は異なります。大まかにはなりますが、その治療方法と費用をまとめてみたいと思います。
乳がんの治療方法とその費用
乳がんの治療費は、人それぞれ状態や治療内容によって異なります。そこで、治療法ごとに大まかな費用をまとめてみます。
※以下データは日本乳癌学会の記事より引用させていただきました。
入院と手術
【入院7日間・センチネルリンパ節生検・温存手術郭清なしの場合】
総額約75万円
実際に支払う金額:23万円(健康保険適用で3割負担)
【入院14日間・乳房切除術・腋窩リンパ節郭清ありの場合】
総額約100万円
実際に支払う金額:30万円(健康保険適用で3割負担)
放射線治療
【温存手術後25回照射の場合】
総額約47~70万円
実際に支払う金額:14~21万円(健康保険適用で3割負担)
ホルモン療法(内分泌療法)<閉経前>
【LH-RHアゴニスト製剤・皮下注射(リュープリン12週ごと2年間の場合)】
総額約67万円
実際に支払う金額:20万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ2.3万円
【LH-RHアゴニスト製剤・皮下注射(ゾラデックス4週ごと2年間の場合)】
総額およそ110万円
実際に支払う金額:33万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ1.2万円
ホルモン療法(内分泌療法)<閉経前・後>
【抗エストロゲン薬・飲み薬(ノルバデックス1年間内服の場合)】
総額約14万円
実際に支払う金額:4.2万円(健康保険適用で3割負担)
ホルモン療法(内分泌療法)<閉経後>
【アロマターゼ阻害薬・飲み薬(アリミデックス1年間内服の場合)】
総額約22万円
実際に支払う金額:6.5万円(健康保険適用で3割負担)
化学療法(抗がん剤治療)<身長160cm,体重50kgの方の場合>
【AC療法(3週ごと4回)】
総額約13万円
実際に支払う金額:4万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ1万円
【TC療法(3週ごと4回)】
総額およそ47万円
実際に支払う金額:14万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ3.5万円
【FEC療法(3週ごと6回)】
総額およそ53万円
実際に支払う金額:16万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ2.6万円
【3週毎ドセタキセル(3週ごと4回)】
総額およそ47万円
実際に支払う金額:14万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ3.5万円
【毎週パクリタキセル(毎週12回)】
総額およそ68万円
実際に支払う金額:20万円(健康保険適用で3割負担)、1回の支払い:およそ1.6万円
※化学療法はいくつかの抗がん剤を組み合わせて行い、その投与量は体重と身長から計算される体表面積によって異なります。上記治療費には,吐き気止め薬剤や外来化学療法料などの諸費用を1万円として加算してあります。
分子標的治療<体重50kgの方の場合>
【3週毎トラスツズマブ(3週ごと18回)】
総額およそ216万円
実際に支払う金額:65万円(健康保険適用で3割負担)、初回の支払い4.7万円 2回目以降3.5万円
※投与量は体重によって算出されます。初回は、2回目以降より投与量が多くなります。また施設によっては、副作用の出方などを確認するために入院して行うこともあります。この場合、3日ぐらいの入院費が別にかかります。
治療方法は人それぞれ
先にも述べましたが、乳がんの治療方法は人それぞれです。発見したときの状態や発症部分、年齢や体の状態などによって治療方法は変わってきます。
自分に最も合う治療方法に辿り着くまで、焦らずに色々な医療機関や医師に相談して治療方針を決めることをお勧めします。
また、健康保険が適用される治療法であれば高額療養費制度なども利用できますので、しっかりと確認をしておきましょう。
あなたの加入している保険は、その治療内容に対応していますか?
がんの治療にはお金がかかります。
その治療費の負担を軽くしてくれるもののひとつが生命保険です。その中でも医療保険やがん保険、特定疾病保険などは上手に加入していれば、金銭的にあなたの大きな助けとなる可能性があります。
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