子供に勉強させるのに、子供部屋がいいのか、リビングがいいのか、迷うところです。よく、リビングで勉強をさせると頭が良くなるなどといいますが、それは本当なのでしょうか。
それぞれにメリット、デメリットがありますので、お子さんに合った方法を見つけることが大切です。
目次
子供部屋で勉強することのメリット、デメリット
自分で勉強する習慣ができている子供は、子供部屋で一人で勉強した方が、集中しやすいでしょう。
しかし、自分で自分をコントロールできない年齢ですと、親の目が届かないことで、つい遊んでしまう場合が多いです。
集中しやすいのがメリット
キッチンの音、リビングのテレビの音などが聞こえないので、勉強に集中しやすいです。
また、その子にあった机、椅子を用意できるので、正しい姿勢で勉強ができます。正しい姿勢で勉強ができると、疲れにくく、集中力も続きます。
親がうるさく声をかけることもないので、静かな環境の方が落ち着くという子は、子供部屋の方が勉強がはかどるでしょう。
誘惑に負けやすいのがデメリット
誰の目もないので、つい遊んでしまいがち。近くにゲームや漫画があると、ちょっと休憩のつもりが、だらだらと遊んでしまうということも。
誘惑に負けやすい子供は、遊んでしまいそうなものを手元に置かないのがコツです。
たまに、「おやつでも食べる?」と声をかけつつ、それとなく声をかけてみるといいでしょう。
リビングで勉強することのメリット、デメリット
勉強ができる子はリビングで勉強しているという話はよく聞きます。家族が近くにいる安心感もありますし、わからないところがあった時に聞きやすいので、一人で悩む時間も少なくなるでしょう。
親の目が届きやすいのがメリット
ちゃんとやっているかな?わからないところでつまづいていないかな?そんな風に、親がそれとなく目をかけてあげることができます。
困っているようなら、「どこかわからないところがあるの?」と声をかけてあげるだけでも、子供は安心しますよね。
また、親の目があれば、サボって漫画を読むなど遊ぶのは難しいです。遊んでしまいがちな子は、リビングで勉強した方がはかどるかもしれません。
集中しづらいのがデメリット
リビングにいると、どうしても生活音が気になります。キッチンで料理をしている音などがうるさく感じてしまうと、勉強に集中しづらいでしょう。
テレビの音も小さくして欲しいですね。リビングで勉強させたいなら、子供が集中している間は静かにしてあげるなど、家族みんなが協力することが大切です。
また、リビングでやるとなると、ダイニングの椅子に座ってやることになると思います。子供の身長にあっていない家具だと、勉強がしづらいかもしれません。
そんな時は、小さな机と椅子でも構わないので、リビングの片隅に子供用のものを用意してあげてもいいでしょう。
親がしっかり関わり合い、その子に合った方法を考えることが大事!
子供部屋がいいか、リビングがいいか、一概に言うことはできません。その子の性格にもよりますし、勉強の方法にも違いがあるからです。
小学校の高学年くらいになれば、勉強をする習慣のできている子は、勉強部屋でやりたいと思うかもしれないですが、低学年だとまだ一人で勉強を進めていくのは難しいと思います。小さいうちはまずリビングで勉強の習慣をつけ、それから自分の部屋でやるようにしていってもいいでしょう。
もし両方の環境を準備できるなら、どちらもやってみて、より勉強しやすい環境はどちらか、見てみるといいですね。
もしくは、勉強の内容によって、場所を変えるのもおすすめです。長文を読んだり、理解しなければいけないような時は静かにできる子供部屋で、音読や漢字の書き取りなど雑音があってもできる勉強はリビングで、というように使い分けてもいいでしょう。