シクラメンの豆知識〜種類や花言葉などもっと知りたいシクラメンの魅力

シクラメンが花屋の店先に並びだすと、もうすぐクリスマスだなあという気分になりますよね。最近では種類も増えてきて、様々な色や形で私たちの目を楽しませてくれます。

12月は特に、ポインセチアと並んで人気のある花ですね。今回は、そんなシクラメンについての知っておくとちょっと得した気分になる豆知識をご紹介します。

シクラメンの基本的な育て方についてはこちらの記事をご覧ください。>>『シクラメンの鉢植えの上手な育て方〜冬中シクラメンを楽しむ方法』

シクラメンてどんな花?

シクラメン

シクラメンは元々日本にあった花ではなく、近代に入ってから、明治時代に伝わってきました。シクラメンは高温多湿な日本にはあまり適した花ではなかったので、栽培するのは大変だったようです。

別名・豚のまんじゅう?

シクラメンは英語で「sow bread」といいます。意味はなんと「豚のまんじゅう(雌豚のパン)」。これは野生の豚がシクラメンの球根を食べたことからついた名前だそうですが、日本にシクラメンが伝わった当時は、「ブタノマンジュウ」という和名がついていたんですよ。ちなみにbreadがまんじゅうになったのは、当時日本ではパンという言葉が普及していなかったからだそうです。

さすがに今この名前で呼ぶことはなくなりましたが、いくらなんでももう少し可愛らしい名前はなかったのでしょうか。

・・・と思ったら、ありましたよ。別名があって「篝火花(かがりびばな)」という名前もあるんです。これは、シクラメンの燃え盛るような花の形からつけられたそうです。

他にも西洋では、シクラメンの根をほぐして思いを寄せる相手に飲ませると、こちらに振り向いてくれるという迷信(?)があり、

  • 修道女の花
  • 病気を治す花
  • 魔力を封じる花
  • 聖母の心臓

などの別名もあります。

シクラメンの語源

シクラメンという名はギリシャ語の「kiklos(キクロス)」という円やらせんを意味する言葉が語源とされています。球根が丸い形をしているからだそうです。

また、「サイクル」という言葉が語源だという説もあります。サイクルはくるくる回ること。これは、シクラメンのつぼみが上がってくる時に茎がくるくるしているからとか、丸い塊茎(かいけい=球根)がついているからだとか、諸説あります。

日本でも「シクラメン」の名前が主流になりました。そのままブタノマンジュウが根付いていたら、なんとなくクリスマスの華やかなイメージとはかけ離れていたかもしれませんね。

シクラメンの品種

シクラメン

品種改良も進み、様々な花の色や形が出てきましたね。花屋さんには色とりどりのシクラメンが並び、どれにしようか、本当に目移りしてしまいます。

色や形が豊富

シクラメンには

  • 単色系:赤、白、ピンクなど。1色だけの花。
  • 複色:2色以上の花の色があるもの。
  • 覆輪(ふくりん):花弁に縁取りがあるもの

などの、色の違いがあります。また、形にも様々あって、花びらがギザギザしているものや花弁全体に細い筋の模様が入ったものなどがあります。代表的なものを3つ紹介しましょう。

◆ビクトリア
花弁の縁に細かい切れ込みがあるフリンジ咲きの華やかな品種。ウェーブ系、フリンジ系の代表品種です。今ある八重咲き品種の元になったといわれています。

◆パピヨン
赤と白の覆輪系品種。花びらの中心が赤で、周りが白なので、まるで蝶が飛んでいるかのようなかわいらしい花弁です。

◆ガーデンシクラメン
耐寒性に優れた改良種で、外でも元気に育つシクラメンです。初めての人は外に出しておいても大丈夫なこの品種がいいかもしれません。

香りつきの品種もふえてきました

シクラメンの原種は香りのない花です。それも品種改良によって、香りも楽しめるシクラメンが増えてきました。

  • 孤高の香り(紫)
  • 麗しの香り(ピンク)
  • 香りの舞い(濃紫)
  • 天女の舞い(サーモンピンク)
  • 絹の舞い(白)
  • みやびの舞い(赤紫)

これらは埼玉県がバイオテクノロジーを駆使して、世界で初めて園芸種に野生の香りをミックスさせた作り出したシクラメンです。

どれも素敵なネーミングで、ぜひ実際の香りを嗅いでみたいと思いませんか?

シクラメンの色別の花言葉

シクラメン

  • 赤:嫉妬
  • 白:清純
  • ピンク:憧れ 内気 はにかみ

赤はシクラメンを代表する花色ですが、赤い花びらが炎を連想させることから、燃え上がるような「嫉妬」という言葉が当てられたそうです。

「清純」は白い花によく使われる花言葉ですが、シクラメンには元々白い色の花はなかったそうです。品種改良によって作り出された色なので、赤に比べると歴史が浅いんですね。

ピンクの「はにかみ」に関しては、花が下を向いている様子からこのような花言葉になったといわれています。贈り物にするなら、白かピンクがいいでしょうか。男性で花言葉に詳しい人は少ないかもしれませんが、うっかり赤いシクラメンを贈って誤解を招かないように気をつけて下さい。

また、逆に贈られたからといって深読みしないように。おそらく男性にそんな深い意図はないでしょう。

花言葉はさておき、冬の色のない季節に赤いシクラメンは部屋の中を明るくし、華やかな気分にしてくれますよね。クリスマスくらいは細かいことを考えずに純粋にお花を楽しんだらいいと思います。

他にも、

  • 遠慮がちな期待
  • 退職と別れの言葉
  • 愛情
  • 思いやり
  • 緻密な判断

などの花言葉があります。

お見舞いにはダメ

シクラメンの名前が「死」と「苦」につながることと、赤い色が血をイメージさせるとしてお見舞い用の花としてはあまり適していないようです。

花言葉と違って、こういう縁起に関することは気にする方もいらっしゃると思います。入院が長引いていればなおさらです。

また、入院はしていなくても相手の状況によっては適していないかもしれませんね。病気で自宅療養中の方にも、贈答品としては遠慮しておいた方がいいでしょう。

見舞う相手がよほどのシクラメン好きでもない限り、いくら季節がクリスマスでもお見舞いにシクラメンはやめておいた方が無難です。

クリスマスならではシクラメンを楽しんで!

部屋の中に花があるとやっぱり気分が明るくなります。シクラメンは特に華やかな色が多いので、寒い冬に心を温めてくれますし、クリスマスだなあと季節を感じることも出来ます。

大きさも小さいものから大きいものまで色々あるので、小さい鉢を色違いで並べてもいいですし、玄関に大きな鉢を置いても素敵ですね。毎日帰ってきたら、華やかなシクラメンが疲れを癒してくれますよ。

ライター紹介

奈南有花アロマテラピーインストラクター&フリーライター

投稿者プロフィール

アロマセラピストスクールメディカルアロマ講師兼副学長
2012年まで社会保険庁(日本年金機構)にて年金関連業務に携わり、「消えた年金問題」などで大変忙しい時期を過ごす。その時の経験も活かし、年金・社会保険については「真実」の情報発信をしている。
また肌の弱かった長女のために様々な自然療法を試すうちにアロマテラピーにたどり着き、独学で勉強を始め、2010年にはアロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターの資格を取得する。 現在、多方面の経験を生かした記事を書く「webライター」としても活躍中。
【専門分野】社会保険・年金の仕組み、手続等。アロマテラピー全般。美容・健康・食について

関連記事